(前回の続きです)
観客の熱気がこもる会場にアンコールを求める声が響く。「ベリーズ行くべ」が少しばかりのディレイを伴って広がっていく。みんなメンバーの姿を早く見たいのだ。
アンコールに選ばれた曲は「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」。メンバーの歌声はまだまだ元気。振付に懐かしさを感じながらメンバーを見つめる。月日は流れてもメンバーの笑顔は変わらない。
今日の公演を振り返ってのメンバー挨拶が始まった。みんなやり遂げたといういい顔。そんな中、清水キャプテンの言葉が胸に刺さる。ハロプロの他のグループの活躍に対して焦りもあったけれど、こうして無事に武道館公演が出来て、そして大勢のファンがBerryz工房に会いに来た。キャプテンも他のメンパーもそれがとても嬉しいのだという事。その気持ちがキャプテンから聞けた事で、この日のコンサートは無事に大成功で終わるのだと嬉しく思うのでありました。
しかし、まだ全てのセットリストを歌いきった訳ではない。会場の客電が点灯されて、Berryz工房念願の日本武道館コンサートのラストを締めるナンバーが始まった。「友情 純情 Oh 青春」興奮は最高潮に達し、大きな余韻を残しながらコンサートは幕を閉じた。終了後の客席の儀式「ベリーズ最高!」コールが、いつも以上の熱気を帯びて繰り返された。みんなの表情と声には「Berryz工房ありがとう」という想いが込められているような気がした。
友情 純情 oh 青春