二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

小林生観さん 講演会に行く ③

2009年04月30日 | その他の活動
②からの続きです。

生まれる前の記憶をもつ子どもの話もありました。これは飯田史彦先生や池川 明先生の著書を読んだりしていましたので「ここでも話題に出てくるのか」と感じました。

生観さんも、その子供たちの数十人に話を聞いたところ、どうも子どもたちは親を(特に母親を)励ましに生まれてくるようだということに気づいたというお話がありました。「親は子どもを教育しなくてもいいのです。子どもたちは親を励ましにきているのですから、一緒に成長すればいいのです」「親は子どもを抱きしめ、愛情を注ぐ、これが本来の親子の姿なのです」「母親が喜びに溢れ、楽しくしていれば、子どもも幸せであり、自然と教育されていくのです」深い言葉です。大人になればなるほど常に謙虚さを忘れてはいけないということですよね。

創造主はまず女性を創ったが、女性は賢く、広く安心の目で物事をみつめ、愛が溢れ、完全な魂であり、完成度が高くなり世の中が安定してしまいました。これでは、魂の成長が促されなくなってしまいます。そこで創造主は対極の存在である男性を創りました。男性は賢いの対極ですから「バカ」ですね。そして、危険をかえりみることなく行動する(であるから冒険や発見があるわけですが)不完全な魂の存在を創り、世の中の中和、中庸を保ったというお話もありました。

だから賢い女性は、男性の行動や思考を理解できず、その逆である、バカである男性も、女性の行動や思考を理解するだけの賢さがありません。女性と男性は違う生き物であるという認識があれば、旦那さんが何をしようが、奥さんがどんな言葉を発しようが腹も立たないというものであるということも言われていました。勉強になりますな~

○カール・ブッセ:「幸せというのはすぐそばにある」、と言っています。

○メーテルリンク:幸せの青い鳥の中で、こちらも「幸せはすぐ近くにある」と言っています。

○良寛:「災難と思わなければ、災難ではなくなる」と言っています。

○一休禅師:弟子の一人が、極楽浄土は夕日が水平線に沈む時、黄金色に美しく輝く場所、西方にあるのですかと尋ねたが、禅師は「違う」と言われた。もう一人は、では、朝日が昇るとき金色に輝く東方に極楽浄土があるのかと尋ねたが、禅師は「違う」と答えた。また一人は、お釈迦様は常に北枕で寝ておられ、亡くなる時も北枕であったので、北に極楽浄土はあるのかと問うたが「違う」と言われた。
禅師は、「極楽浄土は南にある」と言われました。そう、極楽浄土は南(皆身)にあるということです。幸せは自分の中にあると言われています。

○お釈迦様:般若心経の中に「照見五蘊皆空」というくだりがあります。五蘊というのは、≪色・受・想・行・識≫であり、肉体や精神を含む、宇宙を構成する要素であり、すべてを構成する要素は実態をもたないものであると説かれています。「幸せも、不幸も、自分が”思う”ことであり、世の中のすべては自分が決めることである」と2500年以上前から言われ、今も語り継がれています。

○小林生観:40代まで生観さんの考え方=「不幸や、悲劇は存在しない」 40代から現在までの考え方=「幸せや、幸福も存在しない」と分かった。


幸せの宇宙構造とは
     =そう思う「心」がそこにあるだけ


これが、答えであると講演の最後を締めくくって終了しました。

すべての出来事は、幸せ、感謝を感じ、自分が成長するためにあるのでしょう。また、すべてに出来事に意味を見出し、その学びを自分の成長に繋げていくことが「幸せ」なのかもしれません。

さて、いい話を聴いたら、日常生活に、人生に実践していかないとね

二葉鍼灸療院 田中良和
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小林生観さん 講演会に行く ②

2009年04月30日 | その他の活動
年300回を超える講演回数をこなす生観さんが、冒頭で話された言葉が、
「私は好きで講演会をやっているんじゃないんですよ~」
でした。ただ人から頼まれた頼み事をひきうけて死んでいく、そんなスタンスで人生を歩んでおられるようです。

その話と前後して、「好きか、嫌いかではなく、ただ淡々と生きている」と話されていましたが、この辺りは、私は達観していないので理解できないことですが、要は、自分のペースで、自分の使命を、自分なりに全力を尽くすことが大切なのだと思いました。人と比べる必要はなく、競争することや、優劣をつけることが人生の真理ではないということと理解しました。

様々な例をあげながら、「教育というのは、称賛し、救済することであって、教えるということではありません」「すべての人に対し、同じ対応をとることが信頼につながります」「お金が欲しい!結婚したい!と自我を欲すれば欲するほど遠ざかるようです」

現代社会は競争することが求められる社会です。教育、経済、政治、すべての事柄において競うことが当たり前のように言われていますが、人と比べず、競わず、協力して行うことにより、自分が必要である存在だという自覚が生まれ、生きがいができ、興味が湧き、そこに他者のため、世の中のため、それがひいては自分の成長のためなのだという思考に変化していくのではないかと思います。

世の中の常識や社会通念は、宇宙の法則からすると非常識なのかもしれませんね。

「知的障害のある人たちに共通することがあります。それはガンで死ぬ人がいないということです。
「逆に、20代~50代で若くしてガンで亡くなる人たちに共通することは、人より優れている人であり、出世頭なんです」

