海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

シェアバイク深夜の入れ替え 上海

2017-07-21 | 写真日記

23時頃

 

メンテナンス後の入れ替え

 

一杯やって自宅に向かって歩いていると、シェアサイクルの入れ替えをやっていた。定期的に路上の自転車を回収し、メンテナンス後にまた歩道に並べている。最近は、このシェアサイクルもライバルが増え続け、今一体何社が競っているのかわからない混戦状態で、各社のカラーリングもほとんど7色出揃った感がある。何か一つ流行ると一斉に我も我もと同じ方向へ向かうのが大陸の伝統。

話は変わるがカメラの周辺機材を例にとると、一時期に中国の三脚メーカーがほとんど同じデザインで乱立した時期があり、その後ほとんど影を潜めた。そして、動画系周辺機材のメーカーが乱立したが、粗製乱造でこれも淘汰。次は何かというと、おそらく大型ストロボだろうと推測。デジカメの高感度性能が恐ろしく良くなったので、すでに大光量ストロボはあまり必要無くなってきている。そりゃ、スタジオなどでは耐久性や連続発光性能も含め大型ストロボは必然だろうが、それでも光量を相当落として使っているのが普通なので、さして大光量は必要ないと思ってよい。

大陸での話だが、昨年くらいまでは、2400Wクラスの大光量ストロボが相当数売れていたのだが、これは中国人のメンツの問題と何でも大きく値段が高い方が良いと思い込んでいる人達が多かったから。それが今年に入って、そんな大光量ストロボが必要ない事がやっとわかってきたのだ。ゆっくりジワリ大型ストロボメーカーの受難が訪れ、小型ストロボとLEDの波が押し寄せるかも知れないな。

日本では馴染みのないメーカーだが、数日前にイギリスの老舗ストロボBOWENS(ボーエンズ)が破産手続きに入ったというニュースを聞いた時には、あまり驚きもしなかった。これは、もう数年前から問題を抱えた会社だったからだ。理由は様々あるが、複合的な問題がすべて悪い方に重なったのと、時代の波に乗り遅れた結果だと私は思っている。Bowens去りマウントだけが残ったなんてのはちょっと寂しい。

日本で誰でも知っている老舗の会社が傾いた話は最近良く聞くが、時代の波に乗れない頑固な会社は気をつけた方がイイネ。

 

 

 

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ほとんど毎晩喧嘩する猫

2017-07-19 | 写真日記

喧嘩相手は茶トラ

 

私の上海の自宅から夜中に毎晩聞こえてくる猫同士の喧嘩は、近所でも有名。戦いの場所は、屋根がトタンで出来ている隣の家なので、猫が戦いを始めるとドタバタ音が響き渡る。喧嘩相手のキジ猫は知り合いだが、もう一匹の喧嘩相手は夜なので見つける事が出来なかったが、一昨日に相手は茶トラ猫と判明。

近所の人に聞くと、トタンで覆われた屋根はキジ猫の縄張りで、そこへ茶トラが夜中に侵入してくるそうだ。そう、上海の夜は暑く寝苦しいので、ちょっとひんやりするトタン製の屋根は最高の寝床なのだ。

暑いで思い出したのだが、アフリカのマラウェイから西安の大学に留学した学生は、西安があまりにも暑いので熱中症で倒れてしまったそうだ。彼女たち曰く、西安は母国より暑く日焼けして顔がさらに黒くなってしまったと嘆き、早く母国のマラウェイに帰りたいと嘆いているそうだ。マラウェイ国を調べてみると、夏の最高気温は30度を超える事がない高原の国のようだ。なるほど、そりゃ西安で熱中症になるはずだ。

実は、私の中国茶の先生がボランティア活動でマラウェイに滞在中で、来週上海に戻ってくるらしい。そして、8月に日本の四国に上陸し四国八十八ヶ所巡りをするそうだ。8月4日頃から四国巡礼の旅をしているサザエさん似のメガネをかけた中国人女を見かけたら、声をかけてあげてください。言っときますけど、彼女はベジタリアンなので野菜しか口にしません。中国語はもちろん、英語堪能で日本語はまったくダメ。彼女が熱中症にならない事を祈るのみ。

X100F

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消逝的老街1996-2000 Panorama 77 老西門

2017-07-18 | 消逝的老街1996-2000 panorama

1999年撮影 老西門

 

