塩哲の色不異空

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ミュージアム巡り 高度成長の時代 農林漁業基本問題

2016-11-30 05:43:16 | ミュージアム巡り_2016
 戦後、農地解放により数多くの自作農が誕生する。政府は小規模
自作農の保護育成に務め、1950年には米の生産量を戦前の水準ま
で回復する。
 しかし、農業生産が向上した反面、昭和30年代には農業従事者の
個人所得の低さや、兼業化の進行、農業従事者の高齢化に対する
危惧、男性農業従事者の減少などが指摘される。
 これに対して政府は、1959年4月に内閣総理大臣の諮問機関とし
て農林漁業基本問題調査会を設け、農政の検討をスタートする。
 翌年5月に調査会は「農業の基本問題と基本対策」と題する答申
をまとめ、農業者の他産業従事者に対する生活条件・所得の不均衡
を指摘する。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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