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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

面白い語源の言葉  その② ~「一か八か」「四の五の言わず」「NEWS」~

2018年04月28日 19時41分27秒 | 面白い言葉や語源など
 昨日の靴下と凧あげに引き続き語源の話題です。語源を改めて調べてみると、「あっ、そうか!」と今更ながら気付かされることがあります。そんな中から、取りあえず3つほどを紹介します。

(1)一か八か
運を天に任せて、勝負に出る時に使いますが、この語源は博打(ばくち)の用語で、漢字の「丁」と「半」の上の部分を取ったものです。
(因みに「丁」は偶数、「半」は奇数を意味します)

(2)四の五の言わず
煮え切らない態度を 「四の五の言う」 と言います。普通は,そういう態度を叱りつける側の言い方として, 「四の五の言わずに」 速くやれ,になります。

 この語源には 2 つの説があるようです。

①言い訳みたいなことを 〈四つも五つも〉 並べ立てることから, 「四の五の言うな」 となりました。別に,四つとか五つという明確な回数をいっているわけではなく,とにかく,いろんな言い訳じみたことをいくつも言うなということです。

②もう一つは(1)と同じく博打由来です。
サイコロ賭博で,「丁」 「半」 を賭けさせるわけですが,壺振りが,壺の中でサイコロを振って,パンッと壺を叩きつけ、賭場の取り仕切り役が, 「さあ、丁か半か」 と客にどちらに賭けるかを促します。

こういう時に,「丁」 か 「半」 か,なかなか決めきれないで,いつまでも迷ってしまう客がいたりすると, 「さあさあ,いつまでも四の五の言わずに,速いとこ張った、張った」 というような調子で催促します。

「四の五の」 で 「丁か半か」 と言っているわけですが、それなら, 「二の三の」 でも, 「一の二の」 でも 「三の四の」 でも 「五の六の」 でも,言い方はいろいろあるわけですが、数が連続しているところで, [し] [ご] と二つとも 1 音 (おん) になるのが 「四」 「五」 のところだけだったので,そこが使われたのでしょう。

(3)NEWS
私は、以前にどこかで聞いた、“方角をあらわす「北、東、西、南」のそれぞれを意味する英語「North、East、West、South」の頭文字”だという意味だと思っていたのですが、この説には言語学的な根拠がなくて、正しくはNEWを複数形化した言葉で、“(複数の)新しいこと”という意味のようです。

やはり、「語源」を正しく知った上で、使いたいですね。(まさ)

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