S.C.相模原サポーターブログ

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さらば!いとしの古賀誠史!

2013-01-28 00:01:35 | SC相模原・記念日
宮川大輔は、背が高くて色黒でおしゃれでイケメンの「スポーツマン」。しかし古賀誠史は全く逆。上の画像を見て欲しい。武骨で、無精ひげ。とっつきづらい気難しい視線。しかし日本刀のように研ぎ澄まされたサッカーセンス、左足一本で繰り出す多彩なキック、正確無比なクロス&弾丸シュート。私は、古賀誠史は「アーティスト」だと思う。
その「アーティスト」古賀誠史が、2012年度でSC相模原を退団することになった。SC相模原のオフィシャル・ブログに残された古賀の短いコメント「この度、退団することになりました。3年間応援ありがとうございました」。しかしSC相模原サポーターは皆思ったはずだ。「古賀がこんな事言うわけないよ。これはSC相模原の広報の作文だよ!」と。私達が知っている古賀誠史は「寡黙~余計な事は話さない」。周囲の人に誤解される。だから人間臭い。私達はそんな古賀誠史が好きなのだ。

3年間に渡って古賀誠史の画像を撮り続けてきた。キックの時、頭の先から左足のつま先までの体の線が鞭(むち)のようにしなる。右手を引いてボールの精度をコントロールするのと同時に、左足にパワーを蓄える。インパクトの瞬間放たれたボールは、的を射る矢のように狙いに向かって寸分狂うことなく放たれ、目標に突き刺さる。私がこれほどまでにキックのフォームと、そこから繰り出されるボールの軌道に魅了された選手は、SC相模原には他にいない。局面局面の1本のキックで試合の流れを変えてしまう。サッカーが個人競技だったら古賀誠史は間違いなくワールドクラスの選手だ。

古賀自身もそこに絶対の自信を持っている。高い技術を持っているからプライドも高い。こんな難しい選手を使えるのは、今まで松田浩・前ヴィッセル神戸監督(現・栃木SC監督)と望月重良代表しかいなかったろう。古賀誠史は、地域リーグ決勝大会で大活躍し私達サポーターに「JFL昇格」というでっかい置き土産を残してくれた。そしてSC相模原を去る。
黒澤明監督で有名な「椿三十郎」という映画がある。椿三十郎は、不正を働いた次席家老・大目付たちを懲らしめて、風のように去っていく。その別れの言葉は一言「あばよ!」だ。古賀誠史は、相模原を去る時、心の中で「あばよ」とだけ言ったのではないだろうか。
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