今日、万葉うたがたりの岡本三千代さんから“壬辰の昼下がり通信”が郵送されて来た。そこに、私部西の天野川にかかる逢合橋のたもとにある“七夕歌万葉歌碑”のことが書いてあった。「彦星と織女が今夜逢ふ天の川門に波立つなゆめ」(巻一〇・二〇四〇)の歌を岡本三千代さんが揮毫された。天野川の源流の生駒石を使ったこだわりの歌碑である。14時から“星の里いわふね”での「新春コンサート」に出かけるので、少し遠回りになるが歌碑に立ち寄ってから天野川沿いに自転車を走らせることにした。
交野市市制施行40周年の記念事業の一環である。天野川に沿って走っていくと他にも歌碑に出会う。古より歌に詠まれてきた交野を見直す意味でも40周年を機に取り組まれた歌碑建立事業はいいことだと思う。
藤原為家
在原業平
このコンサートは作曲家三村晶子さんのプロデュースで、関西フィルコンサートマスターのギオルギ・バブアゼさんのヴァイオリン、メゾソプラノの児玉祐子さん、オーボエの松本剛さん、チェロの城甲実子さん、ピアノの村田睦美さんのほか5人の金管奏者を迎え多彩なプログラムで楽しませてもらった。司会と朗読は都築由美さん。
ヴァイオリンとオーボエの響きは耳に心地が良かったし、金管の響きには心が揺さぶられた。マイクを使わずに朗々と響く児玉さんの歌を聴いて「人の声は最高の楽器である」という言葉を思い出した。また、第2部の最初にあった、音楽とストーリー・情景の結びつきを考えながら、朗読作品の作曲に取り組んでおられる三村晶子さんのつくられた『雪女』は新鮮な驚きを感じた。都築さんの朗読、松本さんのオーボエ、城甲さんのチェロがよくマッチしていた。
まさに、音を楽しむ3時間であった。







まさに、音を楽しむ3時間であった。
万葉の古から交野には文学・音楽を愛おしむ
ロマンテックな方が多くいらっしゃるのですね♪
素敵なレポート、有難うございました!