素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

♪スプリングコンサート in なわて♪へ

2015年03月21日 | 日記
 好天が続いている。夕方、冷たくなっていた洗濯物もふかふかとした感じでとりこむことができるようになり気持ちが良い。14時からの♪スプリングコンサート in なわて♪にも春の陽気に誘われて会場の四條畷市総合センターまで小1時間かけて歩いて行った。

 ソメイヨシノのつぼみも日に日にふくらんできているのがわかる。
 ユキヤナギとハクモクレンの花が道すがら目についた。日当たりの良い場所から見頃になってきている。
   ユキヤナギは別名「小米花」「小米桜」。こぼれねば花とはなれず雪やなぎ(加藤楸邨)一面真っ白になるとソメイヨシノが咲き始め春本番という感じがしてくる。ハクモクレンにはコブシが追いかけて花を開く。

  長く京都フィルハーモニー室内合奏団のメンバーを務めたヴァイオリンの木村直子、チェロの木村正雄夫妻によって1998年に結成された〈音登夢〉と高橋美輪さんのピアノによるコンサート。クラシックやさまざまなジャンルのポピュラーの名曲を表情豊かに聴かせてくれた。ヴァイオリンの表現力の豊かさを存分楽しめた。

 特に、ヴィヴァルディ、バッハ、モーツアルトに始まりプッチーニ、ラマニノフ、ラヴェル、ガーシュインまで21人の作曲家を年代順に代表曲のさわりをメドレーで演奏した♪クラシック・ウルトラ・メドレー21 2015年版♪は楽しかった。クラシックの中に巧みに今の演歌、アニメソングなども組み込んで笑いを誘っていた。

 「音楽の力」というのか、生演奏の後は元気になる。〈音登夢〉という名前は二人の子供の名前、音登(おと)と登夢(とむ)にちなんで俳優の常田富士男さんが命名したそうで、「音が登って夢になるコンサート」という思いが込められている。表意文字である漢字の面白さをあらためて感じて総合センターを出ると、ちょうど道の向こう側のflower&coffeeの店の看板が目に入った。何度も来ているが今までは目に止まらなかった。花屋さんがベースの喫茶店で『植花夢』で「ウェルカム」と読ませていた。

 のどかな春分の日の午後であった。 

コメント
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