海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

2013年上海生殖健康展覧会

2013-04-18 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

4年ぶりに生殖健康祭に行った。以前は日本の雑誌の取材で行ったのだが、今回はちゃんとチケットを買って入場。その値段、80元(約1200円)と異常に高い。興味は4年前と比べて各国の製造会社やブースが、どのように進歩発展を遂げたかを、この眼で確認するのが大きなテーマ。今日は、差し障りの無い程度の写真を多めにアップした。毎回感心するのだが、この展覧会の名前がとてもよい。

 

 

入口で出迎えてくれたのは、中国古代からある有名な木製のオブジェなのだが、これは昔上海にあった生殖博物館で見た事がある一品。すらばしい(上海では素晴らしいをこう言う)

4年前と比べて大人のおもちゃがどう変化したかと言うと、欧米メーカーは色と形の美しさに磨きがかかり、無線のリモコンでコントロールできる方向へ突き進んでいると言ってよい。一方、中国のメーカーはというと、以前の安かろう悪かろうからは少し脱却方向に向かってはいるのだが、相変わらずリアルさを追求しているのと美意識に欠けセンスが悪いのでグロテスクな物が多い。そして、我が日本のメーカーはというと、デザインや色では欧米に一歩負けるのだが、独自色が強く他国より一歩先を行く商品も多い。そして、韓国も以前より頑張っているようだ。4年前と同じく今回も一番賑わっていたのは、間違いなく日本のブースなのだが、これは日本のAV女優のおかげでもある。

こちらでは、このようなイベントに男女カップルで来て楽しんでいる姿をよく見かけるし、その場でオモチャを買って帰る光景もよく見る。一人っ子政策の問題もあり、これらの産業を後ろで国が援助してたりするのかな、と勝手に思ったりするのだが、まぁそれはないだろう。

 

 

上の二つは、日本のあの有名メーカーを一生懸命コピーしたのだろうが、すべてのバランスが崩れている。これが中国の会社の特徴。

 

 

ミサイルの発射台のような形で前後に激しく動くアレ。以前は存在したが今は無い、北京の故宮博物館の中で見た清時代の女用拷問木馬を思い出す。

 

 

自社の展示ブースで平気で飯を食うこの会社は、当然主催国の会社。製品は水晶製だと言っているので、人工水晶だろう。

 

 

韓国の会社も以前より頑張っているようだが、今一盛り上がりに欠けている。

 

 

欧米だと、やはりフランスがトップを走っている。デザインと色がすらばしい(くどくてスイマセン) 上の画像は、やはり欧製の何処か。

 

 

古代ジュラ紀の生き物のようなコレは、どこの製品だったか忘れた。

エッ、日本のブースの写真は?スイマセン、あまりにも日本ブース付近は人が多過ぎて熱気がすごく満員電車並みなので気持ち悪くなり、早々退散したので写真はありません。でも、このイベントが半日デモの最中だったらどうなっていたのだろうかと、ふと外に出て思った。

Canon FD50mm f1.4

 

コメント
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