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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「いきいき」3月号・『あいうえ折り句』ひらめきました

2015年02月19日 | 日記
 3月のお題は『やすみ』 「や」のつく5文字をつれづれなるままに書き出し、折にふれて「す」「み」とつなぎ五七五にまとめようとしたがうまくまとまらなかった。京都十六社朱印めぐりの時は気を紛らわすのにちょうど良かった。

 ひねっているうちにだんだんと「やきもち」という言葉に膠着してきた。今週に入ってからは頭の中は「やきもち」一辺倒。3句まで投稿できるので3つとも「やきもち」にしてしまえと無茶な縛りをかけてしまった。

 ボクササイズで汗を流した後、乗馬マシーンに乗って15分間ユラユラと揺れていたら何となくまとまりのある句になってきた。あわててスタッフに声をかけてメモ用紙と鉛筆をかりて揺れ動く中書き留めた。

 ☆やきもちが すぐさま炭に 身をこがし
 ☆やきもちに すったもんだで 身のあかし
 ☆やきもちも すっかり冷めて 三行半


 「やきもち」の焼き加減は難しい。「話のタネになる本」の中に、『やかぬ女房のやきもち』という話がある。

 「亭主の浮気にやきもちをやかないまことに貞淑な妻がいた。かこわれた二号夫人も本妻がやかぬので少々拍子抜けがして、何とか本妻を怒らせてやろうと思った。そこで旦那に本妻の大事にしている三味線を借りるように使いを出してもらうと、あっさり貸してくれた。次に琴を借りたいというと、これも文句なしによこした。
 
 二号夫人はあてが外れたので、さらに旦那に相談すると、それなら、あれが一番大事にしている白菊の鉢を借りるといい、よもや貸しはすまいし、怒ってくるにちがいない、と言う。二号夫人はいよいよ興がのり、さっそく使いを出すと、見事な大輪の白菊の鉢をよこした。が、それには短冊がむすびつけてあった。

   琴三味線 ことにかあいい 殿を貸し 何ほしかろう 白菊の花

 この短歌を見てホロリとした旦那は二号と別れて、本妻のもとへ帰った。」

というたわいのないもの。
コメント
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