ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「モナ・リザ」はまさに「西洋」という名の商品のコマーシャルをする人気タレントではないか。

2011年12月29日 | Weblog
「踏みはずす美術史」森村泰昌著より。

まずはこの本のタイトルが気になったので手にした次第。サブタイトルとして、“私がモナ・リザになったわけ・・・・”とあった。これは森村氏自身のアート作のことを言っている。

氏は名画の中に自分がメイクや衣装をつけてその絵画の中に入り込んでしまうというセルフポートレイト作品という独自のジャンルを創りだしていたからだ。私も過去2回ほど氏の作品展を美術館で観たことはある。また美術関連の本でもたびたび氏の作品は観ていた。

さて、「モナ・リザ」は実物を見たこともない人も、写真や美術の教科書で見覚えがあるはず。世界の絵画史上の最高に位置していると森村氏は語っている。つまりそれがイコール西洋絵画の魅力にも通じるようだ。

森村氏は次のように面白い表現をしていた。・・・「モナ・リザ」とは、長きにわたって西洋美術(西洋文化)の素晴らしさを宣伝し続けてきたキャンペーン・ガールである。・・・こんな発想は初めてだったので気になった次第。