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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

日本人は排便に関しては特殊な民族?

2023年10月24日 19時04分18秒 | その他

 現在スペイン旅行中の写真を整理中ですが、帰国して新たに思い起こしたことがあります。

 それは、「我が日本人は、温水洗浄便座なしには生活できない民族になっているのでは?」という事でした。

 「温水洗浄便座」などというややこしい名前を言いましたが、要するにウォシュレット或いはシャワートイレと称する、下から水やお湯が出てお尻を洗ってくれる便座です。
(ウォシュレットやシャワートイレと言う名は、ブランド名らしいので、敢えてややこしい名前を遣いました。)


 私事で恐縮ですが、私は毎日朝晩キチンと排便しますが、もう30年以上もこの種の便器を使っていて、排便後の清潔感が保たれているように思いますし、やや出にくい時には先にやや冷たい水をお尻に当てることで排便が催される時もあります。

 先日のスペイン旅行ではスペイン国内だけでなく、途中のカタールでもこの種便座は目にすることがありませんでした。(思い起こせば、今迄の海外旅行でも同じでしたが・・・)

 正直言って、10日以上もこの装置のない便座での排便は大変でした。

 何処でもトイレットペーパーが固くて、拭いてもお尻が綺麗に拭けていない気がし、遂に3日目以降は、朝の排便後にトイレットペーパーで拭いた後に、シャワー室に行ってお尻をシャワーで洗うという事になりました。

 私だけでなく、日本人の多くはもう温水洗浄便座なしでは生活できない状態になっているのではないかと心配する次第です。

 何れにせよ、トイレットペーパーの軟らかい品質と言い、トイレ専用の芳香剤など、日本人は排便という行為をいかに快適に行うかを、本当に大事にしている稀有な民族だという事を改めて気付かされました。(まさ)


カメムシのこと

2023年09月28日 19時01分27秒 | その他

(少し秋らしくなったと思ったものの、昨日から蒸し暑さがぶり返し、昨夜は数日振りにエアコンのお世話になりました。)

 今日洗濯物を取り込もうとしたときに、洗濯物にカメムシが付いていて、振り払いました。

 先日、スポーツジムのサウナで見ていたTVで、今年はカメムシが大繁殖しているというニュースを思い出しました。

 カメムシは人間に対しては、毒性などの害はないものの、樹液を吸う事で樹木や果樹が受ける被害は相当に大ききいらしく、精々気を付けましょう。

 そのTVで笑ったのが、刺激を受けた時に出す臭いのクササで有名ですが、何と“締め切った容器などに入れておくと、自分で出した悪臭の為に死ぬことがある”というレポートでした。

 何も自分が死ぬほどまでにクサイ臭いを出すこともなかろうに・・・


 サウナの話が出た序に、久しぶりに「オジンたちのサウナ談義」です。

*** 現代版「浮世風呂」 オジンたちのサウナ談議 その13***   
A:「最近、Sさんの顔見いへんなぁ」
B:「Sさんて誰や? 顔知ってても名前まで知らんもんなぁ」
A:「あの、いっつもプール行ってはった、元気や人やんか」
B:「あぁ、あの人か。そういえば顔見んけど、どこか悪なったんやろか」
A:「まぁ、そんなとこやろ・・・ この時間帯は高齢者ばかりで、暫く顔見んなぁと思ったら、来れんようになる人が結構多いからなぁ。この前はTさんがサウナの入り過ぎて、倒れはったし、お互い気ぃつけよなぁ」

(まさ)


キリスト教の十戒

2023年09月26日 19時04分45秒 | その他

(ここ2日は涼しくクーラーも無しに過ごせましたが、今日は少し暑さが戻り最高気温32℃とか。すんなりと秋に移行とはなりませんが、徐々に過ごしやすくなっています。
今日もテニスに顔を出しました、空は高く、秋の空でした。)


 昨日「十善戒」のことを書き込んでいる時に、「十戒」のことを思い出しました。

 といっても、教会には知人の結婚式か葬式又は海外での観光時以外では行ったこともない人間ですから、1958年に製作された映画「十戒」(監督:セシル・B・デミル、出演:チャールトン・ヘストン/ユル・ブリンナー/アン・バクスターなど)のことです。

 例の海が割れるシーンで有名な出エジプトの後にモーセがシナイ山にて、神より授かったとされるもので、モーセの十戒(The Ten Commandments:モーセのじっかい、或いは「モーセの十誡」とも)と言われているようです。

