AKB48のアルバム「神曲たち」が初動29万枚の売上を記録したそうです。この売上は女性アイドルとしては、モーニング娘。以来の売上!みたいな取り上げられ方を芸能メディアにされているみたいですが、私は敢えて言いたい。
「Perfumeを忘れていないか?」(爆)
えっ、Perfumeはアイドルじゃない?Perfumeはテクノミュージックを楽しませてくれるアイドルだと思って応援していますが、一般的にはアイドルではないんでしょうか?
そんなジャンルの話はともかく、AKBがこれだけ売れているという事実は興味深い。自分の予想よりは枚数いかなかったですが、それでもハロプロで一番アルバムが売れるモーニング娘。の20倍以上の枚数という結果は、事実として記録されました。
その売上を生んだ内情、例えば生写真がランダムに付いてくるとかのトレーディング商法はあったものの、結果は結果として記録されます。
このアルバムは、レコード会社移籍後のシングルが全て収められているというベスト盤的な一枚です。久しぶりに発売したアルバムなんだから、もっと新曲なアルバム曲を入れればいいのにと思いますが、レコード会社移籍以降付いたライトファン向けに、一枚で色んなシングルが聴けますというコンセプトなのでしょう。それはそれで正しい。何しろ、自分も買ってみようかなと思ったくらいです。
近日中にある方法で安く入手する予定です。
AKB48 言い訳Maybe PV
(AKBのPVではこの曲が一番好きです。曲自体はそんなに魅力を感じませんが、映像は曲に合わせた疾走感があって良いと思います)
AKBのシングルに関して絶賛をしている人達の意見を聞いていると、まずキャッチーなメロディである。明るい曲調。前向きな歌詞。そんな言葉が出て来ます。なんか意味としてはどれも似通っている気がしますが、要するに明るくて楽しい歌だという事なのでしょう。それは私も感じます。
ただ、音楽的にはどうなんだろう?アイドルポップスとしてどうなんだろう?と言うと、手放しで絶賛して、ハロプロにダメだと烙印を押すほどの圧倒的な出来映えとは思えないのも確かです。
上手いかどうかとかは、とりあえず置いておくとしても、明るくて楽しい歌ならAKB以外のアイドルも歌っています。一歩下がった位置から見ていると、売上の数字ほどは他アイドルと出来映えに差があるとは思えない。
それでも数字は正直だとは言いますが、これはぶっちゃけ「知名度」の差なのであって、今のアイドルポップス界でAKBだけがずば抜けて良いものを提供している訳ではないと思っています。
対してハロプロはどうなのか?ここ数年、ハロプロの楽曲は確かに、何かが足りないと感じる出来映えのものが少なくない。何回も聴いていく事で良く思えてくる曲も多く、そういう性質ゆえにヲタにしか良さがわからない。言い換えれば、ヲタにしか良さが気づけないような曲が多い印象もあります。
ハロプロの楽曲を何度もリピートし、聴きこんでいる人にしてみれば、「やっぱりハロプロだから良い」とその看板に安心感を感じる。しかし、ヲタではない人にしてみれば、1、2回耳にして「やっぱりハロプロだからダメだ」となる訳です。掴みどころがない。歌い方がくどい。曲がシリアスなものが多いなどなど、それらのマイナスイメージを抱いている人にしてみれば、数回聴いて「またか」と、「ハロプロだからダメだ」を再確認して終わるだけです。
シングル曲に関しては、このままではいけないのではないか?と思うのですが、曲を書いている人がそうは思っていないのか、この傾向はなかなか変わりません。先入観で損をしているハロプロです。
この先入観というものを巧く利用して、巧みに商売に結びつけているのがAKB。「AKBだから大人数で明るくて楽しい歌だ」というイメージがある。その明るさにつられてCDを欲しくなっていく。やはりポップスの原点は、楽しく思わず口ずさみたくなり、そしてCDが欲しくなる。それでこそ大衆音楽なのでしょう。
しかし、「AKBだから」を逆のイメージに受け取る人もいます。AKBだから細かい歌唱力よりもユニゾンのパワーで押しきっているだけなんだろう?という「AKBだから実力は下。だから興味は湧かない」という人達。
これもある意味勿体ない。ハロプロの曲を触り程度にたしなんで評価を下すのと大差ない行為。先入観を捨てて聴いてみると、そこには今の時代の空気、と言っては大袈裟ではありますが、今この時しか歌えないような歌を歌っているという輝きがあります。この「今この時しか」というキーワードがアイドルポップスには大事なのです。それは、学生生活と同じ。中学生活、高校生活、大学生活、それらは今しか味わえない時間。アイドルポップスというのは、そういう青春の打ち上げ花火な音楽な気がします。
