※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/0a742f282e78930721df5fc492ce92fd
昨日のパシフィックヘブンイベントでBerryz工房の須藤茉麻様がオススメ曲を挙げた後、「コンサートには振り付けを覚えてきてほしい。あなたも8人目 のBerryz工房です」と言ったそうです。Berryz工房は7人だから、ファンの皆さんがそれぞれに8人目のBerryz工房なんだよと言う事です ね。いい話だ。
ちなみに自分の中では今でもBerryz工房は8人です。やはり舞波は永久欠番のような存在。だからヲタは9人目のBerryz工房だと思います。
このイベントが行われた昨日9/11は、Berryz工房2005ツアー「スイッチオン!」の初日の日付であり、石村舞波卒業が発表された日でした。
この「○人目の○○」という表現は、サッカーにおける「サポーターは12人目の選手」という言葉から来ていると予想されます。マコも昔、娘。コンで同じパターンで締めの挨拶をしていた事がありました。
サッカーの試合に於いてサポーターの応援が選手に力を与えているのは確か。同じように、ハロプロのコンサートに於けるヲタの応援というのも、なんだかん だでメンバーには力になっているという事なのでしょう。茉麻は以前に、辛い事があるとファンレターを読むと語っていたそうだし。
ただ、盛り上がりを作っていると同時に、ヲタの存在が世間に向けてハロプロにマイナスイメージを与えているのも疑いの余地のない事実です。
ハロプロヲタ=キモヲタみたいな短絡思考は、はっきり言って気にいらない考えだし、世の中のオタク文化否定主義みたいな風潮で、アイドルというジャンルが低く見られているのも寂しい気もしていますが。
だからこそ、茉麻の8人目のBerryz工房発言というのは、ヲタにとっては勇気づけられるというか、大げさに言えば応援する事に誇りを持てるというか、とにかく嬉しい言葉ではないですか。
Berryz工房はデビュー当初から握手イベントを行なってきて、その間に色々トラブルもあったようです。心ない言葉に傷つけられ、泣いたメンバーが途中退席した事があるなんて話も聞きました。
それでも一部の心ない人の行為は、あくまで一部として、多くのファンは有り難い存在と理解して歩んできたのであれば…。でも、そう思ってくれているか本心はわからない。
ヲタに向かって「あなた(達)は8人目のBerryz工房です」と言える茉麻の心意気は、さりげなくも、あまり大げさではない表現で「ファンの有り難み」を表した優しいメッセージと感じました。これは感謝の気持ちという本心な筈。
我々ヲタはそういうメンバーからの信頼感を壊さず応援していきたいものです。
<2014年の追記>
今回読み直していて懐かしいなと思いながら読んでいました。そして、今年Berryz工房が武道館公演を行なった日付が舞波の卒業が発表された日であるという事を思い出しました。あれからもう9年という月日が経過したのだなとしみじみ。
9年前、あるいは10年前(デビュー年)のベリヲタへの風当たりは決していいものではありませんでした。それは「対世間」だけでなく、「対ハロヲタ」の中でもベリヲタに対して向けられる視線は否定的なものであったように思います。それは当時のベリメンたちが幼すぎたため、そこから連想される「負のイメージ」が応援している人について回った。当時のハロプロ、というか当時はまだまだ「ハロプロ=モーニング娘。」ですが、そのハロプロを取り巻く状況がよくなくなっていたので、ヲタとしては少しでもマイナスイメージになるものは発信していきたくないような、そんな感情もあったのかもしれないし、余裕もなかったのかもしれない。ムラハチまではいかないけれど、「お前たちは俺達とは別者な」という感じの扱いを受けている空気がベリヲタにはあった。
そんな状況に置かれていたからか、昔も今もベリヲタ界隈には不思議な連帯感がある。2003~2009くらいまでの娘。ヲタの独特な連帯感とも少し違う性質を持ったそれは、何かに例えるなら、インディーズで長年陽の目を見てこなかったバンドを応援している人達に少し近いような気がする。
そういう空気ってメンバーにまで届くのかどうかはわかりませんが、ハロプロコンサートだと客席からの雰囲気で伝わっていたかもしれないな…なんて思ってみたりするわけで、そういう会場の中でベリヲタさんたちが応援している姿って頼もしかったかもしれないななんて良い方に捉えてみる。ベリってなかなかメンバーカラー別ソロTシャツを発売しなかったけれど、あの当時のハロコン客席では、色付きTを着ている人は娘。ヲタという感じに、Tシャツがわかりやすいアイコンになっていたのかもしれない。
Berryz工房の武道館公演、昨年は℃-uteがゲスト出演した。キッズ以来の同期であり仲間な彼女たちがステージに立つのは自然であり、会場は大きな拍手で℃-uteを迎えた。メンバー同士も仲が良いので、ステージも良い雰囲気になる。
バックダンサーとして参加したハロプロ研修生のコーナーもあった。ベリのバックで踊る彼女達、それに対するごほうびみたいなニュアンスに思えたし、ベリメンも研修生コーナーに参加して研修生Tシャツを着て踊った。微笑ましい光景がそこにあった。
しかし、今年の武道館はゲストだらけの「プチハロコン」状態になったそうで、これはベリだけでなく、スマも℃も武道館ではそうなっているので、まあ仕方がないのかもしれない。けれど、グループの置かれてきた歴史を思えば、ベリの大切なステージに(昨年参加した℃や研修生以外の)他のハロメンを安易に上げるのは配慮が足りないようにも思えるのです。もう昔のメンバーはそこに居ないとしても。
いくらベリヲタは常にライブを楽しむ事に力を注いでいると言っても、ただのお人よしではないんだze!なんて思ってみる。
アイドルの対バンライブで、他のアイドルも全力で楽しみ、ベリの出番の頃に体力を消耗してしまったなんて逸話もあるようなベリヲタさんたちは、「楽しいものは全力で楽しむ」というスタンスだけれど、その心は結構複雑に出来ているんです。