素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ロッカー№44

2022年08月15日 | 日記
 ジムの着替えで使用するロッカーは、それぞれ気に入った場所があり自然と固定されてくる。私の場合は一番奥の53番が落ち着く。マラソンの大会に一緒に出たりする元気印のHさんは44番である。Hさんは11時頃に昼食をとり12時30分頃にジムに来るというのが日課である。私は13時前後に行くことが多いので44番のロッカーは鍵が抜かれている。

 その44番がこの1週間、いつも鍵が付いていて、2階のトレーニングルームへ上がってもHさんの姿が見えないのである。ジムで10年余り一緒にトレーニングしてきたが、私が所用で1週間近くご無沙汰することはあってもHさんは週に5~6回のペースをきっちり守ってきた。

 朝から夕方までジムで過ごす主のような老人にも尋ねたが、「見ていない」との答え。主は腰の具合が悪いと言っていたが、それが悪化したのではと言う。また別の人は、懸垂のようなトレーニングを頑張りすぎて肩を痛めたのではという言う。ひょっとしたらコロナの家庭内感染になったのではと言う人も出る始末。

 私の長女の家も全員陽性となり自宅療養中だし、息子の通う介護施設でも職員に陽性者が拡がり、人員不足で当直の穴埋めにシフトの変更がありバタバタしている。幸い息子は検査で陰性だったが、その分陽性者のカバーに多忙を極めている。コロナ禍は確実に身の回りに迫っていると実感している。

 とにもかくにも、真相は謎。早く44番のロッカーが使われる日が来てほしい。普段見かける人がいないと泡のないビールみたいで調子が出ない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする