やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

春よ来い速く濃い?!極寒の脊髄反射と動かない指先の上に乗せる薄氷の勝利とは如何に?

2020-03-25 08:32:13 | 釣部
三寒四温。


春という季節が訪れる為にある駆け引きみたいなモンでいつだって淡いピンクの彼女はストレートにはやって来ないサクラサク
チラリチラリとその姿が見え隠れするのだが近寄っているようで実はまだまだ距離がある。


今回春の大一番と位置付けたこの芦ノ湖戦。


前日まではその四温である太陽降り注ぐた穏やかな陽気だったのだが当日は三寒の狭間に落ち込んだ。




一体のせいだ?・・・

寒すぎるぞぇ

でも出撃じゃ


***


繰り返すが寒い寒すぎるダメポ


自称だが基本薄着で寒さに強い(ついでに暑さにも強い)


そんなワラクシでも誰よりも先に駄目になるセクションがある。


指先だ


つうか指どころかそもそも手が腫れあがり動かなくなり当たり前の様に指先も動かない動くはずもない。
つまり霜焼けだがこうなると通常秒で組めるリグも分単位が必要であり手が駄目なら口やツールを使うのであります。


余談だが愛用のカメラも余りの寒さにフリーズして壊れた。


三代目(三台目)殉職


今回はそんな過酷な環境に追い込まれた釣師のお話であります(魚少な目)


***


去年は解禁直後の元箱根湾から出撃し中々良いブラウンを釣ったもののその後沈黙からの~撃沈といつも通りのパターン。
だが今回は3月も中盤かつ暖冬なのでもうバス動いてんだろ?と湖尻側からのチャレンジと相成りました。


んで相方は去年と一緒のイワゾー社長。


この子を平日に引きずり出すには随分前からの調整が必要でありその段取りも含めて大一番の所以だ。


彼も去年の経験値から幾つものアイデアや準備を持ち込んでおり
いよいよ釣った!楽しい!だけの初級者から考え実践出来る中級者モドキになりつつある。


それはまだまだこれからだけどそれは非常に深くハマる傾向で師としてはなによりだ。
あとは単騎で出撃するようになれば・・・もう釣り沼からは決して戻れませんがのダメゼッタイ


***


朝イチの湖尻は微風スタート。強羅側の山から吹きおろす独特の硫黄臭が鼻をくすぐる。


6時出船可能だが我等は少し遅れて7時前に。エンジン艇は既に霧散してます。
行先一番人気は早川水門沖でしょうか?そこそこ釣れているらしく遠くに船団が見えます。


一方手漕ぎはボート屋周辺の沖にアンカー打ってステイしてます。数は多くなく4~5艇だろう。さすが平日。


今回も我等はフットエレキ船ですがさすがに早川までは遠くて行けない。いや正確には行けるけど帰って来るのが面倒だ。
なので2つの観光船桟橋を中心に風の弱い時間はとりあえず広範囲をウロウロしてみようなる作戦。


表水温は9.5℃。うーんバスもこれならイケるんちゃう?


だがそうは問屋が卸さない。


メインメソッドは機動力を活かしたドラッキングなのだがまず反応するのは当然のマス類。


つか少々尾鰭の欠けたちょっと残念な放流ニジマスさん達。


どうやら相当数湾内に居るらしくアンカリングした手漕ぎボーターがパカパカ釣ってます?!
多分餌釣りだと思うのだが竿2本出しで結構頻繁にだ。


ウロウロしている我等より効率が良すぎてちょっとかなり羨ましいw


ただ私の狙いはバス一択(イワゾー社長が何を狙っているかは知りませんが)
易きに流されるな!と自らを戒め・・・と思いつつもドラッキングの航路がマス側に少々よれたのは内緒の話であります。


まぁマスと言えども時々ククン!とロッドが入るのは気持ちいい瞬間。
サイズはともかく結構なファイターで面白くかつ顔を見るまで何かワカラヌのも一興。


芦ノ湖にはニジマス、ブラウン、イワナ、サクラ等々幾つものトラウト類がいるのである意味ガチャであります。勿論バスも。
いやまぁその殆どはニジさんだけどな。ただ何年もこんな事やってるけど湖尻でブラウンやイワナを釣った事はない。
もしかして水中では棲み分けされているのかもしれません。


そんなこんなでポツポツとレインボーが遊んでくれるが本命のバスからは返信はない。


きたよ

おっとっと

まずまずやね


そして恐れていた北風が吹き始めた。


昼なのに暗い

もすかすて凍死するかも


***


こうなるとドラッキング作戦は苦しくなる。航路が右に左に拠れ曲がるのでラインが真っ直ぐにならない。
案の定、有感バイトも激減してしまい釣れてもたまたま偶然的なものになりその価値は低い。


無風の時は調子の良かったイワゾー社長もこのボート操船には対応しきれず新アイデアもトラブル続きだ。
なのでドラッキングは一時諦めてステイに作戦を変更する。


余談だが最新エレキはスイッチ一つで足を離しても位置をステイする事が出来るらしい。
かなりお高いらしいがその価値はあるとか。位置情報は高精度GPS連動なんだろう。


トーナメントで密集する時に最大限に威力を発揮するがこの日もリグを結びかえる際に普通に流されてましたのでこうゆうのにも有効なんだろう。
まぁそれだけでウン十万円なのでレンタルボーターレベルの話じゃないですけどね。


んでステイ作戦にしたもののアタリは遠い。少しづつラインを変えながら浅いエリアに侵入してゆく。
川筋からの土砂がありサンドバーが見える。その辺に用事がありそうだ・・・




!!マシャカッ!


ゴゴン!と我がデストロイヤーにバイト!
凍死寸前でどんなに指先が死んでてもバイトは逃さないのは修行のお陰と自負するものであります。これですよ社長。


力強い首振りに緩めにセットしたドラグがギュルギュルと滑ってゆく。おぉもしかしてこれは・・・





キター!━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


ついに出ましたゴーマルバス!これを待ってた!スポーン待機なのか水深5mくらいのブレイク下におった!でかしたワイw


***


そんな嬉しさも冷凍室の様な気温が下げてゆく。


ついに雪(みぞれ)舞う極寒状態になり気が付けば(釣り人は)誰も居なくなった。
早々に店じまいしてますが一応5時までOKなのでウチらはここからが粘りの見せ所。


マヂ極寒体感温度マイナス

ついに降雪かよ


あー昔の師匠と同じ事してるな~と苦笑してしまうが彼もギリギリまで諦めない漢だった。
イワゾー社長はもう止めたいと思っているかもしれないが普通にスルーw


まぁそのお陰ではないがここからもポチポチとは釣れ芦ノ湖戦は快勝ではないけれども一応勝利宣言となりました。
社長も寒い中長々とお疲れ様でした。あとはラーメン啜りながら祝勝会反省会じゃね。


レインボーも素敵ね

存外のチビブラウンさんも嬉しいガチャ


でもねーこうやって書いてて思うのヨ。




あー釣り行きてぇ!ツギハイツダ?
コメント
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