二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

自分の感覚をどう使う?!

2010年08月20日 | 言葉のちから 心のちから
暑い日が続きます。皆さま、本当にお体気をつけてくださいね。

もう、8月も後半ですが、秋はまだまだ先のようですね。赤とんぼは飛んでいますが。

これから、暑さもさることながら、気候の変動が激しくなってくると思います。9月、10月は夏の疲れが出てくる方も多いと感じます。
疲れたとき、疲れが出る前に、鍼灸治療を行うと、自律神経や免疫系、ホルモンなどが調整され、夏バテをしない体になりますよ

こんな時期こそ、鍼灸治療がおススメです。体調の悪い方、悪いまでもいかないけど疲れが溜まっている方、どうぞ治療を受けて、活気あふれる、楽しい一日を送ってくださいね


さて、人間には様々な感覚あります。触覚、嗅覚、聴覚、視覚、味覚など、皮膚や筋肉、粘膜に存在する神経を伝って、脳や脊髄でその刺激をキャッチして、体の反応を起こします。

毎日、この繰り返しです。
どんな時も、この機能が働いています。

そして、人間には、他の動物ない働きがあります。これらの感覚を処理する脳が発達し、それらから様々なことを創造できるということです。
人が感じる多くの感覚と感情と、高度に発達した大脳機能により、素晴らしい心を創造することができます。
豊かな生活環境を創出し、単なる感覚で終わるのではなく、そこから多彩で充実した人生をも構築していく、それをできるのが人間だと思います。

さて、神様から与えられたこの働きをどう使うか

朝起きてから夜寝るまで、目覚めている間、自分の感覚をどう使っていくか

それによって、体や心の反応も変化しますし、心の成長度も違ってくるのでしょう。



~五つの誓い~
 
 口は…人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう

 耳は…人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
 
 目は…人のよいところを見るために使おう

 手足は…人を助けるために使おう

 心は…人の痛みがわかるために使おう

『命の授業』  腰塚勇人 著



中学の先生をしていた著者が、スキーをしていて転倒。首の骨を骨折。手術は成功したものの、首から下がまったく動かすことができず、悪くて寝たきり、良くても車いすの生活と宣告され、そこからの軌跡を書籍したものです。

一時は命を絶つことも考えたのですが、首から上しか動かないので思うようにできなかった。

しかし、医師、リハビリの先生、看護師、家族、教師仲間、生徒、周囲のいろいろな人に助けられ自分の命が生かされている。さらに、日々の当たり前のことが、本当に貴いことだと、この事故をきっかけに気づかれたそうです。

その後、「いつも笑顔でいよう」「いつも感謝しよう」「周囲の人の幸せを願おう」と心がけ、日々を送っていたところ、手足が動き始め、今は右半身に麻痺が残り、下半身の感覚があまりないものの、自分で動けるようになったということです。

そんな腰塚さんが、学校に復帰する時にたてた「五つの誓い」です。

普段、何不自由なく生活していると、自分が生かされていることを感じなくなります。それが当たり前だと思ってしまいます。
食べること、寝ること、仕事できること、勉強できること、お風呂へ入れること、友達と話すこと、遊びに行くこと、生きているということは、当たり前なことではないのですね。
生きていること自体、何気ない出来事、ちょっとした動作、すべての営みが幸せなことであり、感謝なんです。

腰塚さんは、このような気づきを得ることができた、この「事故」に感謝しているということです。そして、「今」が一番幸せだ、ということです。

『命の授業』にご興味がある方はオフィシャルサイトを訪問してみてくださいね。

一日の中で、自分の体を、心を、どう使うかは自分しだいですね。
当たり前ではない、幸せで、感謝すべき、この人生をどう過ごすか、どうせ過ごすなら気持ちよく過ごしたいですよね 

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする