老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

こんなG20なら要りません

2019年05月11日 20時10分02秒 | その他
(丹波や三田の綺麗な花だよりの予定を少し変更しました)

 私は日曜日ごとに、近くの淀川河川敷コートで仲間とテニスを楽しんでいますが、最近は昨年の台風による被害復旧のため、6月末まで赤川のテニスコートが使用禁止になっていて、近くにある使用可能な毛馬のテニスコートに申し込みが集中していて、コートの確保が難しくなっています。

 そんな中で、先日から始まった6月度のコートの予約抽選申し込みを見てビックリ。
何と、使用可能だった毛馬テニスコートについても、6月17(月)~30日(日)は使用禁止になっているのですが、テニスコートだけでなくこの毛馬地域にある野球場やサッカー場なども同期間中は使用禁止でした。

 窓口になっている、淀川河川公園管理センターに問い合わせると、“上からの指示”というだけで、はっきりとした説明は貰えませんでしたが、どうやらG20サミットに関する規制の一環とし、国交省からの指示によるもののようでした。

 G20サミットは、6月28/29日に大阪南港にある大阪国際見本市会場(インテックス大阪)で開催され、多くの国や機関から参加者が来られるようです。
大阪府民/市民の一人として、成功を祈りたい気持は持っていますが、下記のような大きな問題点もあり、手放しで歓迎できるものではありません。

◆府や市の上層部がこのG20の大阪での開催を、まるでこれで大阪が国際的に評価されたようなはしゃぎ方をしていることで、これは万博誘致の影に隠れるようにして、市民感情を無視してIRという名のカモフラージュをした博打場を呼び込むのに必死になっていることと表裏一体に見えることです。

◆もう一つは、G20が6月28/29日なのに、何と大阪市内の高速道路はその期間の前後1日ずつを加え、6月27日~30日の計4日間は、早朝から深夜まで大規模な通行止めを予定されているという事で、市内の交通は完全なマヒ状態が予定されています。


 要するに、華やかな面や、経済効果だけがメリットとして大々的に宣伝され、その陰で不便や悪影響を被る多くの府民や市民へのしわ寄せが過小評価されているという事です。

 このような状況下で、サミット会場から遠く離れた地区での、市民の健康維持・促進を阻害するようなグランドなどの使用禁止規制の必要性など、誰も理解できないでしょう。(まさ)