昨日9月23日は、俗に昼と夜の長さが等しいと言われる「秋分の日」とあって、テレビやラジオ、そして多くの方々がアップしているブログ等においても「節目の日」、「神秘的な一日」…といったような語られ方が多く見られました。
ワタシ的には、この「秋分の日」を境に昼間の時間が日に日に短くなるような寂しさを覚えてしまいます。そして「ひとまずは日差しが長くなる境目たる12月下旬の冬至までじっくり待とう」というモードに入りゆく今日この頃。
そしてもうひとつ、ワタシにとってこの「秋分」の頃とは取りも直さず、年に一度の個展に向けて、大げさにいえばまさに「天地がひっくり返る」くらいドッタンバッタンと作陶に明け暮れる日々の連続となります。
とは言うものの、夕暮れともなると駅付近のお店でかる~く一杯やりながら、お店で出会った方々にシズシズと、以下のようなお知らせを…。
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毎年毎年、秋の個展を終えると同時におぼろ気ながら次の年の個展のテーマ等を考え始めるのではあります。されどされど、これも毎年毎年、「キリリ!」とコンセプトが決まるのは「個展まであと3か月」となった6月末くらいの時期。以後、それまでに作り貯めた作品とのバランスを考えながら、突貫作業の3か月が続きます。
今年の個展に際してはこれまでの展観とやや趣を異にして、絵や文様を施す「染め付け」という技法を多用してみました。これまでのクラフト的なテイストとともに、新たなる展開の序章となるのではとも思っている次第です。
つい最近の工房風景から…。
この雲の紋様は、ワタシの父の友人でもあった陶芸の名工さん(故人)が残した作品から触発されて、このたび具体的なカタチとなりました。
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素焼きしたお皿やお茶碗にこの雲の意匠を施している時にフラッとやって来た友人が「この雲の模様は、なんともつかみどころの無いマキロウの生き方そのものという感じでとってもイイね!」と評してくれました。
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日々、フラフラとご近所をプチ散歩しながら、人知れず 工房の片隅でチマチマと作陶している身にとって、このような言葉がなんとありがたいことか…。
そしてこちらは、ワタシの柄にはちょっと似合わないようにも思える「ポップな水玉」!
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素焼きした生地に色とりどりの水玉を施し、手を変え品を変えてうわぐすりをかけて、白い器にさまざまな色の水玉がシャボン玉のように輝きます。というか、輝く予定です。
水玉が浮かぶグラスの向こう側、結果知るのは神のみぞ…
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