素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

墓掃除のため浜島へ

2022年08月10日 | 日記
 近頃、東海地方の天候が不安定である。その中でも伊勢志摩方面は雨が良く降っている。大阪とはずい分違うと天気予報を見るたびに思ってきた。盆前に墓の掃除をしておきたいと思っていた。今日なら天気も安定しているし、祝日前でタイミング的にもいいと早朝5時30分過ぎに出発をした。

 浜島へは、国道163号から西名阪に、関で伊勢自動車道に乗り玉城ICで降りてサニーロードで五カ所に出るコースがベストである。安濃SAで休憩を入れただけで快適に走り8時50分には墓地に到着した。草がずい分生えていたが、雨が多かったせいか抜きやすかった。それげも30分弱かかった。
浜島は三方海に囲まれているので非常にむし暑い。着替えを持ってくれば良かったと思ったが後の祭り。汗が滴り落ちたが、きれいになった墓を見ると満足感で一杯。
 日頃、墓の様子を見てもらっている従兄妹の家に立ち寄ったついでに、菩提寺である極楽寺に挨拶をし、昨年叔父叔母が相次いで亡くなり空き家となった父の実家の様子も見てきた。我が実家と同じように雨戸が閉められていた。手前のショベルカーの停まっている空地は元々銭湯があった所で、小学生の頃までは盆の前後1週間余り浜島の家で過ごし隣の銭湯によく通っていた。芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」と同じような心持ちがした。
    

 浜島から鵜方にあるスーパー牛虎に行き、てこね寿司セットなど地元でしか手に入らない物を買い求めた。道の駅や土産物店よりも地元スーパーのほうがお得である。

 牛虎を出たのが11時過ぎだったので、一度行ってみたいと思っていた去年オープンした多気ヴィソンで昼食をとろうと磯部の実家はスルーした。伊勢道路の入口で第二伊勢道路のトンネル工事が見えた。第二伊勢道路は今は白木までしかできていないのでちょっと不便である。白木から五知峠を抜けるトンネルが完成し伊勢道路の出入口とつながると志摩へのアクセスがとてもよくなる。ここまで進んで来たかと感慨ひとしおであった。



予定通り多気ヴィソンに12時少し前に到着したが、案内板が少なく駐車する場所を探すのに戸惑った。東京ドーム24個分の広大な敷地という謳い文句は伊達ではなかった。

 車から降りて一番近い施設に入ったが、昼食を食べるような店はなく、次の施設に行くとそこはスイーツだけ。その先はかなり歩かないといけないので昼食は断念。引き上げることにした。とにかくだだっ広いので夏の真昼間に来る所ではないということがよくわかった。しかもノーゲート有料駐車場ということで事前精算機で200円支払ったが、支払わずに出たらどうなるのだろうという疑問は残った。ノーゲートなのでチェックポイントがはっきりしなかった。いっそのこと無料にすべきだと感じた。

  


 多気ヴィソンからは国道42号線を使い松阪の母の施設に、コロナの感染拡大のため窓越しの面会。施設を出発したら天気が急変、伊勢自動車道は激しい雷雨のもとでの運転となった。西名阪に入ると嘘のように好天気。西日を正面に受けながらの帰路であった。
コメント
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