素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「秋雲は砂の如く」か

2021年09月07日 | 日記
 昨日の18時台の天気予報で、気象予報士の坂下さんが、自分で撮ったうろこ雲の写真を紹介しながら、正岡子規が"雲"の題で「ほととぎす」に記した言葉をクイズ仕立てにしていた。
  春雲は〇の如く
  夏雲は〇の如く
  秋雲は〇の如く
  冬雲は〇の如し

 〇の中に入る漢字は?というものだった。夏から秋に移るこの時期、「行合の空」も取り上げられていたように自然と雲の話題が多くなるのかなと思った。坂下さんにとってはマクラの話に過ぎないので「オッ!」と思って画面に集中した時は、本題の天気予報になってしまった。気になったので調べてみた。

春雲は綿の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、冬雲は鉛の如し。
晨雲は流るゝが如く、午雲は湧くが如く、暮雲は焼くが如し。
*晨雲:しんうん=朝雲、午雲:ごうん=昼雲、暮雲:ぼうん=夕雲

となる。子規は秋の空の句も多く詠んでいる。

 『 すさまじき 雲の走りや 秋の空 』
 『 湖の 上に置きけり 秋の空 』
 『 絶頂や 頭の上に 秋の空 』


秋の空を楽しめたのも朝の内でだんだん天気は下り坂、明日は雨模様。
コメント
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