素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

茗荷三兄弟

2022年08月19日 | 日記
 歳時記を見ると、茗荷は3つの季節の季語で使われている。春の若芽が「茗荷竹」、夏が「茗荷の子」、秋が「茗荷の花」である。素麺などの薬味に使うのが「茗荷の子」、普通「茗荷」というとこれを指す。我が家の1畳ほどの畑まがいの所でも茗荷が育っている。今日は3兄弟が採れた。
 茗荷は江戸時代に日本からヨーロッパに紹介されたので英語では「ジャパニーズ・ジンジャー」と呼ばれているらしい。

 茗荷の食べる部分はツボミである。それで「茗荷の子」という言い方がされている。赤い皮の中に白い花びらをもつ花のツボミが集まっているが地上にツボミが顔を出すと花が咲く前に摘み取られてしまう。

 「茗荷を食べると物忘れがひどくなる」というのは迷信。あの刺激は猛暑の夏には欠かせない。でもうっかり物忘れをした時は「茗荷を食べすぎたカナ?」と言い訳には使おう。

 春の若芽「茗荷竹」は意識したことがなかったので来年の春はしっかり観察しよう。歳時記に「茗荷祭」なるものが行なわれているとあったので好奇心で調べてみた。

兵庫県但馬地域の“奇祭” 午前6時に摘み取ったミョウガで吉凶を占う「お茗荷祭り」
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