素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「魔法のつえなどない」ということ

2022年08月07日 | 日記
 知人が6月末に膝に人工関節を入れる手術をした。1年ほど前からひざの痛みに悩まされてきたが思い切って手術することを決意したという。手術は順調に終り、リハビリのためにほぼ1ヶ月入院していた。気にはなっていたがコロナの感染拡大もあり面会できずに退院の日を迎えた。

 退院祝いも兼ねてどこかで食事をしようかということになったが、今日電話が入り、膝の調子が今ひとつ良くないので延期してほしいと告げられた。聞けば、夜になると腫れてくるくるのと階段が思うように歩けないということだった。腫れるというのは、人工関節という異物が体内に入ったことへの防御反応と考えられる。また関節を支える周りの筋肉がしっかりつかないとスムーズな歩きはできないという。いずれも時間が解決してくれることなので根気よくリハビリを続けていくしかない。

 1つの手術ですべてが変わるような「魔法のつえなどない」ということがよくわかった。という知人の言葉には重みがあった。

 私自身も、2年間年間走行距離にこだわって走りすぎた後遺症で、今年に入って膝周りの筋肉の違和感に悩まされてきたが、8月に入って筋肉の状態が改善してきたことを実感するようになってきた。

 目に見えて体の変化に気づくまでには最低でも3ヶ月はかかる。ということは10年余りのジム通いでわかったこと。知人には焦らず出来る範囲で運動を継続していくことが大切だと月並みな励まししか言えなかった。

 「魔法のつえなどない」が、自然治癒力を信じて過ごすせば魔法は起きる。
 
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