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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

昔の曲を振り返ってみよう ~「たんぽぽ」の巻~

2008-11-16 20:37:13 | ハロプロ(ユニット)
 時々、思い出したかのようにお送りする「過去の曲を振り返ってみよう」。今回はタンポポの「たんぽぽ」をテーマに書いてみたいと思います。

 Buono!のCMが話題となっていますが、ハロプロで三人組ユニットと言えば、元祖と言えるのが「タンポポ」です。タンポポと言っても、その活動期間に於いて第一期から第三期とありますが、今回書く「たんぽぽ」は飯田圭織、石黒彩、矢口真里の三人の第一期タンポポの曲です。
 そんな事はわざわざ書かなくても知ってる!と言う方も少なくないと思いますが、タンポポが結成されてから早10年。この曲がリリースされたのも9年前とあって、この三人によるタンポポはよく知らないというハロプロヲタな方、更には「タンポポって何?」という人もいると思います。そんな方に軽く解説すると…と思いましたが、私が色々書くよりWikipediaが詳しいと思いますのでリンク貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%9D_(%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%BC!%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88)

 タンポポを知らない世代の方に第一期タンポポの魅力を一言で言うなら、ズバリ「歌声」です。三人それぞれに声質がハッキリと異なる第一期タンポポは、ハーモニーも心地よく響きます。彩っぺのドスの効いた低音、矢口のキーの高い高音、やや低めながらナチュラルなカオリンの中低音。その歌声が切なく絡み合うデビュー曲「ラストキッス」は、今聴いても全然古くさくないどころか、今だからこそハロプロでこういう曲を歌えるユニットが欲しいとさえ思えます。

 ラストキッス/タンポポ
http://jp.youtube.com/watch?v=J7sspFL2mtw&fmt=18

 そんな三人の魅力が最大限に詰まったアルバム「TANPOPO1」は、ハロプロの歴史に於いては勿論の事、アイドルミュージックの歴史にも残る名盤ではないかと私は思っています。全編に渡ってジャケット写真通りの、ちょっと陰のある女性の世界が展開される一枚。今なら、中古でかなり安く手に入りますから、是非聴いてほしい一枚です。

 Amazonで見たら、中古は1円からありました…。

 そんなタンポポが歌う、まさにタンポポのテーマソングとも言えるのが「たんぽぽ」。元々はアルバムに入っていたものが、好評につきシングルカットされたという流れです。

たんぽぽ(Single Version)


 カオリンは、この曲の歌詞が大好きだとかつて語っていましたが、歌詞に「どこにだってある花だけど~」とある部分が、私にはまさにタンポポの事、そして当時のモーニング娘。の事を歌っているように思えるのです。「風が吹いても負けないのよ~」は、まさに当時娘。が置かれていた立場、売上が伸び悩んでいた時のメンバーの気持ちそのものではないでしょうか。
 タンポポというユニットは歌声以外の部分、特にアイドル性という面については決して一級品なアイドルではなかったと思います。ビジュアル、トーク、特に他より優れていた訳ではありません。しかし、歌に関しては譲れないと、三人は娘。の時以上のモチベーションでタンポポに臨んでいたように思います。三人は娘。曲ではあまり活躍の場がなかったから尚更です。
 そんな気合いが多少ボーカルに影響を与え、この曲でも歌い方に力みが感じられなくもないのですが、そんな本人達の思い入れの強さが武器となり、三人の持ち味がいかんなく発揮され、歌詞、曲、アレンジ、ボーカルと見事に融合して完成度を高めた感があります。

 私は初期の娘。メンバーでは彩っぺの歌声が大好きで、この曲でも彩っぺの声の抜き方、例えばサビの「負けないのよ~」の部分とか堪らないのですが、カオリンやヤグチも歌声のおいしい部分がちゃんと活かされているので、その辺りを聴いてみるのも面白いかと思います。

 この曲は三人の歌声もさる事ながら、イントロがまた素晴らしい。そして、イントロと同じ旋律でエンディングになっていきます。その音色は、風が吹いても負けない者達がスターへの階段を実はこの後昇っていく事を、ささやかに告げている。そんな風に今となっては思えるほど、力強く響いています。この曲が発売された夏が終わり、秋を迎えた頃にモーニング娘。は一躍国民的アイドルへと登り詰めるのでした。


