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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ポルトガル旅行記  その⑭  モンサント  (5月31日)

2025年07月08日 19時31分58秒 | 旅行/色々な風景
(2日程空きましたが、再びポルトガル旅行記に戻ります。)

 ドウロ渓谷を楽しんだ後は、スペインとの国境に沿うように2時間以上南下し、巨岩の村として有名なモンサントに到着。

 遅まきの昼食を摂ってから、急な坂道の村を上へ上へ・・・
と言ったら格好良いのですが石畳の道を、少し疲れた足でよろけるように進みます。

 元気な人は巨岩のある頂上まで行ったようですが、私は花の写真を撮ったりしながら、途中からUターン。
お陰で、巨岩と共存する独特の村の中をじっくりと見て回れました。(まさ)


昼食を摂ったレストランの窓から見ると、巨岩の一部を斫って建てられていました。巨岩の村であることを実感。

町の上には巨岩の山が

狭い道を上を目指して

歩きにくい急な石段です

街中の家は石板作りです

時には大きな岩と仲良く

こちらは岩の間の家です

振り返ると急な坂道です

展望台より  赤い屋根の家です

同上 教会の塔の上にある銀の鶏は、1938年に「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」に選出されたときの表彰トロフィーということです

この巨岩の下の建物はホテルらしいです


一息ついたので、上の方を目指します

この家も、岩と共存です

道端にも巨岩が
そろそろ民家がなくなり巨岩だけの風景が

同上 私はここからUターンです

見上げる山の頂き

下り坂

こんな家も

近くで見た羊、良く肥えていました





ポルトガル旅行記  その⑬  ドウロ渓谷を楽しむ   (5月31日)

2025年07月05日 19時27分16秒 | 旅行/色々な風景
 昨日の夕方にドウロ川沿いのアルママールという場所にあるワイナリー経営のリゾートホテルに泊まりましたが、ドウロ川を見下ろしブドウ畑に囲まれた素晴らしいホテルでした。

 今日は、少し早めにホテルを出て、少し下流に戻るような形でレグア駅まで行き、そこから列車でドウロ川に沿って上流方面へ3つ目駅ビニャオン駅まで。ここはアズレージョが有名な駅です。

 昨年秋にスペインの銀の道をツアー中に、このドウロ川上流の国境の町であるミランダ・ド・ドウロに立ち寄って、素朴なポルトガルの田舎町の美しさを経験したことや、前々日に下流のポルトを堪能したこともあり、このドウロ川は私にとって特別な川になりそうです。

 尚、ドウロ川上流の急斜面でのワイン生産地区は、世界遺産に指定されています。

<ホテルの様子>

5月30日夕暮れ時のドウロ川

朝日の中のブドウ園

同上

ブドウ園アップ
泊った部屋はプールの前

ホテルのレストランには昔葡萄酒の樽をポルト迄運んだ船の写真が

<レグア駅周辺並びにレグア駅>
駅近くに素晴らしい橋があったのでバスを停めてもらいました。写真を撮ると上手く眼鏡橋になっていました
橋のたもとには巡礼路のマークが

橋の半ばより見下ろすドウロ川 観光船らしいものが見えます
この辺のブドウ畑はサンデマンのものなのでしょうか?


駅前のさくらんぼ(cereza)売り 一袋買って皆で食べましたが、結構美味しかった!!
駅構内

向かいのホームに派手な列車が・・・
結構大きな駅です。 以前はワイン樽の輸送に忙しかったそうです


列車入線  6月からはSLの観光列車が走るようです

列車
列車内

車両のドアですが・・・

驚いたことに走行中にも手で開けられます

沿線のブドウ畑

結構大きな観光船も見えます

 <ビニャオン駅>

駅到着 駅舎は反対側にあります
素晴らしいアズレージョを堪能 ブドウ栽培や葡萄酒造りなどが題材になっています
同上
同上
同上
同上

同上

同上




ポルトガル旅行記  その⑫  ポルトから北へ、そして東へ  (5月30日)

2025年07月04日 19時36分41秒 | 旅行/色々な風景
 連泊でゆっくりとポルトを楽しんだ後は、ポルトの少し北側を回り、その後ドウロ川の上流のドウロ渓谷を目指しました。

 この日に立ち寄ったのは、ソウテロ村/ブラガのボン・ジェズス教会(世界遺産)/ギラマンイス(世界遺産)と世界遺産巡りのような日でしたが、これ等の様子をお知らせします。

 この日、泊ったのはドウロ渓谷(世界遺産)の中にあるワイナリー経営の素晴らしいリゾートホテルでしたが、この様子は明日に合わせてお知らせします。(まさ)

<ソウテロ村> 大きな花崗岩の下に建てられた教会と、巨岩の山で有名です。
教会

同上
大きな花崗岩があちこちに
同上

野生の花たちが多く、私はこちらの撮影に集中でした

近くにトイレがなく、この巨岩の奥で失礼しました

<ボン・ジェズス教会> プラガの郊外 
 現在では北部の小さな町なのですが、古代ローマ帝国時代、アウグゥストゥス帝によりブラカラ・アウグスタ(Bracara  Augusta)と呼ばれる都市がこの地に建設され、ローマ帝国の隆盛とともにこの都市も繁栄を誇りました。
その後、ローマ帝国の衰退とともに中欧からやってきたスエヴィ族がブラガの地を首都とした王国を建設するも、すぐに西ゴート族やムーア人の支配下になります。

 12世紀のポルトガル王国誕生後は王国を代表する宗教都市の一つとして、大聖堂の建設など信仰の地としての性格を強めて行き、ブラガ郊外のエスピーニョ山の山頂にある「ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域」は18~19世紀につくられた巡礼者のための聖地(サクラ・モンテ=聖なる山)となり、2019年には教会を中心とする聖域一帯が世界遺産に認定されました。

 約600段の階段があり、信仰の深い人は下から、場合によっては膝で登って行かれるようですが、我々はバスで階段の上にある教会まで行き、そこから階段を降りてきました。


丘の上にある教会

同上

階段の一番上にあるモーゼス広場 ここから階段を降りていきます

壁に囲まれた石段を降ります
途中の敷石の模様

階段はまだまだ続きます


階段の区切りごとに色々な噴水があります
同上

広場に到着し上を見上げる 石段は白い壁の内側にあり全く見えません

最後の石段を下りて広場に到着

降りてきた階段部分を見上げる

<ギマランイス>  
 初代ポルトガル国王エンリケス・アフォン1世の生誕地で、町の入口には「Aqui nasceu PORTUGAL(ここにポルトガル誕生す)」と大きく書かれています。
そして町中には、アフォンソ1世ゆかりの場所などがあります。

町の入口にある「Aqui nasceu PORTUGAL(ここにポルトガル誕生す)」の文字

市内の様子

ノッサ・セニョーラ・ダ・ダコンソフサン教会

オリベイラ広場

スペインのコンポステイラへの巡礼路の表示

路地

市内の風景


ギマライス城 10世紀に建てられた城で、アフォンソ1世が1110年にここで生まれた

サン・ミゲル教会 アフォンソ1世がここで洗礼を受けた

プラガンサ公爵棺  初代プラガンサ公爵となったドン・アフォンソによって15世紀初めに建てられた館。現在は政府の公館として使用せれている

同上内部 タペストリーと中国陶器

同上 中庭

同上 チャペルの上部

同上 チャペルのステンドグラス




ポルトガル旅行記  その⑪  ポルト (5月29日)   

2025年07月03日 19時35分13秒 | 旅行/色々な風景
 昨夜着き、今日も泊るというこのツアーで唯一の連泊なので、昨夜は洗濯などに忙しかったです。

 今日は朝から昼過ぎまでポルトガル第2の都市であるポルトを歩いて回りましたが、すっかり疲れました。
古くからの町で見所も多いのですが、見学時刻が予め決まっているので、坂の多い町を大急ぎで歩かねばならず、高齢者には大変でした。

 午後遅くからは自由行動だったので、タクシーで町はずれにある大学の付属植物園を楽しんできましたが、市内の様子をお知らせします。

 歴史地区は世界遺産になっていますし、見所が多いので少し長くなります。(まさ)

<ドナ・マリア・ピア橋>  28日に車窓から

ドウロ川に架かる手前の美しいアーチ式の鉄橋です。
1877年にパリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルが設計して1877年に建築された、錬鉄製の鉄道橋で、1991年にサン・ジョアン橋(奥に見える橋)が建築されるまで使用されていました。

<ドン・ルイス1世橋>
同じくドウロ川に架かる綺麗な橋で、ギュスターヴ・エッフェルの弟子が設計し1886年に開通した2階建ての橋で、現在上層はトラムと人用、下層は自動車と人用になっていますが、上層と下層はかなり高さが違い進入路も全く違います。
今回は先に上層部を中ほどまで行き、引き返して市内をあちこち見てから、今度は下層を渡って対岸まで行きました。


