映画『男はつらいよ』でお馴染みの、車寅次郎の通称は“フーテンの寅さん”ですが、その“フーテン”が何語なのか、又正式な意味は?
“フーテン”は、もともとは「瘋癲(ふうてん)」という漢字がある、立派な日本語で、
1) 精神の状態が正常でないこと。また、その人。
2) 通常の社会生活からはみ出して、ぶらぶらと日を送っている人。
を指しました。(Goo辞書)
しかし学生運動が活発だった1967年の夏に、長髪にラッパズボン、更に妙なデザインのサングラスといった格好で新宿東口などに集まり、定職にも就かずブラブラしている無気力な若者集団をフーテン族と呼ぶようになりました。
このように、元々は「瘋癲」という漢字だったのが、丁度この頃にアメリカで流行り出した“ヒッピー”に近いイメージから、カタカナ表記の“フーテン”が使われ出したようです。
また、1968年には“フーテンの寅さん”でお馴染みの「男はつらいよ」がTVドラマでスタートしたこともあり、“フーテン”というカタカナ表示が一般化したようです。
尚、ヒップホップの楽曲を中心とした“フーテン”という名のバンドがあるようです。(まさ)
(この項は、五木寛之著「サンカの民と被差別の世界」<ちくま文庫>や、Goo辞書、WIKIPEDIAなどを参考にさせていただきました)
“フーテン”は、もともとは「瘋癲(ふうてん)」という漢字がある、立派な日本語で、
1) 精神の状態が正常でないこと。また、その人。
2) 通常の社会生活からはみ出して、ぶらぶらと日を送っている人。
を指しました。(Goo辞書)
しかし学生運動が活発だった1967年の夏に、長髪にラッパズボン、更に妙なデザインのサングラスといった格好で新宿東口などに集まり、定職にも就かずブラブラしている無気力な若者集団をフーテン族と呼ぶようになりました。
このように、元々は「瘋癲」という漢字だったのが、丁度この頃にアメリカで流行り出した“ヒッピー”に近いイメージから、カタカナ表記の“フーテン”が使われ出したようです。
また、1968年には“フーテンの寅さん”でお馴染みの「男はつらいよ」がTVドラマでスタートしたこともあり、“フーテン”というカタカナ表示が一般化したようです。
尚、ヒップホップの楽曲を中心とした“フーテン”という名のバンドがあるようです。(まさ)
(この項は、五木寛之著「サンカの民と被差別の世界」<ちくま文庫>や、Goo辞書、WIKIPEDIAなどを参考にさせていただきました)