二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

ありふれた事物の背後を見抜く目

2009年07月18日 | 経営って何?!
日々発見の連続です。仕事は船のようなもので、目的地に到着するまで、様々な思考を繰り返し、また、常に順調とも限らないし、困難ばかりでもありません。そして、常に状況判断の連続です。

そう考えると、目的地につくプロセスにこそ船乗りの醍醐味があるといものです。人生においては、日々新たに、日々努力することが大切であり、例えば成功した人を見るなら、そのプロセスが大切であり、今の成功や富だけを見ているとそこから得るものはないのだと思います。

≪何かの偶然から大発見が生まれたという話はよく耳にする。だが、よくよく調べてみれば、ひょうたんから駒といったケースは皆無に等しい。偶然の出来事と呼ばれるものの大部分は、実は天才的な努力の末に勝ち取られたものなのだ。

ニュートンは、足もとに落ちてきたリンゴのおかげで万有引力の法則を考えついたと伝えられている。だがニュートンは、それまで長年の間、重力の問題に専心し、こつこつと研究を続けていたからこそ、目の前にリンゴが落ちるのを見てインスピレーションがひらめき、万有引力の法則を理解するに至ったのである。

物理学者ヤングの場合も、ニュートンと同じことが言える。

彼は、シャボン玉に光線がキラキラ照り映えるのを見て光の干渉理論を考え出し、それが光線の回折現象を解明する糸口となった。凡人の目には単なる「光のいたずら」としか映らない現象から新しい真理を導き出したのは、彼が多年その問題を研究していたためなのである。

世間では、偉人は浮世離れした問題のみ扱っているなどと考えがちである。だが、このニュートンやヤングの例を見ればわかる通り、むしろ彼らは誰にでもなじみ深い平凡な事物をよく観察し、そこに潜む重大な意味を汲み取ろうとする。

ありふれた事物の背後にある本質を深く理解するところに、偉人の偉人たる最大のゆえんがあるといえるだろう。≫

『自助論』 S・スマイルズ 著  竹内 均 訳


たゆみない天才的な努力ができること。
それを継続して実践できること。
一つの事柄に専心できること。情熱があること。
ものごとの真実は平凡なことと表裏一体であること。
それを気づく人間の感性を養うこと。

人間関係にしても、日々の出来事にしても、そして私の仕事である患者様を診療するにしても、表面的なものだけでなく、そこに存在するありふれた部分から、その裏に潜む真実をみつめることができる目(脳 心 魂…)を意識することが大切だと感じます。

よくよく考えてみると、この言葉がぴったりと合致し、身近なお手本が師匠なんですよね
その他にも、星稜野球部の総監督、私を師匠にひき合わせて頂いた鍼灸の先輩も、上記の言葉に合致するんです。素晴らしい人の繋がりで私の人生があるんだな~と感謝、感謝ですね

私も周囲から「おかしいんじゃない」と言われるくらい、この仕事に専心、没頭し情熱を燃やし続けていきたいと思います

二葉鍼灸療院 田中良和

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