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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

言葉の語源など その(153)  ~奥ゆかしい~ 

2025年03月19日 19時26分11秒 | 面白い言葉や語源など
(寒の戻りが厳しいですね、あすはお彼岸とのことで四天王寺にもお参りしたいのですが、少し延期です。)

「奥ゆかしい」という言葉には、 “深みと品位があって、心がひかれる。深い心遣いが感じられて慕わしい。こまやかな心配りがみえて、ひきつけられる”という意味と、もうひとつ“心がひかれて、もっと見たい、聞きたい、知りたいと思う”という意味があります。

(前者)
 平安時代の文学を代表する『源氏物語』の中の「なかなかなまめかしう おくゆかしう 思ひやられ給(たま)ふ<賢木>」という一文がありますし、現代でも、「奥ゆかしいところがある人」といった使い方をします

(後者)
 平安時代の歴史物語『大鏡』に登場する「いつしか聞かまほしく、おくゆかしき心地するに(序)」という一文。「もっとよく知りたいと思う」の意味で使われています。

 「ゆく」とは「行く」、これが形容詞形となったのが「ゆかし(行かし)」。つまり「ゆかし=行きたい」ということで、「奥ゆかしい」は一言でいえば“奥まで行きたい”ということであり、「心がひかれて、その先が、知りたい、見たい、聞きたい」、「奥の方へ心が誘われる」という気持ちを表現する言葉なのです。

「奥ゆかしい」という言葉には、見えない奥に深みを感じて心ひかれる、日本人の感性がよく表れています。(まさ)

※ この項は<世田谷自然食品>お参照させていただきました

<昨夜の夕食>

湯豆腐(明日はお彼岸と言うのにまだまだ続きそうです)/手羽中/メカブ

手羽中 生協購入品のピリ辛手羽中をレンチンです
メカブ シラスの釜揚げをトッピング


〆は野菜たっぷりの皿うどん



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