とある夏の午後・・・今年も毎日暑い、今日も30度になった・・・
午後からの本業も15時半の休憩時間となり、後の仕事の進め方を家族に伝えると、
速攻で準備開始・・・・
衣装やその他持参するものは早朝から準備してあるので、シャワ-浴びたり、演奏曲順の
メモをバッグに入れたりと・・・(演奏は連日の場合、帰宅ですぐ洗濯、一晩干して、朝には
乾くもの整理、タビやインナ-などは時間かかるので、昼休みなどにバッグに入れる)
今日出演するチ-ム番の子供達を連続でせかして(いつも遅いヤツは決まっている)
バスに向かう・・・・
・・・・・・・
暑いので各ドアは全て開放してあり、衣装バッグを積むと、まず、2Fリアと1F左の非常ドアを
閉める・・(積み込み済みの機材の保護からも室内温度は上げない)
運転席着座、キ-を差し込む・・・メインSWを引いてからキ-ON!キュキュグォォン・・・
ブレ-キもサスペンションもシフトチェンジも全てエアのため、ゲ-ジで6~9Kの範囲に
溜まるまで待つ・・・古いので、半日もOFFで置くと3kまで下がってしまう・・・・
ドアSWを閉じ、で待っていると5kあたりで閉まり、6超えると上に一段上がってロック
される・・・・家の前に持って行き、メ-タ-パネルの各種ゲ-ジでチェック・・・問題無し、
ク-ラ-のEGもかける・・・メインより長いクランキングでスタ-ト・・・風量は1、2階とも中
の位置で、温度は19度で設定~室内温低くなるまでは汗出るので、サイドガラスを
開けて風入れも併用・・・・
(ちなみにメインEGは16,000ccV8+タ-ボで380ps、サブEGは友人整備氏によると
1,800ccくらいかな?~のディ-ゼル)
出発時間となると子供達も乗りこみ、発進・・・・
・・・・・・・・・
集合場所ではすでに全員待機していた・・・・駐車灯を作動させて左寄せで停車、
リアドアを開ける・・・打ち手達が「こんにちは~」と挨拶しながら2Fへと上がっていく
全員乗りこみ完了でリ-ダ-から「全員います」と人員報告を受け、「了解~!」
ドア閉じで発車~しかしリ-ダ-はまだ2Fの通路ぐらいなので、やさしい運転を
心がける・・・(急ぐ時はおかまいなしで・・・爆)
会場に向かう途中は色々な障害物に出会う・・・乗用ならスルッとかわせる、寄りもしないで
斜め車体でウィンカ-上げ停車する個体も、大型では両サイド確認や後続車との距離
見たり、抜き際も障害個体?との隙間確認等、色々必要・・・
以前のSHDタイプと違い、運転席が低いので、先の状況が事前確認しずらいのです、
逆に2Fの前列の方がかなり遠くま見えて、先に状況把握出来てると思います・・・笑。
・・・・・・・・
ガイド席の息子と会場の話、演奏曲の話などしながら・・・・今回初めて呼んでいただいた
祭りの会場に到着、係の方が待っていてくれ、誘導に従い停車する・・・・
打ち手達には、係の方達にしっかり挨拶させます、基本ですね・・・
まずは演奏位置、時間など詳しく打ち合わせ・・・周りからは「へぇ~こんなでっかいバス
で来るんだ」「どこの団体なんだろ」「「貸し切りじゃないみたい」など色々と聞こえて
きます(^^;)
「では機材の準備します」で、バスから機材を出し、シ-ト上に並べますが、
風雪は出しも撤収もキビキビとする、手を遊ばせたり、私語を慎むのがル-ル
となっていますので、時々注意が飛びます・・・・
機材の移動を見て、今度は「ほ~1階に太鼓で2階が子供達か」「バスにこんなに
積めるのか」など、色々と・・・中には「維持費はどのくらい?」「車検とか税金とか
個人なの?会なの?」とか突っ込んだ質問もある・・・・(^^;)
大抵は大人が少ないのを見て、(あれ、名が通ってると聞いたけど、子供達じゃないか)
(ほんとに役員達が行ってたとおりの良い演奏する団体?バスは凄いけど)
というのが長年やってると顔色でわかる・・・笑。
揃いのシャツとかって若く見えるのもあり、期待してる!という顔は役員にも薄い・・・笑。
で、機材セット終わり、全員バスに戻り、衣装に着替えて出てくると、「青白の衣装なんだ」
「変わってる衣装だね」とおばちゃん達が言ってる・・・(^^;)
・・・・・・・・・
いよいよ演奏開始~司会の紹介を受けると、あとはマイクをいただき、メドレ-形式
を基本として披露、今日は計6曲18分をト-ク交えて25分で終演、たくさんの
拍手をいただく・・・「子供達なんだと思ってたけど本格的なんだね」「年齢のわりに