そんな話もされていました。ガンに関しては、私もちょっと勉強していますので、この話題を書くと長~~~~~~い文章になってしまいますから書きませんが、これは何を意味するのでしょうね。「全ての人がそうではない」という批判もあるかもしれませんが、生観さんの言葉を素直に捉えると、これはどういうことなんでしょうかね。

「笑わない人が痛い」「病気が治りたければ、命をかけて笑ってみよう」「謙虚さ、素直さを失った人が、それを取り戻すために事故や病気になる」
わかるような気がします。ここまで意識が高まっている人は理解できることです。私は、臨床において医学的な説明や、全力で治療するわけですが、心の面をここまで持ってこれれば患者様の治りもきっとよくなってくるな~と思いました。

また、言葉と記憶の妙のお話もありました。
ある動物学者と生観さんが会談されている時、「動物には”痛み”という認識はないのです」という動物学者さんが話されたそうです。ヒトには”痛いという言葉”があるから、例えば傷ついたり、骨折したりすると、「痛かったね」「痛くないよ」という言葉とともに、この状態が=痛い として脳に記憶され、これがケガをした時やぶつけたときに「痛い」と認識されるというお話でした。

「だから、骨折したら、あー楽しい、あー嬉しいと言葉をかけていれば、痛みなんてどこかへ行ってしまいますよ」ということでした。難しいことだが…これも真理の一つでもあるんでしょう。

また、「平和という言葉は、戦争や紛争があるから出てくる言葉であって、平和が普通の状態であれば”平和”という言葉は必要ありません」「ニューギニアのある部族では”自然”という言葉がありません。それは、自然が普通だからです」「また、ある部族では”やさしい”という言葉がありません。それは部族のほとんどが親戚のようなもので、協力して生活するのが当たり前だからです」というお話もありました。
んん~これも宇宙の真理でしょうね。当り前に普通に存在していれば、そこに言葉を作らなくても、皆が共通して認識していることになりますからね。それが混沌とした状態になるところに人間の学びや成長があるのかもしれませんが…

少し長くなりましたので、③に続きを書きたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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小林生観さん 講演会に行く ①

2009年04月30日 | その他の活動
4月22日(水)、少し診療を早めに終了させて頂き、小林正観さんの講演会へ行ってきました。

小林生観さんは、様々な著書を出版されています。「嬉しい」「楽しい」「幸せ」な存在になろうと、宇宙の構造や、世の中の構造などを研究されている方で、”うたし会”というものを主催されています。宗教家ではないそうです。

私も何冊か著書を持っており、なかなか腑に落ちる、前向きになれる不思議な、いい本たちだと思います。

縁あって講演会の情報を得ることができましたので、聴講させて頂きました。

日 時:平成21年4月22日(水) 午後7時~9時すぎ
場 所:石川県青少年研修センター
講 師:小林生観
演 題:『幸せの宇宙構造』


200名の限定でしたが会場は満員でした。確かに著書にも不思議な力があり、何が、こんなに人を惹きつけるのだろうか、と、興味津々で講演会の始まるのを待ちました。

当初の小林生観さんのイメージとしては、んん~少し徳を積んだお坊さんのような威厳のある方なのかな~と思っていました……が、予想に反し、失礼な言葉ですが
「ええ~こんな普通の、というより、少し体力がなさそうなオジサンが~」
という第一印象でした。生観さんは、あまり有名になりたくないので、録音はいいのですが、写真やデジカメの撮影はしないようにということだったので(しかし、もう十分有名ですがね 年に360回も講演していれば、そうでしょう。)お姿をお見せできないのが残念ですが。

2時間の講演で”何が人を惹きつけるのか”ということも意識しながら聴いていました。初めから終わりまで終始、お話の中で貫き通されたことは「常に、寒いものから(失礼)、考えさせられる高度なものまでダジャレが入り、効いている人を、いろんな意味で飽きさせなかった」ということです。

あれは、嬉し、楽し、幸せを追求している、また笑顔の大切さを説いている、生観さんならではの話し方だなと思いましたね。これが情熱的に話すのではなく「わたしは、講演をやりたくてやっているんじゃないんですよ~」なんて、そんなはぐらかすような言葉を入れながら、何とも言えない雰囲気で講演されていました。

そして、ダジャレを言って、寒くても(失礼)最終的には聴いている人の笑いに繋げ、さらに「隣の人と、これをやってみてください」って突然、知らない人と会話をするように言われたり、「やらないと、前に進めないんですよ~」「はい、やってみて」など、聴衆を参加させ、会場に一体感をもたらし、自然に話に引き込んでいくところなど、勉強になりました。

面白かったのは、「携帯電話はオフにしなくてもいいですし、マナーモードにしなくてもいいですよ~」と言われたことです。「実は、携帯電話は話の中で重要な部分を知らせる合図なんですよ」ということに気づいたということです。実際、(サクラか)と思うくらい、いいタイミングで、いい話の部分で携帯が鳴ったんですよね。 不思議だ。

終始、笑いと、楽しい雰囲気とで、素晴らしい講演でした。最後の『幸せの宇宙構造』の答えを、身をもって心身(魂)で感じることができる、そんな不思議な勉強になる(他人に聴いて頂くための話し方として)講演会でした。

②では、お話の内容で、自分が感じたところを少し書きたいと思います。 

二葉鍼灸療院 田中良和
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