ハロプロで、そういう今しかない感覚を巧く表現した歌を歌っているのはBuono!やスマイレージでしょうか。モーニング娘。やBerryz工房が今歌っている歌は、数年後でも歌えるような曲が多い印象です。その辺りが地味に見えて、印象面で大きく作用しているような気もします。
【LIVE】SONGS - Morning Musume(Eng Sub)[HD]
(良い意味で今のハロプロらしさの溢れている曲のひとつです)
もっとも、今のハロプロにもBuono!みたくとっつきやすいタイプの歌を歌っているグループもいるし、暗い歌が多いと言われるモーニング娘。だって、楽曲自体は悪い訳ではないと思っています。良い曲の基準や好みは人によって違うから難しい面もありますが、じっくり聴ける曲は増えたと思います。
ただ、聴き込まないと良さが見えてこないというタイプの歌では、なかなか新しいファンはつきにくい。それが今の状況そのものになっている気がします。
しかし、AKBもとっつきやすいが、何年も聴いていたいタイプの曲かというと、そういうタイプでもない気がします。今の勢いそのままな弾けた感じの作品群は、間口は広いが中は浅くという風にも見えます。
ハロプロ、AKB、タイプがまったく異なる両者。好みに合わせて支持が分かれるのも当然な気はします。でも、とりあえず先入観は捨てて、まだよく知らないという方の歌をYouTubeなどで見て、聴いてみてはいかがでしょうか?
この点に置いては、学生年代のファンの方が柔軟で、ネット上でハロプロ派とAKB派でで毎日罵りあっているような社会人ヲタが滑稽に見えてくるくらい、ハロプロとAKBの掛けもちが多いそうです。それを裏付ける一つのデータが、HMVがAKBファンを対象に実施したアンケートの中にあった「HMV購入実績によるAKB48以外の支持アーティスト」の結果です。
2位にモーニング娘。 5位に℃-ute 7位にBerryz工房。ちなみに、Perfumeは6位でした。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1004020087/
ハロプロとAKB。うまく共存は出来るのではないか?私はそう思います。無益な争いや比較は止めるべきです。
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ハロプロの曲も決して悪いものではないと思います。
むしろ昔に比べてぐっと歌詞の意味がリアリティに感じれるようになりました。(私が歌詞の意味を理解できるような歳になったというのもありますが)。
以前どこかで読んだんですが今恋愛の曲というのをやってもあまりはやらないんですよね。娘。は近頃は恋愛の曲ばっかりですよね。そういうのも関係しているかなと。
AKBの曲はカラオケでも歌いやすそうな曲が多いですよね。悪い言い方をすれば歌が下手でも上手でも誰でも大勢で歌える明るいそんな曲が多いんではないでしょうか。メロディ的にも人の耳に入ってきやすい…。
対するハロプロはわりとこったメロディが多い。ある程度歌唱力がないと歌えない。歌詞が暗いからカラオケ向きではないなど…。
私、AKBの曲を入れてる時もあるんですが、ある程度期間経つと飽きてしまって消してしまうんですよね。だから買うのはもったいないんですよ(笑)
自分もSONGS大好きです。いまでもプレイリストに入っているので。後は「泣き出すかもしれないよ」とか「弱虫」とか。
本日の記事とても興味深い内容でした。
自分もハロプロとAKBどちらも興味があって両方楽しんでいる訳ですが、やはり何度も聴いていて飽きない楽曲はハロプロに多い気がしますね。
特にハロプロでもBuono!の楽曲は群を抜いていると思います。ロックがコンセプトの楽曲なので個人的に惹かれるというのもあるんでしょうけどね。
AKBに関連して自分は渡り廊下走り隊が気に入ってます。AKBでいう渡り廊下走り隊はハロプロでいうBuono!、みたいな勝手な解釈をしています。位置付けが似ているような…気がするんです。
ファンでない一般の人からみてモー娘。はシリアスだから地味で駄目、AKBは明るくて受け入れ安い!というのが一般論みたいですけど実際どうなんでしょうね?
