やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

そのレア度はSSSSS?!幻の絶滅種と現存し混在する銀色のガチャ魚とは如何に?

2020-11-13 09:36:08 | 釣部
灯台元暗し。本日はそんなお話。


***


全国にいる怪魚珍魚って程ではないがご当地限定レアフィッシュであるイトウアカメムツゴロウを捕獲し我がアーカイブはひとまずの満足を得た。
だがまだまだ各地には釣りの対象魚としてのレア魚はおりそうゆうのを一つ一ついつの日蒐集出来たらいーなーとは思っている。


そんな緩めのマインドに少しだけ刺激ありけり。


フト思い出したそれはこう。


そう言えば隣町富士河口湖町の西湖には超級レアのクニマスさんがおるではないか!!


クニマスとは田沢湖固有種で国政により1940年以降絶滅したとされていたが2010年にまさかの西湖で発見されていたのであります。
ウィキによるとその一件には「さかなクン」も絡んでいるらしい。恐るべしさかなクンの知識と洞察力。


とにかく絶滅とされていたクニマスが再発見されしかも自己繁殖していた!
おそらくその昔に相当数の稚魚か卵を放流した事があるのだろう。名無しの誰かの手によってだ。


その小さく偉大な行いで絶滅を逃れたという何ともロマンのあるストーリーがクニマスにはあるのであります。


因みに「釣りキチ三平」でもクニマスの話はありそれはじっちゃんが密かにクニマスをどこか山奥の滝壺みたいなトコに放流し
それを思い出した三平君達が釣りに行くってストーリー。だがこれを書いたのが2001年と期せずして予言的中となりました。


と言う訳で字数を盛大に使った前振りでしたがその西湖に行って来ました。


西湖最高!となるでしょうか?

入漁券は1500円


***


もちろん狙いはクニマスではなく良く似たヒメマスさん。でも一説によると時々釣り混じる事もあるらしいのでひょっとするとひょっとするかも。


とにもかくにも急に思い立ったヒメマス釣行。先週はカワハギで来週はシーバスなので近所で何かないかな?と思案した結果であるが
この思いつきに元部長ウッチー氏を急遽巻き込んでボートは朝7時に青木ヶ原荘を離岸したのであります。


ボート屋さん曰く「今年は沖がゼムゼム駄目で手前のブイ辺りが良いよ」との事。


沖とは水深60m強でその中層にドロロッとヒメマス群が映るらしいのだが全く口を使わないのだと。
例年ならそれでポロポロ釣れるが今期は手前30m程のボトム付近を回遊しているのが辛うじて喰い気があるとかないとか。


ふーんナルホドね。


さてそのヒメマス仕掛けとは5本針のいわばサビキ釣り。一応スキンみたいな飾りは付いてるけど更に餌を刺すのがスタイルらしい。
その餌の推奨はイクラで私は素直にイクラを購入したがウッチー氏は先週のワカサギで余った紅サシで勝負するようであります。


んで長めのロッドを複数出してアタリを待つのですが、本来ならそれぞれタナを違えて立体的に待つのがセオリー。
だが今回は両方ともボトムから少し切るだけのタナに設定しております。


とにかく知らない世界は素直にレクチャーを受け入れるのが上達へのコツ。拘りや実験はその後のお楽しみ。


まぁ言うまでもないが私にはまともなロッドなぞなくイトウを釣ったエギ用インナーロッドとフルソリッド160g負荷のタイラバロッドと
ヤル気があるのかないのかは我ながら不明。それに重りがわりの1OZジグをぶる下げてレッツラゴーであります。


寒い色々

いざ大海へ


***


お客さんは他に1名のみ。平日とは言え寂しい限りだがこれが釣れていない現状なんだろう。
私みたいに思いつきのノーリサーチで来た馬〇は飛んで火に入るナントカである。


オサーンギャング団


そのおっちゃんが1番ブイに入ったので私達は2番ブイの先端にボートを結んだ。
岸から30m程であり大袈裟なフットコンの意味が問われた瞬間でもある。


だがその恩恵として魚探が我等にはありんす。まぁ結んで固定した時点で意味はほぼほぼないんだけどね。


そんな訳でスタートしたのは良いがこれが圧倒的な待ちの釣りだった事に今更気が付く。


そうこれはただただ回遊を待つだけの釣りでありこちらから仕掛ける事なぞ特にありんせん。
頼りのデプスファインダーもただ湖底を写すだけで時折鳴るフィッシュアラームも意味が見いだせない状態。


でもやるしかないとボトムをとり、そこから1m程巻いてアタリを待つ。


1本は置き竿で1本は手持ちでだ。


んでヒメマスバイトの特徴らしいが少し曲がった状態の置き竿がフッと真っ直ぐになる瞬間がある。
それがヒメマスの喰いあげでありそうなったら巻きアワセをするのだが口の弱い魚らしく外れる事も多々だと。


確かに朝イチのファーストバイトから何発かウッチー氏のロッドにアタリがあったが途中で外れてしまってました。


と書くとまるで頻繁にアタリがあるようだがこれがゼムゼム。


確かに朝イチは少々集中しましたが通常時は1時間に1回あるかないかの田舎のバスより酷い時刻表で
マヂでただただ雑談しながら待つだけのノンビリした釣りとなりました。


1番ブイのおっちゃんも朝1本釣ったのをみたけど後はゼムゼム。もちろんコチラもゼムゼム。


そんな苦戦必至の様相。とても匹数制限(30匹/名)なんて行く筈もない。





っとここでようやくワラクシにヒット。でも手応えが?と思ったらこれがヒメマスではなくワカサギ。
しかも見た事ないシシャモみたなサイズが1匹ついてました。あらららら。





