海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Canon FLレンズ

2013-04-19 | 写真日記

 

ここ数年いつも持ち歩いているレンズは、Canon FDレンズがほとんど。そして、時々使用するのがもっと古いキャノンFLレンズ。ここに写っているレンズは、手前がFL58mm f1.2(1964年製造開始) 左がFL55mm f1.2(1968年製造開始) 右がFL50mm1.4。FLに手を出したのは、FD50mm f1.4を使っていた時に、もっと古いキャノンのレンズの写りを知りたくなりFL55mm1.2をネットで購入。その後さらに古いFL58mmf1.2も気になり数ヶ月後に購入。5年ほど前の話だが、いずれのレンズも人気がなく新品同様のようなレンズが、全部15000円以下で買えたのはとてもラッキーだった。(今はマウントアダプター最盛期なので少し高くなっているかもね)

このFLレンズが良いのは、絞り開放付近でコントラストがとても低い事と、当時の大口径レンズの宿命ともいえる収差がかなり残っていてハイライトが滲みやすい事。そして、ピントが合っている場所も今のデジタル用レンズと違いギスギスしてないところがとても良い。また、FDと違って絞りの連動システムが違うので、マウントアダプターを使用した場合に絞り連動ピンを無視する事ができるのが便利。

手元にある古いレンズは、ライカRとビゾ用レンズが6本とキャノンのFL系とFD系が24mmから135mmまで、トプコール58mm1.4が2本とM42ペンタックス50mmと85mm f1.9、そして、ニコンの35mm f1.4のみ。もう、古いレンズは買わない。(たぶんね)

RICOH GXR A12MOUNT ライカRズミルックス50mm f1.4 で撮影

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2013年上海生殖健康展覧会

2013-04-18 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

4年ぶりに生殖健康祭に行った。以前は日本の雑誌の取材で行ったのだが、今回はちゃんとチケットを買って入場。その値段、80元(約1200円)と異常に高い。興味は4年前と比べて各国の製造会社やブースが、どのように進歩発展を遂げたかを、この眼で確認するのが大きなテーマ。今日は、差し障りの無い程度の写真を多めにアップした。毎回感心するのだが、この展覧会の名前がとてもよい。

 

 

入口で出迎えてくれたのは、中国古代からある有名な木製のオブジェなのだが、これは昔上海にあった生殖博物館で見た事がある一品。すらばしい(上海では素晴らしいをこう言う)

4年前と比べて大人のおもちゃがどう変化したかと言うと、欧米メーカーは色と形の美しさに磨きがかかり、無線のリモコンでコントロールできる方向へ突き進んでいると言ってよい。一方、中国のメーカーはというと、以前の安かろう悪かろうからは少し脱却方向に向かってはいるのだが、相変わらずリアルさを追求しているのと美意識に欠けセンスが悪いのでグロテスクな物が多い。そして、我が日本のメーカーはというと、デザインや色では欧米に一歩負けるのだが、独自色が強く他国より一歩先を行く商品も多い。そして、韓国も以前より頑張っているようだ。4年前と同じく今回も一番賑わっていたのは、間違いなく日本のブースなのだが、これは日本のAV女優のおかげでもある。

こちらでは、このようなイベントに男女カップルで来て楽しんでいる姿をよく見かけるし、その場でオモチャを買って帰る光景もよく見る。一人っ子政策の問題もあり、これらの産業を後ろで国が援助してたりするのかな、と勝手に思ったりするのだが、まぁそれはないだろう。

 

 

上の二つは、日本のあの有名メーカーを一生懸命コピーしたのだろうが、すべてのバランスが崩れている。これが中国の会社の特徴。

 

 

ミサイルの発射台のような形で前後に激しく動くアレ。以前は存在したが今は無い、北京の故宮博物館の中で見た清時代の女用拷問木馬を思い出す。

 

 

自社の展示ブースで平気で飯を食うこの会社は、当然主催国の会社。製品は水晶製だと言っているので、人工水晶だろう。

 

 

韓国の会社も以前より頑張っているようだが、今一盛り上がりに欠けている。

 

 

欧米だと、やはりフランスがトップを走っている。デザインと色がすらばしい(くどくてスイマセン) 上の画像は、やはり欧製の何処か。

 

 

古代ジュラ紀の生き物のようなコレは、どこの製品だったか忘れた。

エッ、日本のブースの写真は?スイマセン、あまりにも日本ブース付近は人が多過ぎて熱気がすごく満員電車並みなので気持ち悪くなり、早々退散したので写真はありません。でも、このイベントが半日デモの最中だったらどうなっていたのだろうかと、ふと外に出て思った。

Canon FD50mm f1.4

 

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クリップオンストロボ専用モデリングライトLEDが完成

2013-04-17 | 使える中国製カメラ機材

 

昨年から中国の撮影機材メーカーBOLING社と共同企画していた、コンパクトストロボのモデリングライトとして使えるLEDライトがやっと完成した。(パテント取得済み) 熱の問題やベルトの耐久性などの問題もあり完成がやや遅れたが、来月の5月から日本でもここで販売予定。

ここ数年、デジカメの高感度性能が飛躍的にアップし、ストロボも小光量でコンパクトな物で仕事ができるようになりとても楽になったのだが、市販のクリップオンストロボにはモデリングが無いのが難点だった。でも、これで少し解消できる。やはり光を見ながらライト位置を決める事ができるのはとても便利。それに、暗い場所でのAF精度も高くなる。

光量は、ISO400 1/30 f2.0 2/3  ターボボタンを押すとf2.8を7秒間だけキープしてくれる。数値的にはやや暗いと思われるだろうが、室内でソフトボックスを使っても十分光を読む事が出来る。(小型のソフトボックスもただいま製作中)

ゴム製ベルトでストロボに取付けるタイプなので、ほとんどのクリップオンストロボには対応出来る。そして、バッテリーはリチウム電池を使用。また、室内での動画撮影の時には補助光としても十分なので、カメラバックに一個入れておくととても便利。

日本での販売権は、私とパンプロダクトが持っている。5月初旬から販売予定。

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上海動物園 3

2013-04-16 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

上海動物園の中には、どう見てもパチモンとわかるほど顔や体のバランスが崩れているウルトラマンが。こんなにマヌケで頼り無さげで弱そうなウルトラマンを初めて見た。

 

 

そして、骨董品に近いゴンドラもあるのだが、今までこれに乗っている人を見た事が無い。

 

 

動物園の中でテントを張り、食事を楽しむ親子連れを発見。ある意味正しい上海動物園の利用方法かもしれない。ここは、動物以外にも色々と楽しめる場所なのでお勧め。当然、いつもずっと寝ているバンダも居る。

Canon FD50mm f1.4

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上海動物園 2

2013-04-15 | 新博物図鑑 オールドレンズ

 

上海動物園の入園料は40元。そして、ゲートをくぐると最初に見せられるのが爬虫類館だ。爬虫類を見るのは好きなのだが、私は触る事が出来ない。

 

 

このデカイ蛇の館は、以前は大きな肉食の陸亀と蛇が同居していたのだが、今は完全に蛇の館になっていた。その時は、食事の日だったようで、生きた鶏やネズミが爬虫類のブースの中に放たれていた。これも中国流。

Canon FD50mm f1.4

 

 

 

 

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