ここを最初に撮影したのは1996年で、当時更地になったこの場所はすでに杭打ちが始まっていた。でも、その後のアジア通貨危機の影響だろうと思うが3年以上放置状態だった。奥に見えるのは台湾系のデパートで、この付近では異常に目立つミラービルだった。

このビルは現在も外壁を改装し建っていて、このビルの奥右には孔子廟があり、昔はよく通った孔乙己酒家がある。

Fuji TX-1 45mm

☆日本の外務省が作った「ゴルゴ13」安全対策マニュアルが出来たようだ。これ、無料配布らしいが、お金を出しても買いたいな。私はゴルゴ13が大好きで昔はいつもビックコミックで読んでいて、随分と勉強になった漫画。その中で実践した例は沢山たくさんある。一例をあげると、海外でヤバそうなホテルに泊まった場合、ホテルのドアの内側にビール瓶などを置き、ドアが外から開いたら瓶が倒れて音がするような仕掛けは、マレーシアの奥地の宿で実際に2回ほど仕掛けた事がある。

ゴルゴ13が屋外で煙草を吸った後、ピッと指で弾き煙草を消さずに投げ捨てるシーンがあるが、最近彼が日本に来た時はやっぱり指定の喫煙所で煙草を吸っているのかなぁ、なんて思ったりして。

何だか急にゴルゴ13を読みたくなったので、kindleでダウンロードするかな。

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大陸で人混みの中では注意

2017-07-17 | 写真日記

左の二人組+子供

 

上海カメラショーは日曜日が最終日だが、その前日に打浦路で打ち上げ。香港から一人と深センのLED会社二人、そして上海の代理店二人と私の6人。酒は持ち込んだワインと紹興酒とビールで乾杯。白酒が出なかったのは幸い。

22時にお開きとなり一人で通りを歩いていると、ショルダーバックに違和感を感じたので振り返って見ると、バックのサイドジッパーが全開に。そして、私のすぐ後ろを歩いている奴の目を見ると急に逆方向に歩き出した。そいつらは、少数民族の若い女で子供を前に抱えた母親ともう一人の若い女の二人組。後を追いX100Fで一枚。幸い被害は無かったが、こんな経験は大陸で初めて。

上海は治安の良い都市で夜に女性が一人歩きしても問題ないのだが、安心しきっているとドツボに落ちる事もある。以前の例だが、東京から撮影仕事で来たスタッフが夜に一人、5星ホテルから出て路地裏に入った途端に数人に囲まれた事があった。彼らが狙いを定めるのは、海外から来た観光客や土地に不慣れな人を嗅ぎ分け、高級ホテルの外で待ち伏せしているのだ。

また、昼間に上海のメインストリートの南京路でよくある事例だと、日本人の独り歩きの男に声をかけ、今度日本に行くので東京の事を教えて欲しいなどと言って声をかけ、ボッタクリ喫茶店に連れていかれ法外な料金を請求される例がよくあった。私も以前は作品撮影で南京路を歩いていると、よく声をかけられた一人。そいつらは全員女で、けっこう美人タイプが多かったのと、親子連れの場合は、たいてい子供が美人だったのは今でも覚えている。もしかしたら、親子でなくビジネスパートナーとして組んでいたのかも知れない。(私は相手がブスだとすぐに顔を忘れる傾向がある)

その逆に、私の行きつけの天山茶城の中の贔屓にしているお茶屋で、後から入って来た日本のオバハン数人がお茶を買いに来たのだが、ガイドブック片手に言葉が通じなくて困っていたので、私が日本語で説明したら、無視された。つまり、私が詐欺師に見られたという事ね。当然だが、そのオバハンの顔がブスだったので、数分後にそいつらの顔を忘れた。

X100F

 

 

 

 

 

 

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消逝的老街1996-2000 Panorama 76 復興路

2017-07-16 | 消逝的老街1996-2000 panorama

1999年撮影

 

1999年撮影

 

道路両脇の建物を解体した後は、道路拡張が始まり、そして区画を決めてさらに老朽家屋の解体が始まる。旧城内の路はかつて水路だった所を埋め立てて造った路も多く、また沼地だったので地盤は軟らかく地盤沈下は避けて通れない地域。

画面の中心付近に、上海の伝統的な建築様式の石庫門住宅が見える。上海の街を歩いていると石庫門住宅は何処でも見る事が出来たが、最近は再開発で姿を消してしまった。

Noblex135U

 

 

 

 

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