ここ数年いつも持ち歩いているレンズは、Canon FDレンズがほとんど。そして、時々使用するのがもっと古いキャノンFLレンズ。ここに写っているレンズは、手前がFL58mm f1.2(1964年製造開始) 左がFL55mm f1.2(1968年製造開始) 右がFL50mm1.4。FLに手を出したのは、FD50mm f1.4を使っていた時に、もっと古いキャノンのレンズの写りを知りたくなりFL55mm1.2をネットで購入。その後さらに古いFL58mmf1.2も気になり数ヶ月後に購入。5年ほど前の話だが、いずれのレンズも人気がなく新品同様のようなレンズが、全部15000円以下で買えたのはとてもラッキーだった。(今はマウントアダプター最盛期なので少し高くなっているかもね)
このFLレンズが良いのは、絞り開放付近でコントラストがとても低い事と、当時の大口径レンズの宿命ともいえる収差がかなり残っていてハイライトが滲みやすい事。そして、ピントが合っている場所も今のデジタル用レンズと違いギスギスしてないところがとても良い。また、FDと違って絞りの連動システムが違うので、マウントアダプターを使用した場合に絞り連動ピンを無視する事ができるのが便利。
手元にある古いレンズは、ライカRとビゾ用レンズが6本とキャノンのFL系とFD系が24mmから135mmまで、トプコール58mm1.4が2本とM42ペンタックス50mmと85mm f1.9、そして、ニコンの35mm f1.4のみ。もう、古いレンズは買わない。(たぶんね)
RICOH GXR A12MOUNT ライカRズミルックス50mm f1.4 で撮影