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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

大相撲は岐路に!?

2024年03月24日 | 日記
 宮城野部屋の北青鵬の暴力事件でゴタゴタした状態で始まった大阪春場所だが、尊富士の110年ぶりの新入幕優勝で盛り上がり終わることができた。前回は大正3年(1914年)夏場所の両国(元関脇)というが、当時は今と大相撲の制度が違い東西対決というチーム戦に重きが置かれ優勝は個人タイトルという意味合いのものであったということを知った。両国関の成績は9勝1休だったそうな。1休は相手が休場だったため不戦勝というのがなく共に休場扱いとなったためである。

 大銀杏の結えない力士の優勝は初めて、初土俵から所要10場所での優勝は最速、大鵬(元横綱)に並ぶ初日からの11連勝と記録づくめで注目を一手に集めたが、東前頭17枚目の幕尻の新入幕力士の活躍は手放しでは喜べないだろう。1横綱4大関という番付が泣いている。

 中学の頃、3年上の先輩がスカウトされて入門し、毎場所番付表を母校に送ってくれて掲示されたが、下位力士の字の小ささに驚いたものだった。先輩のところに赤線が入れられていたが虫眼鏡がいるぐらいだった。大相撲は番付がすべてで字がどんどん大きくなっていくのが励みだと先生に聞かされ納得した記憶がある。

 その番付の重みが揺らいでいるのが昨今の大相撲ではないか。優勝争いを演じた大ノ里も髷さえ結えていないザンバラ髪である。白鵬が引退してからの相撲協会幹部と白鵬の確執めいたゴタゴタなど大相撲が岐路に立たされているという感を強く思った春場所だった。

 
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