迫力があるねぇ、よかったわ~」と、お陰様で初会場でほとんどいただきます・・・
(やはり不安もあったのですね~笑)
いただいた出演謝礼や交通費などの金額以上の満足度を持ってもらえる演奏が
モット-であり、そのために日々練習しているので、当日のビデオ録画チェックなどは
いつも行います・・・
さて、全員の一礼の後は、速攻で機材を撤収します、これも私達のル-ルで、
機材かたずけで舞台を長く止めないこと、というのがあり、慎重にそして機材を
いたわりながらも素早くその場を去る、ということ・・・これは大事だと思います
一息つくのはバスが発車してから・・・・ということです
・・・・・・
まずはバス横に機材を全て持ってきますが、今度は室内担当2名(私含めて)
が忙しくなります、ともかく機材を手抜きで積まないこと、急ぐこと・・・これの両立が
大変なのです、外は待機があっても中は動きっぱなし・・・・縛ったり保護したり・・・1階への積み込みが終ると、次に2階への機材・・・担ぎ桶胴太鼓は、慎重に扱います、階段に2名が追加され、手渡しリレ-で上げて積みます・・・最後に階段の下付近への大きい台を積んで固定したら終了・・・・
・・・・・・・・・
フロントバンパ-のドア開閉SWにはカギを取り付けて、誰もが開けれないように
しています・・・息子はその扉閉じの確認と輪止めを積み込み、係の方の見送り
のを受けて発車・・・・途中のコンビニで飲み物を買ったり、給油もすることがあり
ますが、1F二人ほとんど出演の反省の会話が続きます・・・
・・・・・・・
ドライバ-とガイド側は衣装のままで戻ります、2Fはその間に着替えている
ことがほとんどです・・・フィルムで80%遮光にしたので、夜に室内灯点けても
ほんのり影がわかる程度でまったく透けません・・・着替えには最高です。
ちなみに階段から前が女、後ろが男という席の配置にしてあります
エンジンOFFで暑くなった室内はク-ラ-が効いてくるのは
少し後・・・自分達も演奏後で、身体が熱いので最初は風量も増やして・・・・・
30分くらいで、上から「もう少し下げてもらって良いです~」とバス電話が鳴り、
風量、設定温度を調整するパタ-ン・・・・
・・・・・・・・
地元の会館に到着、今度は機材の収納です、また戻すから一つづつカバ-に
入れないでも・・・・という考えは×なのです、たしかにそれだけ出し入れすれば、
カバ-は痛みます、が、機材が痛むよりは安い・・・
太鼓の皮の面というのは車内では微妙に振動で擦れているので、後々に響いて
きます、どうしても一個づつカバ-に入れる時間が無い、あるいは近くで10分以内で
戻れる時だけですね、入れないのは・・・それでも皮と皮の間に保護材は挟みます・・・
機材を戻して、締めあげた太鼓も緩め終わり、解散です、外には保護者の方達が迎えに
来ています・・・
・・・・・・・
うちの家族が乗ったバスが最後に発車・・・今日も無事終わったなぁ~と思いつつ
自宅到着、ゴミ降ろしたり、機材保護各種のマットやベルトを整頓をし、三男。四男達には
2Fの打ち手達の忘れ物などのチェックをさせる・・・終了でバスは
次男がシャッタ-を開けて待っている倉庫内へ・・・・
2枚渡した板の間に前輪が入り、定位置でストップ・・・
冷房風量SWを1,2階ともOFF、そしてク-ラ-のSWをOFF(というか、
このキングはオ-バ-ヘットにサブEGのキ-が付いているのでエンジンを切るって感覚)、切るとシャッタ-も下す
上下室内灯、車高灯、路肩灯、ヘッドライトと順にOFF、オ-ディオSWも切ってから、
フロントドアを開ける・・・・
メインエンジンのキ-をOFF、イグニッションSWも押し込んでOFF・・・
衣装バッグなどを持ち、忘れ物確認して降りる、バンパ-SWでドア閉じ~SW扉に
カギをかけて、終了です・・・・
あ~、まだ、自宅では洗濯が待っています、面倒にならないよう、洗濯機まわしてから
食事~出演記録簿書き込みなどをします
・・・・・・
というワケで出演の動きでしたが、一日2~3箇所などの複数回になると、
さらに内容はびっちりとなります~夜10時過ぎ帰宅で、次の日朝7時出などでは
洗濯~倉庫で農業用大型扇風機による夜通し乾燥~で寝るのはほとんどが
12時過ぎます・・・・・
今年も決まってる遠征だけで、栗山、帯広、室蘭、羽幌、滝川とあります、
また風雪バス君には頑張って走ってもらいましよう~!