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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

母の決断①

2021年02月07日 | 日記
 2018年2月4日に1周忌を無事終えて、1年猶予があるとホッとしていたら『一周忌は人がなくなって丸1年をまわった日をいい、丸2年をまわった日を三回忌という。これは、亡くなった日が1回目の忌日、丸1年目が2回目の忌日、丸2年目が3回目の忌日であることによる。』ということをアドバイスしてもらった。浜島の日程の縛りを考え、すぐに3回忌の日程を調整した。1周忌は都合のつくごく身近な者だけで済ませたが、3周忌は私と弟の家族関係全員に集まってもらうことにした。一人暮らしになった母に孫、ひ孫全員の顔を見せる機会が必要だと思ったからだ。早々に2018年11月25日(日)と決め、仕事関係での予定を調整をして日程を空けておくようにと連絡をした。

 9月に入り、私の息子や娘たちから全員出席できるという連絡がある。弟の関係も大丈夫ということで、父方の遠い親戚にあたる料理旅館『川梅』に会食の予約を入れる。三回忌の目途が立ちホッと一息つく。

 暑さが峠を越した頃、大阪市にいる妻の叔母(当時86歳)に、元気なうちに田舎のみんなに会いたいので連れて行ってほしいと頼まれた。そこで、妻の実家から車で5分の所にあるレオマワールドに宿を取り10月22日・23日と出かけた。大阪市の叔母の家の寄った場合は阪神高速神戸線から山陽道に入り明石海峡大橋を渡り淡路島を抜けて高松道というルートが一番合理的である。

 「外国人に人気のある直島を香川県人として一度見ておきたい」という叔母の希望があり、必死で調べた結果、8時30分にレオマを出発すれば、高松~フェリー~直島~フェリー~宇野=山陽道というルートが可能だとわかった。フェリーの時間に制約があるのでけっこうスリリングなドライブとなった。
 直島の港に近づいた時、母から電話があった。予期せぬ電話は心臓に悪い。「何かあっても身動き取れないなあ」と思いつつ用件を聞いた。興奮気味な元気な声にひとまずホッとする。要約すると、弟が今日、新聞の折り込みで入っていた介護施設のチラシを持ってきた。良さそうな気がするので見学に行きたい。一緒に行ってくれないか。ということである。その日の直島は雨模様であったが、、まさに青天の霹靂である。「どう思う?」と言われても情報不足のうえ今フェリーの上なので夜には帰るので。と告げると「じゃ、ファックス入れとくわ」と言って電話を切った。

 無事に叔母を届けてから帰宅すると母からのファックスが待っていてくれた。


 

 
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