掛け声入れてキャッキャッ歌ってるよりシリアス調できめてる方が聴きやすいんではないかな?とも思えるんですけどね。
まぁ売り上げが数字として出てる以上は議論の余地もない訳ですが…笑
かと思えば心の片隅では,ハローとAKBは同じ土俵じゃない,別分野と考える自分もいます.
でも別分野で考えている自分はきっと数字でハローが負けている事実を認めたくないだけなのかもしれません.非常に複雑な心境です.
まぁ,ザッピングしていてAKBが出ていたらそこで手が止まってしまいますが・・・.
なので、あまりクセがついていないAKBが耳にすっと入ってきてしまいます。
PVもそうですけど、聴いていて楽しそうだなって思うんですよね。仲間に加わりたくなるような感じ。
衣装も歌もPVも、そういうキラキラ感が最近のハロプロには少ない気がします。
それもこれも、事務所が手を抜きすぎなのです・・・・
それぞれのいいところがあると思います。楽曲にしろ、ダンス・歌声にしろ、ルックスにしろ好みは人それぞれですからどっちが上とかをネットとかで討論するのは個人的には結局平行線になってしまうので無駄だと思いますね。
あと興味深かったのがHMVのアンケート。
ハロプロ以外のランクインされた方達を見ると女の方でAKBファン(というかアイドル好き?)が多いのかなと思いました。
AKBからハロプロを知る方も多いと思うので(私は逆パターンです)ハロプロも今はチャンスだと思います。
私も共存できると思います!というよりどっちも好きだからぜひともコラボって欲しいww
私が勝手に妄想しているのはAKBアイドリングみたいにシャッフルや楽曲交換、それかプロデューサー交換!!これおもしろいと思うんですけど、、
長文失礼しました。
一応、簡単に書いておきます。
曲は売上ほど差はないですね。結局は失った信頼が売上に大きく響いている感が有ります。
互いに意識し合い、成長し合える存在になれれば良いですね。
柏木由紀のその後(ダイジェストで)
ネットでの虐めネタが三流芸能誌で記事になり、これがきっかけで一般に事実として認知されてしまう。
その後、プチブレイクするもこの記事の件で娘。内で浮いた存在となる。
AKB48の光井愛佳とはやたらと比較され、光井を取らなかったつんくは無能との声が上がる。
ポケモーの日記での話題は同い年の桃子や舞美達、同期の中国人コンビが中心で意外と面倒見の良いれいながたまに出る程度、
その後は大した活躍もなく卒業を向かえる…。
俺は彼女よりみっつぃ~で正解だったと思います。また無い物ねだりより今を楽しみたいですね。
後、ちょっと思ったんですが何気に外観はジュンジュンと被っている部分が有りませんか?
(髪型や角度によってですが…)
僕はAKBのファンなんですが、ハロプロは型にはまった歌い方があまり好きになれないんですよね。(ネットではこれをつんく歌唱法と呼ばれているらしいです)
対してAKBは癖のない歌い方なのでそれぞれの声質が生かされていて良いと思います。(あくまで個人的な考えです)
ソロパートがある曲(アルバム「神曲たち」の「自分らしさ」を聴くと良く分かると思うんですが管理人様はどうお考えでしょうか?
