鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

まさに寒さは今が底、心待ちする春はもう すぐそこまで…

2023-01-27 20:31:51 | 日記
先週末から予想されていたとはいえ、今週のはじめから日本中を襲っている寒気は超ド級という感があるようです。俗に「10年に一度あるかどうかの猛烈な寒気団…」とも評されていますが、私のパソコンにはグーグルさんが勝手にこのような画像を表示してくれます…。

「あれから5年」…。そうです、5年前の2018年の冬もとても寒かった記憶がよみがえってきます。雪も容赦なく降っていました。

この年の1月の私のブログを振り返ってみると、愛車メガーヌの外気温度計は

を記録していました。

では今回の猛烈寒気の状況はといえば、火曜日の夜から西日本から北日本方面では猛烈な雪模様となり、京都でも街の中心部でも15㎝以上の積雪となっていました。

南座をバックに厳しい寒さを伝えるレポーターさんの口元もおりからの寒さで微妙に震えていました。

日本海を渡って次から次から押し寄せる雪雲から吹きすさむ雪の影響で、東西を結ぶ大動脈の高速道も通行止めとなり、特に大阪と京都の間の道路と鉄道は

混乱の極みを呈していました。

蛇足ながら、私は大学時代に地理学というなかなか珍しい分野を学んでいたこともあり、この先に予想される思わぬ被害に目が向いてしまいます。重ねがさね、雪深い地にに住む方々の苦労は幾ばくかと…。

そして一昨日の早朝、当地でも私が小用で駅前まで向かう際のメガーヌの外気温度計は

めでたく? この地に移り住んで14年、ついに最低気温を記録しました。

庭先の器に溜まった水もカチカチに凍っています。夕方になっても溶けていませんでした。


さらに昨朝、朝刊を取りに庭先に出た際の体感としては「これは昨朝よりもさらに寒い」ということで、メガーヌの外気温度計を見てみると

なんと2日続けて「最低気温更新」を記録の運びとなりました。昨日、陶芸教室にお越しの会員さん2人ともに北国育ちですが「今年は寒い…」と、口をそろえて厳しき冬の日に少々困惑しているようでした。

そのような折、季節は着実に春へ向けて一歩づつ歩みを進めています。我が家のお隣の趣のあるお宅の庭先の梅の木の花が咲き始めています。


そして本日、「春はセンバツから」とも言われている高校野球の春の選抜甲子園大会の出場校が発表されました。

3月18日に開幕する甲子園まで、早くもカウントダウンしなくては…。

来週の2月3日には「節分」、そして翌4日の土曜日には「立春」を迎えます。気がつけば、このところ陽が西の空に沈む時間が次第に遅くなってきています。今回の猛烈寒波も、来るべき春へ向けての道しるべ。

春はすぐそこまで…。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大寒」の朝、火の元と健康に思いを馳せながら、早や心は「立春」に向けて…

2023-01-21 09:01:10 | 日記
1月20日は二十四節気の最終節となる「大寒」。新たなる二十四節気は、次の「立春」から始まります。「大寒」とは文字どおり、一年のうちでも最も寒さ厳しき頃ということなります。幸いなことに大寒の朝の当地の気温はさほど下がっておらず、ホッと一息の感もあります。されど気象予想によると来週は「ここ10年のうちでも最も寒い日々が続く可能性大…」なのだとか。超寒がりのワタシとしては、なんとも気が重くなるような日々が続きそうです。

などと朝5時過ぎからテレビを観ながらユルユルと朝食の準備をしていた6時半頃、常ならば早くから起きてこないはずの同居人さんが2階から足早に階段を駆け下りてきて「近所が火事、らしい…⁉」と不安げな表情をみせています。にわかに状況がつかめずに問いただしてみると、ご近所の知り合いから「お宅の付近で火事が…」とLINEをとおして連絡があったとか。

慌ててリビングから玄関に下り立つと、工房&カフェの窓の向こうに消防車のものらしき赤いランプが煌々と光っています。

思わず「ウチの前が火事⁉」とたじろいだのですが、その赤い光はご近所の家と家の間から垣間見える30mほど離れた路上に停車していた消防車のランプでした。

外に出てみると近くの佐助川沿いの道には、消防車が何台も停まって消火作業の最中のようです。ご近所の災難とあって現場を見に行く気持ちにならず、そっと引き返してきました。途中、何人もの知り合いの方々に会い、お互いに「火事には気をつけましょう」と語り合いながら、大寒の朝が過ぎて行きました。冬はとかくに暖房等で火を使うことが多くなります。くれぐれも火の元に注意と、我が身に言い聞かせ…。