上層部 トラムと人
同上 ドウロ川に映るアーチ状の橋
同上 橋から見たドウロ川の下流方向


2回目は下層部に向かって坂道を下っていきました

下層部から上層部を見上げる
川に浮かぶのは、かってこの川で上流からワイン樽を運んできた船の復元

下層階から見返ると急な坂にケーブルカーも見えます

渡り切って橋を見る。 綺麗な橋です

対岸にもワインを運んだ船が展示

<レロ書店> 世界でも一番美しいと紹介されたこともある書店ですが、物凄い見学者でした。

書店 多くの人が並んでいて、只今は10時に予約の人の入場時間です
書店内部 曲線が多い建築です
同上
同上

同上 2Fから見下ろしますが、沢山の人で本は買えそうもありません

外に出るとまだまだ沢山の人が行列
行列整理の女性スタッフのタトゥー

<サン・ベント駅> 中心部にある大きな駅ですが、アズレージョで有名です。

駅の構内 自由には入れます

アズレージョ 保護のために薄いネットが張ってあり少し見難かったです

同上

<ワイナリー サンデマン>
 「ポルトワイン」は世界的に有名ですが、ドウロ川上流で栽培・絞られたワインは樽に詰められてポルト迄運ばれて、貯蔵・調整されて主にイギリスに輸出されていたようで、お馴染みの「サンデマン」が有名です。
ポルトガル語のポルト(Porto)は「港」の意味で、英語のポート(Port)と同源であるため、イングランドではポートワインと呼ばれ有名になったらしいです。

 通常のワインと異なり、日持ちを良くするために発酵途中で蒸留酒などを添加するようです。
従って若干アルコール度が高く(20%くらい)酒精強化ワインとも言われていますが、甘味もあります。

 日本でも初期のサントリーの柱であった「赤玉ポートワイン」という商品がありましたが(現在では、「赤玉スイートワイン」という名に変わっているようです)、これはアルコール度数も低く“滋養強壮”をうたい文句にしていたように記憶しています。


サンデマンのワイナリーを見学
貯蔵されている樽 最低3年の保存のようです
お馴染みのサンデマンのブランドマーク 黒いマントを着ていますが黒いマントはポルトガルでは大学生の象徴です

ワイナリーの床は、樽の木片を利用しているようです
試飲

<モニュメント・デ・サン・フランシスコ教会> 14世紀に設立された修道院の附属教会です
外観

内部 金泥細工で有名です

<その他 街中の様子>
古い街です
ポルト大聖堂  レロ書店の近くです

クレリゴス教会 同じくレロ書店の近くで、この塔はポルトガルで一番高いです
水飲み場

工事中の所もあります
ボルサ宮殿

市電に乗る人の長い行列
砦の跡もあちこちに
黒いマント姿の学生も

サント・イルデフォンソ教会 アズレージョで有名な教会です





ポルトガル旅行記  その⑩  コスタ・ノヴァとアヴェイロ (5月28日)

2025年07月02日 19時13分33秒 | 旅行/色々な風景
 大学の町コインブラを楽しんだ後は、1時間ほど北上し大西洋に面した港町のコスタ・ノヴァと、アヴェイロを訪れました。

 コスタ・ノヴァは漁港らしいですが、家々が派手な色彩のストライブ模様に飾られているので有名です。これは、この地方は霧が発生しやすく、その昔漁師たちが帰港した時に自分の家を見つけやすくするためだったとか・・・

 現在では漁港は場所を変えたために、貸別荘として使われているようですし、街の西側の大西洋に面した海岸では砂丘が広がり面白い風景です。


 少し内側にあるアヴェイロは、入り組んだ潟が内陸に大きく食い込んで良港として発展してきたようですが、運河が町の中心を通り、アズレージョが美しいアヴェイロ駅舎などもあり、観光客が多い町です。(まさ)

<コスタ・ノヴァ>

派手な色彩のストライブの家

同上

同上

同上

同上
このような落ち着いた壁の家も
街中の飾り

歩道の装飾

同上


海岸へ

大西洋です

同上

砂丘

同上

<アヴェイロ>

カテドラル

同上 綺麗なアズレージョもあります


アヴェイロ駅舎のアズレージョ(現在はこの駅は利用されていないようです)

同上

同上

同上
同上

同上

同上
同上


中央運河

同上の観光船 この船は以前は肥料にする海藻を採っていたようです

町中にある像


市庁舎への道 石畳には色々な模様が

市庁舎とジャカランダ

市内の様子

昔からオイルサーディンの缶詰産業が盛んだったようです