>やまさん
自分も一時期に比べたら最近のハロプロ、というか娘。曲はなかなか良い曲が多いと思います。真野ちゃん、Buono!、スマイレージも。
AKBの曲はまさにカラオケ向きですね。昔の娘。曲に通じるところがあると思います。ハロプロの曲は難しい曲が多いのは確かです。大衆受けを考えた場合、これはあまり良い材料ではないかもしれませんが。
自分も「弱虫」大好きです。最近のC/W曲は当たりが続いていますね。今度カラオケで歌ってみたいと思っています。
>こーたさん
こんばんは。Buono!は良いですね。3rdアルバムよく聴いています。「うらはら」が一番好きです。
渡り廊下走り隊は自分も好きで、アルバム出ないかな?と期待しているんですが、どちらもレコード会社が同じ(ポニーキャニオン)ですね。ここのCDは音もいいですね。Buono!やアイドリング!!!を聴いているとそう感じます。
AKBは親しみやすさが売りですから、曲はとっつきやすい路線ですね。ハロプロは別な方向を見ているような気がします。だからなのか、何十回も聴けるのは今のハロプロな気はします。
娘。も。昔大ヒットした曲は何回も聴くと飽きましたから、流行歌というものはそういうものだと言えそうではありますが。
>(origin86さん
どちらが上かとなると、好みの問題なのでしょうが、上手さならハロプロ、親しみやすさならAKBでしょうね。
私はAKBのポップさというのも大事だと思っています。今はそういうポップさのほうが支持される。そういう事なのでしょうね。
別ジャンルだと思えば、双方楽しめると思いますが、ハモリとか求めるとなるとAKBは敬遠気味になりましょうか。
>アタイさん
事務所全体で見ると手抜きというより、スタッフ間の力量差が出ているような気がします。真野ちゃんやスマイレージは良い活動していると思います。スタッフがちゃんとしている感じがします。
歌い方というものは入口として重要ですね。自分の場合、昔ミスチルが桜井さんの歌い方が苦手で曲はいいと思っていても手を出さなかった事がありました。
>みっこ。さん
両方楽しんでいらっしゃるんですね。楽しみ二倍ですね。その方が楽しいと思うのですが、世の中にはどちらかに白黒つけたい人も多いようです。勝ち負けじゃないと思うのは確かです。
コラボ、自分も考えていました。ジョイントコンサートも面白そうです。ただ、コラボして誰得なんだ?と考えると難しいのかなと思いました。アイドリング!!!の事も今は「なかった事」みたいにされていますね。そういう遊び心でアイドル業界を面白くしてほしいものなんですけど。
>きんやさん
興味深く読ませていただきました。自分も常々思っていた事なのですが、柏木さんの努力もあったにせよ、こればっかりはタイミングなんですよね。よほどのスター性を持った子ならともかく、そうでない子(今のハロプロ、AKBの多くのメンバー)はどこに所属しているか?の分かれ道なのだと思っています。
今のハロプロ、特にモベキが抱えている「前へ前へ」の気持ちの足りなさは確かに問題なのですが、スキル的なものや、輝きみたいなものは、AKBが圧勝という訳でもなく、一番問題があるとすれば、作り手、営業だと思います。
>AKB48ファンさん
はじめまして。歌い方については、このブログでも「人には声質などによって合う歌い方が一人ひとり違う」と、以前よりつんく唱法の押し付けについて
警笛を唱えてきました。あの歌い方がダメという訳ではなく、画一化は良くないという考えです。
その意味においては、AKBは良く言えば個人尊重、悪く言えば指導不足を感じています。なので、私はこのブログでAKBの曲やPVは語ってきましたが、歌唱力については極力ノーコメントにしてきました。
ただ、今のハロプロの中では、つんく唱法を実行しているメンバーのほうが少ないと思います。そして、AKBにもメインに出て来ないメンバーにも歌える子がいると感じています。
アルバム、まだ届いていないので感想は書けませんが、聴いてみた上で、記事にしてみたいと思っています。