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海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Color-Skopar 28mm f2.8 AsphericalとGFX50SII    

2023-12-02 | GFX+オールドレンズ

Color-Skopar 28mm f2.8 Aspherical    

 

VoigtlanderブランドのColor-Skopar 28mm f2.8 Asphericalは、143gと超軽量コンパクトなレンズ。もちろんGFXの44x33はカバーしないが、私は64x24と1x1がメインフォーマットなので問題ない。MC Rokkor 28mm f2.8は、GFXで使ってもケラレが発生しない好きな描写のレンズだが、一眼レフ用なのでマウントアダプターを付けると大きく重い。日本国内での街撮りで65x24のパノラマフォーマットを使う場合、35mmフォーマット換算で35mmから40mmくらいが一番合っているのだが、上海の路地は狭くどうしても28mmか24mmが必要な時が結構多いのだ。つまり、常用レンズではないが、持っていて良かったと思う時が1日に何回かある。そんな場合、軽くコンパクトなColor-Skopar 28mm f2.8 Asphericalは最適なレンズ。それと、前玉が小さいので小さな隙間にレンズを入れて撮影できるのも利点の一つ。

同じコシナブランドにUltron 28mm f2があるが、今はISO感度問題は無視して良いほどデジカメ性能は上がっているので、このColor-Skopar 28mm f2.8 Asphericalは、もっと評価されても良いと思うが、ネットで検索すると評価が少ないのが残念。

 

☆本来なら年末に帰国予定だったが、訳あって今は日本。もう一度上海に戻り再度年末に再入国するかどうか、今のところ決めてない。今回はピーチで帰国し羽田に到着。その後電車で移動し溝の口からタクシーで自宅まで。タクシー乗場に並んで乗った個人タクシーのドライバーが高齢者でおそらく70歳を超えている。住所と番地を伝えたが、ナビが使えないようで交差点で停められ道を指示したら、信号を無視し交差点の横断歩道上で強引にUターンし左折。高齢ドライバーの事故が日本。あー、こういう事ねと思った。今、日本でライドシェア導入で賛否両論あるが、迷っている場合じゃない。友人の上海人から、日本に行った時に老人のタクシードライバーってどうなの?と聞かれる事が結構多いのだが、そんな時は乗るなとアドバイス。

☆上海ではタクシードライバーも定年制があり、高齢者ドライバーいない。上海でタクシードライバー免許を一桁(9番以内)に取得した人(1956年生まれ)を知っているが、その後に趣味だったカメラに詳しいので中古カメラ屋の雇われ店長に。

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GFXに常時135mmファインダーを

2023-11-30 | GFX+オールドレンズ

GFX50SⅡに常時ライカ135mmファインダーを

 

GFX50SⅡを使い65x24と1x1フォーマットをメインで使っているが、75mmから21mmくらいまでの画角はファインダーを見なくてもある程度読める。ただ、望遠系のレンズは画角が読めない。という事で、GFX50SⅡのアクセサリーシューに135mmのファインダーを常時付けている。このライカのファインダーは、135mm専用なのでフレームが表示されるが、その外側は約90mmに近いので、画角の当たりをつけるにはちょうど良い。

以前、この135mmファインダーを常時持ち歩き遠くを見る訓練をしたが、やっぱり体に染み付かなかったのだ。135mmで使いたいレンズはHektor135mm f4.5かTele-Elmar135mm f4で、両方ともビゾマウントに変換しGFXに取り付けて使っているが、GFXの44x33でケラレが発生しない。このHektor135mm f4.5の描写に惚れ込み、とあるカメラのカタログ撮影で使った人がいるが、その気持ちよくわかる。だけど、私の周りにはこのレンズを使いこなしている人は一人もいない。このレンズはライカM用のレンズだが、前玉を外しビゾ変換して使うのが今は適していると私は思っている。ISO感度を自由に選べる現代は、f値の明るいレンズは私には必要ないのだ。

