トリノオリンピック真っ盛りですね。スポーツニュース以外でも、オリンピック報道が多いです。多分、地元トリノより日本の方がオリンピックの報道量は多いのではないでしょうか。実は、自分はあまりオリンピック報道は見ていないのですが。と、前置きして話を始めます。
オリンピックは本来は個人参加型大会でして、各国の協会が窓口になってエントリーする流れになっている訳です。だから、全ての種目に選手を送り込まなくても良いし、開会式は各国に対して全員参加を義務付けられてもいないのです。
そんな、本来は国別対抗大会ではないオリンピックなのに、マスコミは相変わらず選手に対して「国中が期待している」だの「国中が残念がっている」とか言っております。
選手にしてみれば「普段は注目していないくせに」とか思っているかもしれません。国の代表として参加する団体種目ならまだしも、個人種目にまで「国」という看板と冠は、果たして報道する上で必要なのか謎です。
そういえば先日も、アメリカで行われた女子プロゴルフ大会で惨敗した宮里藍さんと横峯さくらさんに対して、日本が負けた的な発言をしているコメンテーターがいて驚きました。
、まあ、普段スポットライトが当たりにくい種目にも注目が集まるオリンピック報道は、マイナー競技の選手達にとっては励みになっているかもしれません。
そんな、個人参加型大会のオリンピックなのですから、気になる或いは気になった選手を国籍などにとらわれずに応援したいものです。
そんな私は、岡崎朋美さんのファンです。昨晩の岡崎選手の0.05秒差で4位という結果には、惜しかったと思うと同時に、スポーツの厳しさを改めて教えられました。
岡崎選手は風邪をひいていたそうですが、氷点下の気温の中行われた開会式は参加しました。「(自分が出る事を)楽しみにしている人達がいるから」という事からだそうです。
風邪を結果への言い訳にはせず、また四年後も目指したいと言った岡崎選手を、単なる国中云々という報道で話を完結させないでほしいものです。
フィギュアの時は、もっと加熱した報道になるんでしょうかね。
今日のBGM Heat of The Moment / ASIA
ヒート・オブ・ザ・モーメント / エイジア