「モチベーションを思うままに高める法」小山龍介著より。
つまりここでは“ニンジン”のことをさしていた。今まではモチベーションを上げてくれないのは、会社や組織のせいにしていたものだった。今は外からのモチベーションには期待できない。そこそこの仕事だけしていても会社は認めてくれない。
たとえば給料があがるから一生懸命やって結果を出せと言われても、その成果を上げること自体かなり難しい。またどれくらい努力すればいいのかも曖昧だ。やる気は自分で起こすしかないということだ。
年収、出世、評価などはまったく他人任せのことばかりだ。自分が思っているほど人は見ていないし、評価はしてくれないもの。それらはすでに過去のニンジンだったようだ。
モチベーションをコントロールする、つまり“ニンジン”は自分で用意するのが今の時代にあっていたのだ。それはある意味人とは異なるオンリーワンの存在であるという自信をもつこととも考えられる。またそのスキルを楽しみながら身に着けられれば理想的だが。