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19参Ⅲ老場坊へ久しぶりに

2023-11-28 | GFX+オールドレンズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度もブログで紹介した場所

虹口区の漂阳路付近へ行くと必ず立ち寄るのが19参Ⅲだ。ここは租界時代に屠殺場だった。人と家畜が歩く場所を完全に分離するように設計されたので、エッシャーの絵のような複雑な建築になった。世界中にイギリスとアメリカと上海に同じ建築家が同じ建物を建てたと聞いている。2003年かその翌年だったと思うが、この建物の持ち主が特別に見せてくれたのが最初で、その後に上海TVのドキュメントでもう一度撮影した場所。現在は音楽学校やイベントホールやカフェとして使われていて、誰でも入れる。

3カットのパノラマの画像は、同じ場所を前後に移動しただけ。この日は20分ほど滞在し、外灘方面に向い地下鉄で帰還。

この日はGFX50SIIとMC Rokkor28mm f2.8がメイン。現在上海に21mmを置いてないので、今度の帰国時に21mmを持ち込み再度撮影予定。

19参Ⅲ以前のブログ→コレ

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北外灘付近から虹口区の奥へ

2023-11-26 | GFX+オールドレンズ

海員病院が違う施設に

 

眩しい高層マンションに

 

芥川龍之介が泊まった萬歳館はまだ手付かず

 

鉄格子の外から

 

すべて封鎖されたまま

 

人はほとんど歩いてない

 

漂陽路付近はまだ昔のまま

 

北外灘と言われている虹口区付近(昔日本人が多く住んでいた場所)がどうなっているか行ってみた。2021年に連載の撮影で行き、昨年は大学の先生に聞いてみたが、この付近は今後どうなるのかわからないと言っていた。この近辺は、今も立ち退きが終了したままで何も変わってない。この付近の街並みはとても美しいので、このまま残して老上海の街として残してほしい気もするが、やっぱりビルになるのかなと思う。この後、漂陽路沿いに虹口区の奥へ行くとまだ昔の生活が残っている場所もあり、すでに懐かしく思ってしまう。

この日のメインレンズは、Elmar 50mm f2.8(初期)とMC Rokkor28mm f2.8  GFXの65x24フォーマットとRokkor28mm f2.8の相性はとても良い。

☆訳あって、本日の深夜便で短期帰国。

 

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上海旧城内で猫を

2023-11-20 | GFX+オールドレンズ

 

最初に迎えてくれたのは犬

 

猫二匹

 

猫一匹

 

猫二匹

 

猫一匹 1996年

 

老西門の裏路地で、廃墟壁画がもっとあるかも知れないと思い探し回ったが、一カ所しか見つからなかった。この廃墟壁画に出てくるのは猫が多く犬は描かれてないのは、当時のこの地域で犬を飼っていた家は稀だったからだ。この日は休日だったので、老西門付近を歩いているとカメラやスマホで撮影している人が結構多く、シェアサイクルで廻っている人も多かった。

上海でペットブームが始まったのは、2005年頃と記憶している。2003年から2年間お世話になった私の最初の助手(現在カナダ在住)は、2005年から日本人医師を雇いペット病院を開き、その後にペットのトリミングサロンを併設。信頼出来る外国人医師がいるペット病院という事で評判になり盛況だった。その後にペットブームはさらに広がり、道を歩けばペット関連の店が立ち並ぶようになった。

最近は、ネットを駆使した「街猫」というシステムがあり、野良猫を保護する為にカメラ付きの小さな家を置き、24時間専用アプリで猫たちの様子を見る事が出来る。そして、そのスマホアプリを通してお金を支払い餌などの支援をする事も出来るシステムだ。こんなの日本では絶対に出来ない事を、ITを駆使してさらりとやってのけるのが今の上海の良いところ。

☆GFX50SII+Elmar50mm f2.8+MC Rokkor28mm f2.8

 

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