 その内容については、各宗派によって多少異なるようですが、正教会・聖公会・プロテスタント(ルーテル教会を除く)の場合は下記のようです。

・主が唯一の神であること
・偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止)
・神の名をみだりに唱えてはならないこと
・安息日を守ること
・父母を敬うこと
・殺人をしてはいけないこと(汝、殺す勿れ)
・姦淫をしてはいけないこと
・盗んではいけないこと(汝、盗む勿れ)
・隣人について偽証してはいけないこと
・隣人の家や財産をむさぼってはいけないこと

 昨日紹介した「十善戒」は既に出家した比丘を対象としたものであり、この「十戒」はキリスト教徒全般を対象としているという大きな違いもあり、ある程度重なる部分もありますが、内容的にはかなり違うようです。
即ち、「十戒」の方が、他の宗教との区別を前面に出しているように思えます。

 当時の夫々の宗教が置かれた環境の違いに拠るものでしょう。(まさ)


今日の秋空


十善戒(じゅうぜんかい)のこと

2023年09月25日 18時58分25秒 | その他

 今回の四国88カ所霊場巡りのツアーでは、日頃から宗教に疎いだけでなく臨済宗徒である私にはあまり聞きなれていない真言宗で良く行われている経典の勤行がありましたが、その中で気になったのが「十善戒」いうものでした。

 要するに、“してはならない”行為を書いてあり、ある程度はその内容が判るのですが、意味が判らない言葉もあり、帰宅後にWikipediaなどで改めて調べてみました。

 まず、「十善戒」は、比丘(ビク=出家し具足戒を守る男性の修行者。 ※女性の場合は比丘尼)を対象とした、仏教における十悪(十不善業道)を否定形にして、戒としたものということです。
 江戸時代後期の徳僧、慈雲尊者によって広く宣揚された。日本では真言宗系で重んじられるが、四国遍路の大衆化により宗派を問わず普及してきているということです。

 その具体的な内容は、

不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語・不悪口・不両舌・不慳貪・不瞋恚・不邪見というもので、無知な私は「不悪口」「不両舌」はそれぞれ言葉通りに悪口(わるくち)や二枚舌のこととおもっていましたし、「不邪見」については“邪険にする”という言葉と混同して、“冷たくて思いやりがなく、相手につらい仕打ちをしてはいけない”のだと思っていました。

 更に判っていると思っていた言葉も所謂仏教用語と現在の使われ方には少しずれがありました。

 また、不綺語・不慳貪・不瞋恚については、全く意味が判りませんでした。

 ということで、改めてこの10の言葉の正しい内容を記しますと、

不殺生(ふせっしょう): 故意に生き物を殺さない。
不偸盗(ふちゅうとう): 与えられていないものを自分のものとしない。
不邪淫(ふじゃいん) : 不倫など道徳に外れた関係を持たない。
不妄語(ふもうご)  : 嘘をつかない。
不綺語(ふきご)   : 中身の無い言葉を話さない。
不悪口(ふあっく)  : 乱暴な言葉を使わない。
不両舌(ふりょうぜつ): 他人を仲違いさせるようなことを言わない。
不慳貪(ふけんどん) : 激しい欲をいだかない。
不瞋恚(ふしんに)  : 激しい怒りをいだかない。
不邪見(ふじゃけん) : (因果の道理を無視した)誤った見解を持たない。
ということのようです。

 即ち、三業(身口意)にそれぞれ3-4-3で対応するようになっているようですが、「口」が多いということは「口は禍の元」ということでしょう。
 
 また、上述したようにこの「十善戒」は出家した僧を対象としているようですが、在家信者には五戒、八戒が存在するようです。五戒の内容は、

不殺生戒(ふせっしょうかい): 生き物を故意に殺してはならない。
不偸盗戒(ふちゅうとうかい): 他人のものを盗んではいけない。
不邪淫戒(ふじゃいんかい)   : 不道徳な性行為を行ってはならない。
不妄語戒(ふもうごかい)    : 嘘をついてはいけない。
不飲酒戒(ふおんじゅかい)   : 酒類を飲んではならない。
で、特に最後の不飲酒戒は私には、守れそうもありません。

また、今回のツアーでは宿坊に3回泊まりましたが、何れでも飲酒は可能でしたので、ひょっとして不飲酒戒はもう有名無実になっているのかも知れませんね。(まさ)