(いよいよ大阪でも梅雨入り。暫くは鬱陶しい天気に付き合いましょう。)
昨日PC作業をしながらTVを掛けていると、確かニュース番組だったと思うのですが、その昔原子爆弾開発を主導したオッペンハイマーが、日本の被爆者と面談したことがあるとのニュースの中で、その会談の通訳をしたとかいう人がその時の様子を話していたのですが、その中で「オッペンハイマーが被爆者を前に<涙をボウダした>」と言われているのを耳にしました。
その時は、涙をボロボロ流したということを言い間違えたのかなぁという軽い気持ちで聞いていたのですが、どうも“ボウダ”という言葉が気になり、調べてみました。
全く知らなかったのですが、「滂沱(ボウダ)」という言葉がありました。
<goo辞書>によると、「滂沱(ボウダ)」とは、
1 雨の降りしきるさま。
2 涙がとめどもなく流れ出るさま。
3 汗・水などが激しく流れ落ちるさま。
という説明があり、日常生活で「滂沱の涙を流す」という言い回し以外の表現はあまり見受けられません。
尚、「滂沱の涙」については、「滂沱」という言葉自体に「涙を流す」という意味があるので、「滂沱の涙」は重語になり誤用だという説もあるようですが、完全な誤用とは言えないようです。
また、この「滂沱」については、尾崎紅葉の「金色夜叉」では「はらはら」と読ませているようですし、汗が流れ落ちる様を表す「流汗滂沱」という、熟語もあるようです。
尚、今日は歯医者の治療を受け、余り固いものは控えるようにとのことだったので、何を食べよかと天満市場に寄ってみると美味しそうなタイの刺身が格安で買えましたので、近くのウナギ専門店で鰻巻きを張り込み、久しぶりに和食コースの豪華な夕食になりました。(まさ)
今日の夕食
鰻巻き
タイの刺身