海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

路地裏でソファに遭遇

2013-04-24 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

路地裏にはミスマッチなソファに遭遇。路地裏を歩いていて一番よく眼に飛び込んで来るのが椅子。籐製や竹製や木製などで古びた物がほとんどだが、この革張りのまだ新しいソファは珍しい。

天気の良い日、暇な老人達は一日中外の椅子に座り編み物をしたり昼寝をしたりして過ごす人をよく見かける。ある冬の天気のよい日に太陽の動きに合わせて椅子を移動して、一日を過ごす老婆を撮った事がある。私が撮った時は、ちょうど路地のど真ん中に座っていたが、前世紀の96年頃だったので車がまだ極端に少なかった時代の話。

Canon FD50mm f1.4

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旧城内の路地裏は迷路

2013-04-23 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

旧城内の路地裏に迷い込むと方向がわからなくなる。でも、それが魅力なのだ。旧城内の撮影を始めた1996年初頭、上の画像のような狭い路地に入り込む事に腰が引けていた時期があった。でも、このような迷路の奥にこそ普段見る事ができない世界が広がっている事を知り、それ以降は心で迷いがあっても無理矢理突き進む事で克服。当然小さなトラブルもあったが、そんな事で腰が引けていては写真なんて撮れない。

カメラのファインダーというのは恐ろしい物で、いったんファインダーを通して物を見ると、肉眼を越えた別の世界があり何も恐くなくなるのだ。

Canon FD50mm f1.4

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8年前と同じ場所に毛沢東の壁画が

2013-04-22 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

前日の続き。 

あったあった。8年前と同じ場所に毛沢東の壁画が。おじいちゃんによると、前日も白人と中国の大学関係者数人がここに来て写真を撮っていったそうだ。

文革当時、このような壁画は無数にあったと聞いているので、慎重に家屋を解体し探せばもっとたくさんの壁画に遭遇する事が出来るのだろうが、もし見つかると誰もが壊すのをためらうので、解体するひと達にとっては迷惑な存在なのかもしれない。

 

 

上の画像は、当日違う場所で偶然発見。一日で、二つの壁画に遭遇する事は珍しい。

Canon FD35mm f2  FD50mm f1.4

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旧城内で8年ぶりに再会

2013-04-21 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

2005年、発売前のGRデジタル1号機を持って「GR DIGTAL BOX」写真集と「Online Gallery」の為に街をうろついていた頃に出会ったおじいちゃんと8年ぶりに偶然遭遇。話をしてみると体調を崩して一度入院していたらしいが、今は元気だと言う。この旧城内に住んでいる人とこうして再会する事はとても珍しい。それは、私が知っている人のほとんどは亡くなったり立ち退きで郊外に行ってしまった人が多いからだ。

 

 

彼は日本に対して嫌悪感を持ってない。しばらく日本とこの国の話をした後に、彼の案内で再びあの壁画のある建物へ向かう。

Canon FD35mm f2

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旧城内の外側で

2013-04-20 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

久しぶりに旧城内外側へ、つまり中華路の外側に行った。この辺も取り壊しが進んでいてマンション群が迫って来ている。画像は、雀がどの電線に停まろうか、一瞬迷うほどの蜘蛛巣状態。

本日は、ある新聞社の局長と久しぶりに会い日本料理屋で一杯。

CanonFD35mm f2

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