素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

花・花・花の一日

2015年04月26日 | 日記
 枚方山草会の『春の山野草展』の最終日である。15時からの片付けを兼ねて楠葉の市民の森まで自転車で行く。途中、近所の方が中心になっている「交野さくら草の会」の展示会に立ち寄った。青年の家の「学びの館」で開催している。いつものことながら種類の多さに感心する。新種は偶然にできることが多いらしい。八重が流行ってきているが、最後は野生種にシンプルさにもどると解説してくれた。その道のこだわりというものを感じた。
   青年の家から市民の森までは信号の多い自動車道を避けて走ると30分余りで行くことができる。市民の森の2Fでは「エビネ展」が開催されていたのでそちらから観賞する。 1970年代から80年代にかけてエビネ類の栽培が爆発的に人気が高まり投機対象にもなったが、植物ウイルスに感染しやすく、そのためブームも去ったという。
   我が家のエビネも5鉢展示されている。→ 1Fに下りて「春の山野草展」に、いい作品がそろっていると妻が満足気に話していたが、確かに入った瞬間に華やかさを感じた。花もさることながら葉の緑も美しかった。
   中央に飾られたヒメウツギの白い花とギボウシの緑が映えていた。 妻のコーナーの一部である。→ 片付けまでに時間があったので近くの交野天神社に行ってみた。隣接する楠葉中学校には研修、顧問会議、試合その他で数えられないぐらい行ったが、当時は神社のほうにはとんと関心がなかったので一歩も足を踏み入れていない。

 由緒ある神社とは聞いていたが、たしかにそこだけは別の空間だった。
 

 木漏れ日の射す参道は静寂そのもの。石の鳥居には「弘化四」と彫られた文字が、孝明天皇が即位され幕末の嵐が吹き荒れる前夜の頃に建立されたのかと考えると感慨深いものがある。石の鳥居をくぐって10mほどで参道は直角に左に折れる、パッと木の鳥居が目に入る。その先に拝殿がある。
  
一間社流造で檜皮葺の本殿は室町時代に修復されたと書いてあった。
 その横から続く小道を50mほど進むと継体天皇楠葉宮跡地伝承地の貴船神社がある。周りが住宅地であることを忘れるほどである。
    

 パズルのような感じで、鉢などを車に積み込んだ後、自転車で違うルートで帰ったが向かい風をまともに受けてスタミナを消耗した。

コメント
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