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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

実家の八朔の木と格闘

2025年04月26日 | 日記
 松阪の母の顔を見に行くついでに、何か一つオプションを加えることにしている。今回は。2つの選択肢があった。「久居ICの近くにある*かざはやの里*のフジの花を観る」と「3m以上の高さになってしまった八朔の木の剪定」である。どちらにするかは今朝の目の覚める時刻で決めることにした。5時までに目覚めれば後者で5時以降であれば前者とした。久居IC~松阪~実家(志摩市磯部)という並びなので母のいる松阪のべタニヤシニアホームに11時過ぎに着くためには実家への移動時間と作業時間を考えるとかざはやの里よりは2時間30分ほど余分を見ておかないといけないからだ。

 結果、4時30分にさわやかに目覚め5時に出発できたので実家に行くことになった。磐船街道の温度表示が5℃と空気がひんやりと感じる朝だった。ちょうど木津の市街地に入る所で奈良方面から真っ赤な朝日が昇った。真正面から日差しをうけるので急いでサングラスにかけ替えた。早朝ということもありほとんどノンストップで実家まで走り抜けることができ8時には到着した。最短時間更新であった。

 伊勢道路を抜けて恵利原の交差点では、工事中だったトンネルが開通したことがわかった。帰宅してから「おうむ石トンネル」という名称だとわかった。
三重県志摩市で国道167号「磯部バイパス」が、2025年3月23日に開通する。今回の開通区間には、全長1,823mの「おうむ石トンネル」が新設され、より安全で快適な通行が可能となる。磯部バイパスの開通により、伊勢志摩エリアの賢島や志摩スペイン村へのアクセス向上をはじめ、災害時の迅速な物資輸送及び安全な救急搬送ルートの確保が期待されている。(JAF Mate 交通トピックスより)
私の実家は167号沿いにあるが、トンネルのおかげで車の通行量がぐんと減っていた。帰りは第2伊勢道路を使ったが新道路の合流点が危険やなと感じた。点滅信号はいるだろう。
 恵利原側 帰りに見た五知側

 実家の八朔を剪定するために、家から電動のマジックトリマーを持って行ったが、枝や幹が思っていたより太いのと材質が軟らかいため全く役に立たず、CMのようにバサバサと刈り込むイメージを膨らませていたが無残にしぼんでしまった。八朔の木をあなどっていたと悔やむ。しかし、このまま帰ったら何のために早朝から3時間もかけてやってきたのだ。となるので隣家に訳を話してのこぎりを貸していただいた。八朔の木と1時間余り格闘をした。汗だくになるし腕はパンパンに張ってくる。おまけに手の甲や手首付近に擦り傷ができ血がにじむ。おのれの準備不足を反省しつつ理性をかなぐり捨てて意地だけで作業を進めた。
Before After
 ひとまず高さを半分近くまでした所で終了のゴングを慣らし、弟に電話を入れた。そうすると今朝、母から連絡があり予定を変えて午前中は隣接するデイケアーに行き、そこで昼食を食べるので、2人は適当に昼食をどこかで食べて13時ごろに来てもらえればいい。とのこと。

 それならばと弟のお勧めで多気にある麦とろの店にしようとなった。名物らしい。
 入口で出迎えてくれたおばあさん人形にどっきり。
定番の「麦とろ定食」(1390円)にする。 「小さい時、家でもとろろごはん食べてたな」「すり鉢で芋をつぶしながら味噌汁を入れてたよな」「シンプルだったけど、あの頃はごちそうだった」「いくらでもご飯が食べられるから理性でストップしないといけなかったな」などと懐かしい味を楽しんだ。和の素朴な料理の店だが、店内はレーシングカーの模型がいっぱい飾られていてそのギャップも面白かった。
  

 5月15日に96歳を迎える母だが、まだまだしっかりしていると安心した。



 

 
コメント
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