老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

新緑の信貴山と生駒山へ  その④  ~生駒 宝山寺~

2019年05月07日 20時51分24秒 | 旅行/色々な風景
 昔の遊園地の面影が残る生駒山上遊園地を楽しんだ後、生駒ケーブル山上線の梅屋敷で途中下車して、有名な宝山寺に寄りました。

 宝山寺(ほうざんじ)は、奈良県生駒市にある真言律宗大本山の寺院で、山号を生駒山(いこまさん)といい、生駒聖天(いこましょうてん)という呼び名が一般的です。


 伝承によれば斉明天皇元年(655年)に役行者が開いたとされる修験道場で、空海(弘法大師)も修行したということですが、その当時は都史陀山 大聖無動寺(としださん だいしょうむどうじ)という名であったといわれ、江戸時代の延宝6年(1678年)に湛海律師が再興し、歓喜天を祀ったのが、事実上の開山と言われています。

 江戸時代から、宝山寺は商売の神として大阪商人の信仰を集めましたが、その後近鉄の開通と共に多くの参拝客が来るようになり、かっては門前町辺りに沢山の料理旅館や土産物屋が軒を連ねていて、私達よりまだ年上のおじいさんには懐かしく想い出される人も多いという「宝山寺新地」というのもあったそうです。(まさ)

 追記:昨日のブログで触れるのを忘れていましたが、生駒ケーブルの宝山寺線は日本で最初の営業用ケーブルカーとして1918(大正5)年に開通したということです。


宝山寺 朝日宝塔

宝山寺 本堂。奥に見える岩山は般若崖と呼ばれています

奥の院の方に通じる門

石垣の間に植わっている花

多宝塔

同上

奥の院への道

同上

観音堂と般若崖

拝殿

惣門。梅屋敷駅で降りて途中から寺院に入ったので、惣門から出ることになりました。

総門から表参道へ

参道の門前町には昔からの遊郭風の旅館が点在しています。