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今年のSC相模原、低迷の原因は?

2016-11-03 17:23:48 | SC相模原日記

SC相模原は10月30日(日)、FC東京U23に敗れ、チーム創設以来最悪となる5連敗を喫しました。昨年、一昨年も4連敗はあったのですが5連敗は初めて。しかも8月から引き分けを挟んで9試合勝利がありません。順位も11位まで転落し14位との勝ち点差も1しかありません。チーム創設以来、毎年優勝、あるいは上位でシーズンを終えていたSC相模原。ここまでチームを転落させた原因はどこにあったのでしょうか。もちろん原因は一つではありません。様々な要因があろうかと思いますが、私が挙げる最大要因は「外国人選手の起用方法」です。

薩川監督でスタートしたシーズン当初から、今年のSC相模原はFWの1トップの選手がなかなか固定できませんでした。編成を担当する望月代表はここに「アレシャンドレ」「シンバ」「深井」といった選手を獲得し井上と服部・半田の契約を更新、これらの選手から1トップをまかなうチーム編成を想定したと思います。しかしアレシャンドレは早々に帰国、シンバもなかなか出場機会を得ることができません。服部は決定機になかなかシュートが決められず、シーズン中盤からはディフェンスにコンバート。深井・井上は相手ディフェンスと体を寄せての接近した状態でのボールコントロールに精度が上がらず、薩川監督は2列目で2人を起用します。こうして、開幕からこのFWのポジションは、近藤・石田の獲得をもってしても現在まで固定することができずSC相模原得点力低下の最大要因となりました。

現在の5連敗を招く原因となっている一つにセンターバックの選手の層の薄さも挙げられます。望月代表の今年のチーム編成は工藤とルーカスを軸に、安藝、寺田をサブで、といった構想で薩川監督にマネジメントを指示したと思いますが、薩川監督のルーカスに対する評価が低く、夏場からルーカスのスタメン起用を中断してしまいます。安永監督に至っては、坂井や天野をセンターバックにコンバートさせるという奇策に打って出て失敗。大量失点での敗戦が未だに止まりません。このように薩川・安永両監督の外国人への人材マネジメントは結果「アレシャンドレ帰国、シンバ・ルーカス・トロ・ヨンファンは戦力として使いきれず」という結果です。

薩川監督は、若い選手の育成に定評のある監督です。また選手の兄貴分としてオープンマインドで選手と接しチームの人心をまとめ上げていくのが非常に上手です。サッカーの基本も「コミュニケーション」を非常に重視しています。ですから技術があってもコミュニケーションが円滑にできない外国人よりも、非常に高い素質を持つ若い選手を預けると期待以上の成果を出す、といったタイプの監督です。ここに望月代表が指示したオーダーを薩川監督が消化しきれなかった一因があると私は考えています。

J3のチームはどこも、選手の人件費に充てる資金を潤沢に持っていません。J1・J2であれば、多様な高い技術をもつ選手をたくさん獲得できるので、その集まった選手の顔ぶれから監督がやりたいサッカーを組み立てる自由度が高いと思います。が、J3ではまずチームコンセプトをGMと監督で考え、それを実践できる最適な選手を限られた予算の中でピンポイントで探して獲得しチーム作りをしていかないと経営が回らなくなります。もう11月、来年に向けての編成が始まっていると思いますが、外国人選手をどうするのか、SC相模原の未来を託す若い有望選手をどう獲得し育成するのか、今年の反省をうまく活かして欲しいと思います。

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