老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ツツジの葛城山へ  その② ~ハイキングコースでの下山と、見掛けた植物など~

2019年05月17日 21時37分18秒 | 旅行/色々な風景
 「自然つつじ園」を出たのがまだ10時半頃でしたが、朝が早かったのと葛城山頂での歩きなどでお腹が減っており、近くの白樺食道という所に寄ってカツカレーとビールの定番の昼食を摂りました。

 先日、葛城山などの山歩きに詳しい先輩に相談した時に、夫婦の年齢とツレアイの状態を心配して頂いて、往復共にロープウェイの利用を進められ、ロープウェイは往復乗車券を購入していたのですが、昼食に思わずビールを飲んでしまったので直ぐに運転が難しい事に気付いたのと、先般の信貴山や生駒山行きでツレアイの脚の具合もある程度判ったつもりで、この先輩のアドバイスに反して、ロープウェイ山上駅近くから「櫛羅(くじら)の滝コース」というハイキングコースでの下山を選びました。

 最初は新緑に包まれた快適なハイキングコースで、途中にも心が和むような穏やかな杉林などもありましたが、全般的には昨年の台風の影響で階段の多いこのコースはすっかり荒れていて、階段の土砂は洗い流されている所が多くて、おまけに昨夜の雨で滑り易くなっており、狭い道の両端の滑りにくい所を選んでのヨチヨチ歩きの状態を続けることが多かったです。

 しかも、ロープウェイの高低差約560mを一気に下るので、想像以上に階段の段差は厳しくて、膝への衝撃は大きくて、ツレアイは途中からは横向きになって階段を降りるような状態になりましたが、登り降りともにハイキング姿の人が多く、色々と声掛け合いをして励まされたお陰か、何とか最後まで歩き通せました。

 山頂やこのコースで色々な植物に出会いましたが、私が今までは他では余り見かける機会がなく、希少種のように思っていたマムシグサ(サトイモ科)があちこちに自生しているには驚きました。
また、淀川河川敷ではお目にかからない、ニワトコ(スイカズラ科)やトウダイグサ(トウダイグサ科)、更にシロクサカキオドシ(シソ科)やケシ科のカラクサケマンやキセマンなどの花にも出会えました。


 また、往復共ロープウェイを利用のつもりで往復乗車券を購入していましたので、使用しなかった帰路の分は登山口駅で払い戻しを受けました。
手数料を差し引かれて、払い戻し金額は随分と少なくなりましたが、二人共が無事に歩いて降りれたことへの達成感と比べると僅かな支出ということでしょう。(まさ)

<櫛羅の滝コース・下り>

最初は気分ルンルンの櫛羅の滝コース

木造りの階段もこの辺では完璧でした

段々と階段中央部の土砂が無くなり、道は障害物レースのようになり、路肩を歩くことが多くなりました

所々にある橋も板が古くなり、恐る恐る渡ました

このような階段(?)が多いです

ここはまだ少しましですが、段差は大きいです

時にはこのようにホットする所もあります

杉林の中の穏やかな道。杉林の中のシダが大きな癒しでした

坂道になると、道の真ん中が抉れてV字型になっています

酷い所では、大きな石が剥き出しに

更に酷い所ではこのような状態で進めずに、大きく迂回です

ロープウェイの真下です。

<山頂並びに下山途中で見かけた植物>

マムシソウ(サトイモ科)

同上

カラクサケマン(ケシ科)

シロバナカキオドシ(シソ科)

同上 アップ

ニワトコ(スイカズラ科)

トウダイグサ(トウダイグサ科)

キケマン(ケシ科)

所々で目にするカツラの新緑は一際鮮やかです

これは、ガの仲間のアオシャクが羽化した所でしょうか?

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