塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 自然を愛でる 色絵木蓮に四十雀図六角筥

2018-03-29 03:04:17 | ミュージアム巡り_2020
 次の作品は、高橋誠(1948〜2013)さんの「色絵木蓮に四十雀図
六角筥」(1995年、磁器、Hexagonal box、magnolia and tit design、
overglaze enamels)。
 高橋さんは東京芸大・陶芸科で田村耕一に学び、卒業後は藤本能道
に師事し、絵付けと釉薬の研究を続ける。特に絵付けでは花鳥を描い
た作品が多くあり、日本画を思わせる味わい深いものだ、
 この作品もタイトルどおり、木蓮の枝にとまっている四十雀が描か
れ、キャンバスに描かれた日本画を拝見しているようだ。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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ミュージアム巡り 自然を愛でる 色絵薄墨珠樹文蓋付瓶

2018-03-28 05:36:44 | ミュージアム巡り_2020
 次の作品は、十三代今泉今右衛門(1926〜2001)さんの「色絵薄
墨珠樹文蓋付瓶」(1989年、磁器、Lidded jar、auspicious tree
design、underglaze gray and overglaze enamels)。
 十三代今泉さんは、染付吹墨や薄墨吹墨の技法を確立され色鍋島
を世に知らしめられている。1989年に色絵磁器で人間国宝に認定。
 この作品、細かい果実や木々が渋めの色で配色され、重圧感が漂
う、素晴らしい。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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ミュージアム巡り 自然を愛でる 染付岩文壺

2018-03-27 05:42:48 | ミュージアム巡り_2020
 次の作品は、近藤悠三(1902〜85)さんの「染付岩文壺」(1960
年、磁器、Jar、rock design、underglaze blue)。
 “染付の近藤”として名をはせた陶芸家の近藤さん、1977年に人
間国宝に認定。生前のご自身の言葉に「自分は、し残したことがあ
るので、生まれ変わっても陶芸家として生まれてくる」がある。
 つけたてやぼかしを用いた筆遣いで濃淡を表す技法には迫力があ
る。その筆書きが見事に岩然とした表現となったこの作品、力強い
気迫が伝わってくる。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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ミュージアム巡り 自然を愛でる 金地象嵌月二竹文手匣

2018-03-26 05:45:39 | ミュージアム巡り_2020
 次の作品は、北原千鹿(1887〜1951)さんの「金地象嵌月二竹文手
匣」(1944年、金・象嵌、Box、design of the moon and bamboo、
inlay on gold ground)。
 彫金家の北原さんは、新工芸研究会「无型」の同人となり、伝統的
技法に近代的な感覚を取り入れた作品を世に送り出された。

 この作品は、竹の葉が細かく彫り込まれて黄金色に輝く。”商売繁盛
で笹持ってこい”と今宮戎さんのかけ声をかけたくなった。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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ミュージアム巡り 自然を愛でる 色絵牡丹文鉢

2018-03-25 06:46:27 | 街をぶらり_2018
 次の作品は、北大路魯山人(1883〜1959)さんの「色絵牡丹文鉢」
(1935年、磁器、Bowl、peony design、overglaze enamels)。

 森羅万象、何でも手がけた芸術家・北大路さん、数多くの作品を
残されている中で、同館にも多くあるはず。

 この作品も他の展示会の時に拝見している。が、胴のところにな
にやら書き込み文字を発見。牡丹、一日・・・。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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