 たんぽぽ(Single Version)/タンポポ
作詞・作曲/つんく 編曲/小西貴雄  1999/6/16発売


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6 コメント

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すごい〓 (タクッピ)
2008-11-16 20:51:54
管理人さんはハロプロの事何でも知ってるんですね

自分は結構最近ファンになったんで℃-uteとBerryzしかよく知らないんですよ

もっとこのサイトで勉強させてもらいます


あとYahooのオークションに来年の1月の
ハロープロジェクトのコンサートのチケットが出てたんですが
ファンクラブの人はもうチケット持ってるんですか


質問ばかりですいません
返信する
まさに (origin86)
2008-11-16 22:06:50
管理人さんのおっしゃる通りだと思います。
当時の娘。は、なっちや明日香がメインを張り、この3人はなかなか目立つ存在ではなかったです。
このユニットによって3人の個性が目立ち始めたのだと思います。
そして、プッチ・ミニなど更なるユニットの先駆けとして大きな役割を果たしたと思います。
返信する
懐かしい (かめ~の)
2008-11-16 22:25:20
私もたんぽぽの中、いやハローなかでも好きな曲のひとつです。


彩っぺとかおりんは先に決まっており、2期メンバーのから1人選ぶのにオーディションがありました。それだけしっかり人選したから成功したんだろうね。


返信する
どうもです~ (タートル)
2008-11-16 22:32:32
初期タンポポと聞いて飛んで参りました笑



自分もタンポポは好きなユニットです。初期の頃はボーカリスト色が強いアイドルユニットだったなぁと今更ながらに思ったりしてます。アレンジもしっとり系で、耳に馴染みますよね。


3人の歌声って全く共通した所がないように思えるんですが、合わさると素晴らしいハーモニーになるんですよね~。不思議です。


石黒さんは貴重な声の持ち主ですよね。初期モー娘。の中でも抜群の個性を発揮していたかと…。ユニゾンでもすぐ分かるくらいで。その辺は最近だと藤本さんと共通するかな?なんて思います。



ラストキッスは今でもよく聴いたりしています~。この曲のパート割は神だと思いますね。
返信する
へー (たく)
2008-11-16 23:42:54
こんなユニットがあったんですか。
僕はタクッピさんと同じく学生なので
初めて知ってハマッタのが℃-uteとぺリ
ですからね。これを機にハロプロの知識をもっとたかめたいと思います。

返信する
タンポポコンサートが観たかったです (管理人)
2008-11-17 22:44:06
コメントありがとうございます。

>タクッピさん
さすがに何でも知ってはいませんが、ハロプロヲタ歴8年目ともなれば、色々昔話も出来てしまう訳です。(この曲が出た頃はまだファンでもなかったですが)
来年1月のコンサートはまだファンクラブの先行受付が終わった段階で、チケットは来ていません。いつも公演二週間前に届きます。

>origin86さん
カオリンがなっちをライバル視していて、負けたくない気持ちでタンポポに賭けていたと語っていたと記憶しています。タンポポは曲がハズレ無しで素晴らしいユニットでした。再結成希望No.1ユニットです。

>かめ~のさん
かめ~のさんも「たんぽぽ」が好きでしたか。自分も初めて聴いた時は、イントロからキターな感じでした。
彩っぺカオリンが低音寄りなので、声が高い矢口が選ばれたそうですね。あと、当時は一期と二期の確執もあったので、性格的にも矢口が適役だろうというのがあったみたいです。

>タートルさん
そうですね。ラストキッスのパート割りは絶妙過ぎです。歌詞、音階、うまく歌い手の歌声と噛み合っています。
タンポポのバランスを語る上で、矢口のコーラスでの活躍が評価されていますが、彩っぺの特徴的な歌声が良いスパイスになっているとも思います。ユニゾンでも確かに目立ちますね。

>たくさん
タンポポは歌や音楽的な部分が高く評価されているグループです。この頃のハロプロのCDは幅広い層に売れたので、中古店に行くと結構みかけると思います。興味がありましたら、値段も安いと思うので是非聴いてみてください。
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