閑話休題。

お正月も半ばを過ぎ、寒中見舞いのお便りもようやく落ち着きを迎えてきました。ここ数年来、はるかに年齢が上のお知り合いの方々はもとより、同世代の友人知人からも「これにて 賀状のご挨拶を失礼いたします」というお便りが増えてきました。常日頃、「何事も無理せず、穏便、平らかに日々を迎えて…」と願っている我が身として、「そのご決断、おおいに共感いたします。これまでありがとうございました」と、頭が下がる思いです。

おりしも昨日、ワタシの高校時代に地理と日本史を学び、同時に野球部の監督として熱血指導を受け、さらにはウチの二人の結婚に際して仲人を務めていただいた大恩師・小林一雄先生の奥様からも「これにて 賀状のご挨拶を失礼いたします」の言葉がしたためられたとてもご丁寧なお葉書をいただきました。

あらためて、小林先生とともに過ごした授業の時間や野球部時代に経験した猛練習と時には「?」と思うような珍妙な采配を思い出します。それとともに、仲人を務めていただいた際の先生の奥様の折にふれてじつにきめ細やかな心配りが昨日のことのようによみがえってきます。小林先生はすでに鬼籍に入られていますが、奥様にはいつまでもお元気でいていただきたいと思う気持ちでいっぱいです。

それにつけてもこのところ、ワタシにとって一世代ほど上の人生の先輩の方々の「体調不良…」との報が伝わってくることが多くなってきました。諸先輩の方々のみならず、同世代の知り合いにも、体調不良を訴えるケースが徐々に増えています。寒さ厳しき折、皆さんくれぐれも御身 ご自愛くださいませ。

そして、少々辛いことに直面した際にはお互い 無理なき範囲でチカラを合わせながら日々を過ごせたら…と、つとに思っています。

まだまだ続きそうなコロナ禍の終息へ、そしてウクライナ惨禍の終戦を願いつつ、今やすっかり言いふるされた「絆」よりも、「気」を綱でしっかり繋いで日々を過ごす意味をこめて、あえて造語である「気綱」を心したいと思う今日この頃でもあります…。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

睦月1月も早や半ばを迎え、普通の暮らしとお正月気分の微妙な匙加減の日々続き…

2023-01-11 20:51:04 | 日記

ふと気がつくと速いもので、今年も10日ほどが過ぎています。お正月の三が日は箱根駅伝での母校の勝利から始まり、翌4日からは陶芸教室もスタート。そして7日には私が速攻で作った七草粥をいただきました。

この「七草」と記された器は、今から約40年ほど前に東京・向島百花園での「七草の会」が催した「七草粥をいただく集い」にて供されたお茶碗です。母は若かりし頃、この「七草の会」会員で、七草粥の集いやお茶会、お月見の会、そして暮れには七草の籠をいただき、百花園や「七草の会」とは深い縁がありました。

私にとっても、この向島百花園は通っていた高校にも近く、友人たちも多くてとても馴染みのある場所でした。もう何十年も遠ざかっていますが、今度東京に出かけた折には足を延ばしてみようかなとも…。きっと、高校時代の楽しかった日々が甦ってくることでしょう。

そしてこの七草の日は、松飾りもはずす日ともなっています。

昨年の暮れも押し迫った28日に飾り付けて年明けのお客様を迎えてくれたこの松飾りは、毎年の例にしたがって葉山大明神にお納めします。


七草から5日ほどを経た本日は、鏡開き。七草の日のお粥に続いて、私が速攻で鏡開きのお供えをお汁粉に…。

90歳を過ぎた母に供したお汁粉は、喉につかえぬようにお餅はとっても小さめです。写真にすると、いかにも見栄えしませんが、まあ、縁起物ということで…。

例年、初詣やお寺へのお参りにはあまり行くことはなかったのですが、今年のお正月はどうした加減か、氏神様の八坂大神をはじめ、各所に詣でています。

遠くは横浜・大倉山の師岡熊野神社へ。

この時はウチの同居人さんとワタシが特に示し合わせていたワケでもないのですが、以心伝心で?「師岡神社に…」ということになり、急遽お出かけ。ワタシは昨年末のサッカー・ワールドカップでの日本代表活躍にあやかって、二礼二拍手一拝したことは言うまでもありません。手にしたかったサッカー日本代表エンブレムの入ったお守りは品切れで、近々あらためて詣でてみます。