続けてバイト!だが上記にもあるようにヒメマスは上に走るので手応えが良くワカラヌがさっきとは違うし多分これがそうだろう。
おぉどうやら無事上がってきたようで何とかゼロは回避となりました~うーん小振りだが銀色の美しい魚じゃのう♪


人生初ヒメマスだ


サイズは20cmくらいでヒメマスとしてはアベレージ。


だが決して連発しない。マヂで1時間1本レベル。2名で4本出しなのでポンポコ釣れても良いのだがしないのであります。


***


私が3本釣ったあたりで一旦沖を見に行こうとブイから離れた。


今までが駄目でも今日から復活するかもしれない。その万が一に賭けて出てみたのだがデプスファインダーは何も写さない。
聞いた話ではな映るけど喰わないだったがそもそも映らなければ手の打ち様もない。


それでもPEのマーカーを見ながら30mと20m(根拠はない)にそれぞれ仕掛けを落として小一時間待ってみたのだが駄目でした。
魚群なきマリンちゃんは当選せずだ(←?)




岸まで遠くないけど

64m


***


しかし西湖の地形は凄い。


岸から数m離れただけでドン深と天然湖なのにその作りはリザーバーである。
バスマン的には結局岸沿いを打つ以外ほぼほぼ選択肢はなく今まで私が意識してきたのはそうゆう似非シャローだけだったが
その他の広大なディープを根城にしている魚がいたなんて水深30mなんて深海ですがな!


と、60m地点から程近い岸に移動してみれば確かにチラチラとバスが見える。しかも皆デカい。
水温は13℃を切っているしソロソロ低温期なのでチビは活動してないのかもしれないがその分デカバスが幅を利かせているのかも。


だが早々に匹数制限に達したらやろうと忍ばせておいたバスタックルは本日は出番が来る筈もない。


***


ここまで私3ウッチー氏はゼロ。でも差はあるようでないようで一応ある。


それは餌。


イクラが優れているかは知らないが少なくとも紅サシよりかはヒメマスには有効のようだ。
逆に紅サシを使っている彼にはワカサギが掛かる(大きい針なのにだ)のでそちらには人気なんだろう。


ただイクラは餌持ちが悪くてすぐ白くなってしまう。多分だがそれをマメに代えるのが1つのコツなんだろうが寒くて手の悴んだワラクシには無理ゲーw
この辺にヤル気のなさを感じるがそれは今日は不問に処す。


***


結局元の2番ブイに戻ってきた。


1番のおっちゃんに聞けば10時頃に時合があったらしく集中的に6匹釣れたらしい。それで計8匹で本日納竿するらしく1時頃に帰ってしまった。


残された我等ヘタレは当然続行。だが特に新しい術もなくただ待つ待つ待つ。





待てば海路の日和あり。本日のクライマックス到来。


これまでになく良い引きをみせたのは本日最大となる25cm級のヒメマスさん。水中でキラリと輝く。だがその背後にい影あり。


なんと40cmクラスのバスがどこからともなくやってきてヒメマスを襲ってまんがな!!


ちょっ!おまっ!と私の夕食を咥えやがったがちょっと彼には大きすぎたみたいで吐き出したのでそこでとっととランディング。
クロマスは「ちぇーっ!」と舌打ちしていってしまいましたw


実はその後にも同様の事があり掛かったワカサギを(仕掛けごと)強奪されたりウッチー氏のランディング途中の魚も襲撃を受けてました。
いやマヂで水深30mッスよ?どこからクロマスはくるんだよ・・・


ようやく手にしたぜ


多分掛かった魚の波動が伝わるんでしょうね。ジタバタとする波動。
筏でのアカメも同様で泳がせてる魚より掛かった魚に強く反応するんだってさ。多分そのジタバタにな。


太陽があっちへ

まもなく日が暮れる


***


さてオシマイ。


結局最後の最後に2本追加してワラクシは6匹で終了。対してウッチー氏はワカサギは10匹程度だがヒメは1匹と残念無念。
やはりこれが渋いときのイクラ汁の差でしょうか?アレはベトベトと強烈ですからねぇ。


とにかく初挑戦のヒメマスでしたがそれなりに形にはなりました。


ライブウェルと言う名のバケツ


ただ圧倒的に待ちの釣りだったのでちょっとそこは改善出来たらとは思います。


でもねでもね!塩焼きにして食べたら凄い美味しかったのであります。身は柔らかく上品でこれはもう焼き魚としては絶妙!!
ウチのスミレちゃん(ヌコ♀)も絶賛しておりウミャーウミャーと食べておりましたとさ(大体本当)


そして何と言ってもウチから近い。たった15分でこんな美味しい魚が居るなんて!!
そんな訳で次はもっと良い時期を狙って行けたらなぁと思う所存であります。


P.S そう言えばクニマス混じったの?


うーん塩振って食べちゃったからワカンネ


命をご馳走様でした
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