このほかにも、市内の浄明寺界隈への用向きの折に浄妙寺


そして、竹寺として有名な報国寺にも

お参りして

本日、昨年までのお札をお返しに鶴岡八幡宮へ

お正月も10日以上過ぎ、成人式の3連休明けとも相まって、境内は落ち着いた佇まい。

この先、市内にあまたある神社仏閣の中でもワタシがもっとも心惹かれる妙本寺に詣でたいと思っています。さらに、相模國一之宮でもある寒川神社まで足をのばして、今年のお参りの〆めとする予定です。

今年は年のはじめから、神社とお寺に関心が向きます。常日頃、神社やお寺には少なからず心を寄せてはいたのですが、今年は例年以上に気持ちが向いています。日々、心のおもむくままに、ウサギのように足取り軽く!過ごせたら良いのですが…


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春から縁起が良いもので、金杯!ではなく金彩で工房がスタート…

2023-01-04 21:39:04 | 日記
今年もはや4日目。社会的にはいわゆる「仕事始め」ということになっています。もっとも、お役所や銀行等の公的な場はともかく、世の中的にはまだまだお正月休み・・・ということが多いようです。ワタシの場合も御多分にもれず「もう少しだけお正月気分を…」ということで、昨日の母校のこのシーン

の余韻冷めやらず、テレビ各局のレビュー番組を観まくっています。

ふり返れば2年前の箱根駅伝でも母校は最終10区で3分以上先行されていた首位の創価大を猛追して歴史的な大逆転優勝を遂げてくれました。

でも…、その後に逆転した3年生ランナーのある問題が発覚して、一時は大騒ぎになりました。私たち卒業生の間でも「駅伝はこの後、どうなるの」「大八木監督の立場は?」伝々、いろいろな話が駆け巡っていたことを思い出します。あの時の騒ぎはもうすっかり、忘れ去られた感がありますが…。そのようなこともあり、昨年の大会で優勝を逃した後の今回の箱根駅伝優勝、ならびに大学3大駅伝制覇は本当に意味深く思います。大学時代からの友人達からもしきりに「優勝」を喜ぶ連絡やメールが届きます。

スポーツライターの生島淳さんも「NumberWeb」にて、今回の箱根駅伝がいかに苛烈なレースだったかをアップし、特に「史上最高の2区」をメインに取り上げていました。

さらに復路後半の8区でも1位と2位の差が1分以内でテレビでもひとつの画面に両校ランナーが収まる光景はここ何年も無かったことで、まさに歴史的な好レースだったと思います。

そして来年は記念すべき100回目の箱根路。20年以上も指導してきた大八木監督は退き、愛弟子の藤田敦史ヘッドコーチが引き継ぐのだとか。今回のレースで大八木監督は箱根への山登り5区と下りの6区で大胆にも1年生を起用して好走し、優勝への足がかりとしました。この1年生に貴重な経験を積ませる用兵をおこなったことは、ある意味、次に監督を務める藤田コーチへの「プレゼント」だったのかも、などと思ったりもします…。

箱根駅伝の余韻にひたりつつ、本日からウチの工房でも今年最初の陶芸教室。毎年、お正月早々にお皿の絵付けに来てくれる市内在住のチャーミングなお嬢さんが、今年は「金継ぎを…」とのリクエスト。その声にお応えして、お持ち込みいただいた器やフィギュアの接合と金継ぎ作業。

さまざまな方法の中から、今回は比較的短時間に接合できる策を選び、金継ぎまで進みました。時代を感じる美しい藍染めの磁器の皿、そして以前お買い上げいただいた私の黄色い作品ともに、欠けてしまっていた口縁部に金彩を施して生き返りました。

特に、磁器への金継ぎはとても似合うように思います。
今から3年ほど遡って、まだコロナ前の2019年・猪年のお正月に手がけられたイノシシの置物。焼成したさいに欠けやクラックが入ってしまったままになっていましたが、このたび金継ぎして全体の雰囲気が大幅に変わりました。


ともにこの後、ゆっくり乾燥させて完成の運びとなります。

今後、陶芸教室と並行して、さまざまなニーズにお応え出来るよう幅広い選択肢を揃えた金継ぎも工房のラインアップに加えたいと思っています。作陶するだけでなく、大事に使っていながらも惜しくも破損してしまった器の金継ぎ補修まで、きめ細かく対応出来る工房を目指しています。実現の目途が立ちましたら、あらためてご紹介させていただきます。

改めまして今年も、陶芸工房・佐助Room114 、ならびにカフェ・チー坊ノワール&鎌倉スパイス・鎌倉紅茶をはじめとするアイテムの数々のご愛顧、よろしくお願いいたします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明けましておめでとうございます 佐助Room114&チー坊ノワール

2023-01-02 19:02:17 | 日記
年が変わり一日ほど時が経ってしまいましたが、あらためまして、明けましておめでとうございます。

「今年もほどほどに良い一年となりますように…」との願いをこめて新年の朝の善を重ねること、早や2日目…

子供の頃、このおせち料理とお雑煮はどうにもいまいち箸が進まなかったのですが、不思議なもので中年を迎えるとともに「年明けは、おせちがなければ始まらない…」と感じるようになってきました。このお正月も「今年のおせちはなかなか上手くできましたね」などと語り合いながら、めでたい朝の善を楽しませていただくこととなりました。なんともありがたい限りです。

俗に「一年の計は元旦にあり」などと言いますが、年明け初日にあたってきっちりと一年の誓いを唱えるなどということは今だかつて一度もありません。若い頃は大晦日の夜中から伊豆方面にドライブに出かけたり、中年以降はただただユルユル過ごしたり、時にはやり残した作陶に明け暮れることが常です。

そのような感じではありますが、今年はウチの同居人さんが珍しく「初詣に…」とつぶやいたのでした。反射的に「!」と来て、わが家の隣り街・扇ヶ谷に鎮座する八坂大神(やさかおおみや)にお参りに向かいました。

市内でも名だたる鶴岡八幡宮やわが街・佐助の銭洗弁財天や佐助稲荷神社ではなく、この八坂大神に詣でるのはじつにひさしぶり。今から15年ほど前、この地に移り住んで来た時に「氏神様に挨拶に…」と思い、神社本庁に問い合わせてみた結果、佐助の街の氏神様はこの八坂大神であることが判明し、お参りした経緯があります。

鶴岡八幡宮や銭洗弁財天、佐助稲荷神社には多くの参詣客が詣でていますが、ここ八坂大神に初詣に来る人はあまりいないようで、暖かい日差しに恵まれた元日の午後にもかかわらず、訪れる人の姿はほとんどありません。この詫び寂び感が、これまた好ましいかぎりもあります。境内の石碑には、この八坂大神と我が街 佐助の銭洗弁財天の縁深さを示す文が刻み込まれていました。京都・祇園の八坂神社とも深いつながりがあるとのことで、京都好きのウチの二人にとっては、まさにしっくり馴染む氏神様です。

八坂大神に詣でた後、新年の喧騒にちょっぴり触れる衝動に駆られて横須賀線の踏切を越えて小町通り方面に向かってみました。案の定、小町通りはまさに人の流れが幾重にも重なり身動きが取れないほどの混みようです。思わず「コロナが怖い…」ということで、小町通りとは対照的に人影まばらな裏小町通りを散策しながら家路につきました。それにつけても、行動制限なきこのお正月、小町通りの喧噪の様子を撮影しようにも、人が多くて

まともな写真も撮れません…。

ラッシュアワー並みの混雑だった駅前を抜けて我が家に戻る道すがら、佐助のお店仲間でもある人力車・有風亭飛車(ゆうふうてい とびぐるま)清水さんに出会いました。

この真冬の最中、お客様を載せて人力車を引くその足元は なんと、裸足です。というか一年中 裸足で人力車を引いています。ある時、清水さんに「この寒い中、裸足でお仕事はツラくないの?」と尋ねたことがありますが、「裸足で大地を踏みしめる感覚が大好」」と、ニッコリ。いやはや、清水さんの超人ぶりはまさに異次元の感があります。

そして日があらたまって、新年は2日目。

待ちに待った「箱根路」がスタートしました。母校の状況を気にしながら、作陶の時間が過ぎて行きます。昨年秋からの出雲駅伝、全日本大学駅伝連覇に続いて大学3大駅伝制覇がかかり、前評判では「絶対的有利」と言われていましたが、このような時には往々にして苦杯を舐めてきたことがあるゆえに、陶芸の手をしばし休めながら箱根路に見入ってしまいます…。結果はめでたく

明日の復路の行方に今からワクワク、ドキドキです…。

母校の栄誉のタイミングと相まって、今年も鶴岡八幡宮から「お祓いさん」の冬バージョンが届けられてきました。さっそく玄関の上に飾り付けて、これでようやく新年の設えが全て整ったように感じます。

水色の御幣を冠した涼しげな夏バージョンと赤い御幣の冬バージョンの温かい雰囲気の対比がとても心なごみます…。

ともあれ、今年も「忙中閑あり」ならぬ、「忙中感あり」という感じで、時があわただしく過ぎてゆく気配濃厚です。されど、お呼びがかかるうちが華…。

あらためまして、今年もよろしくお願いします。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする