goo blog サービス終了のお知らせ 

鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

鎌倉3大洋館のひとつ・鎌倉文学館見学会開催。鎌倉の未来へ向けて少なからず危惧の念をいだいた真夏の日…

2025-08-05 07:01:47 | 日記

今を去ること約2カ月前の6月初旬頃からにわかに夏めき、以来、連日のように「命にかかわる危険な暑さ」とか、「観測史上記録的な猛暑到来か…」との報道が続きながら、早や8月を迎えました。

8月最初の週末となった先の土日曜日、鎌倉駅周辺や小町通りは鎌倉散策の家族連れや中国人と思われるインバウンド客でごった返していました。おりしも3日の日曜日の朝10時前、江ノ電で3つ目の長谷駅からほど近い住宅街の奥には、地元の方々と思しき人々が静々と集まってきていました。


この日、かつての昭和時代に川端康成や吉屋信子をはじめとする名だたる作家たちが住んでいた長谷の瀟洒な住宅街の一角に佇む洋館・鎌倉文学館にて鎌倉市による「鎌倉文学館と洋館(旧前田邸)見学説明会」が、開催されました。この説明会は文学館の一角に残る旧前田邸が取り壊される計画に基づいて旧前田邸が無くなる前に披露紹介する意向によるものと思われます。市の担当部局が作成したパンフレットには、

・この鎌倉文学館はそもそもは加賀百万石の藩主・前田利家公の系譜を引き継ぐ第16代当主・前田利為侯爵が鎌倉別邸として現在の建物を建設。
・今から40年ほど前の昭和57(1982)年に前田家第17代当主・前田利建(としたつ)氏がこの鎌倉別邸を鎌倉市に寄贈。
・その後、鎌倉市は古くから市内には与謝野晶子、川端康成、大佛次郎をはじめ名だたる作家達が暮らしながら数多くの文学作品を生み出したことに鑑み、昭和60(1985)年にこの洋館を鎌倉文学館としてオープンした…

との概略をはじめ、加賀前田藩とのかかわりを織り交ぜて鎌倉文学館の沿革をわかり易くひも解いてくれています。


そして邸内に入る手前では、市内の歴史的景観や建造物の保存に向けて精力的に活動を続けている瀧下嘉弘さんが、旧前田邸の保存活用に向けてのアンケート用紙を配布していました。


説明会が始まる約20分ほど前、市役所の方々によって旧前田邸に導かれましたが、建物の前には見学の方々でまさに鈴鳴り…。

入口の両側の白い壁には赤い鉄錆が浮かび、なんとも物悲しい感じがあります。

近寄ってみると、バルコニーの雨樋やヨレヨレのパラソルには枯葉や枯れ枝がこびりついていたりして、この建物がほぼ放置プレーだったことが伺い知れます。

それでも後ろに並んでいた人によると「数年前に見た時よりもだいぶ綺麗になった」とか。はたして数年前はどのような状態だったのか、怖くて想像もしたくありません…。

午前10時に旧前田邸の見学に来た人の数は、200人以上はいたでしょうか。いっぺんには邸内に入ることは出来ないので、30人ずつ約15分で時間を区切るカタチとなりました。ワタシと女房どのは幸運にも第1回目に邸内に入ることとなりました。入口上方の照明カバーからして、歴史的文化財的な趣きを醸し出しています。


1階から3階まであるスペースの各部屋の照明器具は、まさに「昭和モード」そのものです。












所々、壁にはステンドグラスも配されています。




この旧前田邸には加賀前田藩の系譜を引き継ぐ前田家一族とともに、日々の暮らしを支える方々も住まわれていたとか。それ故か、邸内にはこのようなトイレをはじめ

各階にトイレが設えられています。

そして緑色のタイルを施した洗面所は、まさに「昭和レトロ」感満載。


朽ち果てつつあるキッチンも、かつてワタシ達が見慣れた「昭和の台所」を彷彿とさせてくれます。


それにつけても、ひとつ気になったことが…。和室の畳部分に見学者が踏み込む際に床と畳が傷まぬようにブルーシートが敷かれていました。

この見学会にあたり、旧い建物の雰囲気を損なわぬように、ブルーシートではなく、せめてもグレー系のシートで養生していたら良いのになあ…、と思った次第です。

旧い建物とはいえ、いっぺんに大人30名・総重量としては大型乗用車なみの約1,8トンもの重量がかかっても3階建てのこの建物は、きしみ音ひとつたてません。きちんと整備してみれば、歴史的建造物として人々の心に残ることは確実だと思うのですが…。

ちなみに市の担当部局によると
・旧前田邸はいわゆる邸宅仕様の3階建て住宅のために公共施設としての利活用が難しく、たとえ保存活用する場合でも多額の改装費用や維持管理費を要する。
・建物の背後が土砂災害特別警戒区域に指定されており、安全面で問題がある
その他の理由によって、解体の決定に至ったようです。

旧前田邸を見学した後、現在改装中のために近づくことが出来なかった鎌倉文学館の前に久しぶりに足を運ぶことが出来ました。


今から約4年後の再オープンの際には、この門から文学館へ入場することとなるようです。


旧前田邸内には、鎌倉文学館再オープンに合わせて新設される予定の休憩棟や券配所棟のイメージ画像も紹介されていました。これがなんともスターバックスカフェのようで、微妙というか問題ありかなぁ、という感じ満載です。

「利便施設」という位置づけも、首をかしげざるを得ません。文学館という文化施設に「利便」を求める人がいるのでしょうか…?

そして、あらためて見学説明会のパンフレットの表紙を見ると、文学館から館内前庭の南側にスターバックスカフェと見まごうばかりの休憩棟と券配所棟のイメージがくっきり描かれています。その右側には、間もなく取り壊し予定の旧前田邸がうっすらと認められます。


市内・扇ヶ谷の古我邸、浄明寺の旧華頂宮邸と並ぶ鎌倉3大洋館のひとつであるこの鎌倉文学館にスターバックスカフェテイストの建物は似つかわしくないと思うのは、ワタシだけではないと思います。鎌倉市の行政をつかさどる市の首脳陣は鎌倉の未来予想図どのように描いているのだろうか…、と果てしなき疑問をいだきつつ鎌倉文学館を後にする道すがら、少なからず悲しい気持ちと真夏の陽射しが瘦せ身に染みた日曜の昼…でした。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津波に翻弄された一日、チー坊がいた夏に想いをはせて…

2025-07-31 07:22:09 | 日記
それは10年前の今頃、わが家の初代黒猫チー坊が12年でその生涯を閉じました。初夏に体調を崩し、その後わずか3か月後に天に召されて行きました。チー坊は今から22年前に当時ウチの二人が暮らしていた神奈川県綾瀬市の家の庭で生まれて生後10日ほどで親猫からはぐれ、助けてあげた時には手のひらにすっぽり収まるくらいの小さなカラダでした。綾瀬市の家で育ったあとに鎌倉に移り住み、陶芸教室にかよってくるちびっ子たちのマスコット的な存在でもありました。

チー坊逝去10年の節目にあたり、ウチの女房どのも自らが展開しているインスタ;chibounoirに、チー坊の思い出をアップしています。現在暮らしている2代目黒猫ノワールの写真も織り交ぜながら、アップした文章の一端を…




チー坊逝去以来10年の夏の日、特段のネコ好きではないにしても そこそこネコ派のワタシとしても、チー坊の思い出を回顧…と思いつつの昨日の朝、作陶に向けてまずはわが心の友・野村邦丸さんが番組MCを務める文化放送「くにまる食堂」を聴き始めると、邦丸さんが「カムチャッカ半島の地震によって、太平洋岸に津波注意報が出ています」とアナウンス。


番組ゲストの脳科学者・中野信子さんと邦丸さんの津波に向けての避難指示や注意喚起が実に的確です。普段、番組の中でとかくオチャラケたテイストを醸し出している邦丸さんが慎重に言葉を選びながら避難のススメを説き、そして中野信子さんも専門分野の脳科学の面からの解析も併せて、津波の波のスピードや引き波の強さ等を数字をもとにひも解いてくれます。気象庁の職員さんの会見よりもはるかに科学的で、分析と実証に基づく脳科学者の底力の一端をみたような感があります。

その一方、お昼前のテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」では、関西大学の先生が今回の津波による影響に関して「3メートル程度の津波ではさしたる被害は出ない…」という趣旨の発言をはじめ、「素人に何がわかる…」というニュアンスのコメントが散見し、番組MCの大下容子アナも戸惑いの表情の連続。ほんの数分のやり取りでしたが、津波に対する不安よりもはるかにモヤモヤするひと時でした。

邦丸さんのラジオ番組では避難グッズが収められた防災リュック等の準備を唱えていましたが、ワタシもさっそく再確認。と思ったのですが、どこに収納してあるのかがわからなくなり、しばし大捜索の末にやっとのことで赤いリュックを発見。

こんなことではイザという時に即座に役に立ちません、ただただ反省…。

そしてふと気がつくと、街には市役所からの津波避難を呼びかけるアナウンスとサイレンが鳴り響き、テレビ画面も

時ならぬ雰囲気を醸し出しています。

そうこうしているうちに太平洋岸の各地に津波の影響が…


わが家の2階に暮らす母が「こんな時だから非常用の食料と、あっ、そうだ、お昼ご飯に焼きそばも食べたい…」と、なんとも絶妙な言いまわしで昼食を所望します。ということで、駅前の東急ストアに向かうと

津波警報によって、臨時休業となっています。

しかしながら、東急ストアの地下にあるサイゼリヤは何事もなかったかのように営業しています。

津波による影響においては、地下1階のサイゼリヤの方がはるかに危険度は高いと思うのですが、なんだか訳が分かりません。

駅周辺でも鎌倉郵便局も早々に休業。


JR横須賀線や江ノ電も運休し、江ノ電鎌倉駅はシャッターが閉じられて、入場は断固阻止、の感があります。

こんな時こそ、駅員さんが優しく応対してくれたら良いのに、と思わずにはいられません。

母親の焼きそばを買おうにも、駅前のファミマもそして紀ノ国屋も臨時休業しています。

駅前から少々離れた地にあるセブンイレブンでどうにかこうにか買い物を済ませましたが、お店も道路も大混雑。

ちなみに作日は兵庫県丹波市でわが国の気象観測史上最高の41.2℃を観測するほどの猛暑だったようです。津波が無ければ、この猛暑と石破総理の進退、そして首都圏に近づく台風の行方に耳目が集まるところでした。

そして津波騒ぎから一夜明けた今朝は3時過ぎに目覚めてしまい、条件反射的にテレビを点けて

津波の状況を確認。なぜかノワもやって来て、ワタシの反応をジ~っとうかがっていました…。

さてさて本日、海の状況とともに忘れてならないのは学歴詐称の疑いのある静岡県伊東市市長の自らの進退に関する会見が有りや無しや…。かの市長のことゆえ、「昨日の津波による予測不能の事態に備えて全力を尽くす」との理由で、会見を拒否するのでは…?。

津波で世の中が揺れたこんな時こそ、世間を騒がせ続けている伊東市長が市域の沿岸部に向けてどのような津波対応を行なったのかを伝える報道があっても良いのに…。

百条あって一理なし? 意問う声 木っ端微塵の伊東市長…










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間もなく梅雨明け、鎌倉花火大会を前にさまざまなフェイズがチェンジの時‥?

2025-07-17 08:49:32 | 日記
このところ、いわゆる梅雨末期の豪雨が日本各地を襲っています。我が家が位置する神奈川も例外ではなく、昨日も激しい雨が降ったり

かと思うとにわかに強い日差しが降り注いだりし、陶芸教室で作陶した方々の作品を乾かす際も屋外に置くのは急な雨にさらされる怖れがあるゆえに工房の中でゆっくりと乾燥…。


うっとうしい雨が續く中、やはり大相撲や野球の中継を観るのは、暑さを忘れさせてくれる限りなく清涼なひとときに他なりません。中でも、ワタシ自身も子供の頃からプレーしてきた野球というスポーツはまさに別格です。

今から3年前の春、ワールドベースボールクラシックで大谷翔平選手をはじめとするプレーヤーを要した日本代表が優勝した時から

日本中のエンターテインメントに関するフェイズが激変し、大谷選手がプレーするメジャーリーグが俄然、注目の的となりました。ウチの陶芸教室にかよって来ている会員さんの間でも、あのワールドベースボールクラシック優勝以来、大谷さんのメジャーリーグが、作陶の間でももっぱら会話の中心となっています。

おりしも昨日、かつてのアメリカ映画の名作「風と共に去りぬ」の舞台となったジョージア州アトランタでメジャーリーグのオールスターゲームが開催されました。テレビ画面をとおしての試合前のセレモニーはラップやヒップホップ系のさまざまなパフォーマンス。

ヒップホップやラップといった現在のアメリカの文化は認めるところではあります。しかしながら、メジャーリーグのオールスターゲームは古くから「Midsummer Classic」としてアメリカの野球ファンの間で認識されており、そこはやはり Classic に基づき「格調高き、旧き良き時代からの様式美」の一端として、規律あふれるしきたりにのっとった進行によるオールスターゲームを観たかった、というのは間もなく古希を迎える高齢者になり果てたワタシのたわ言なのでしょうか…。

今年のメジャーリーグ・オールスターゲームで大谷選手はヒットを放ち、そのキャリアに新たなる一歩を加えました。それとともにワタシ的には、今年のオールスターゲームではあらたに「おっ、これは良い!」と思ったことが。かつてオールスターゲームでは選ばれたメジャーリーガーが自らのチームのユニフォームを身にまとってプレーすることが習わしとなっていました。メジャーリーグの各チームのユニフォームを一堂のもとに観ることが出来ることもオールスターゲームの魅力のひとつでした。ところが数年前から、オールスターゲームではア、ナ両リーグの選手はあらかじめ用意されたリーグおそろいのそれこそパジャマのようなチープなユニフォームでプレーすることとなり

「なんとも、イケてないよなぁ…」という感は否めませんでした。

そのような中、今年からまた選ばれた選手は自らのチームのユニフォームでプレーすることとなり

ゲームを観ていても年に一度、たった一試合のこのオールスターゲームでメジャーリーグの多種多彩なユニフォームを観ることが出来ることはまさに珠玉のひととき…。

フェイズが変わった、といえば…。6月はじめに歌舞伎界をテーマにした「国宝」という映画が公開されて以来、日本中がこの映画の話題で満ち満ちています。

その影響はウチの陶芸教室も例外ではなく、陶芸教室会員さんはもとよりお越しになるお客様との間でもしきりに「国宝、観ました?」「あの映画、すご過ぎます…」との会話で持ち切りです。

歌舞伎の家に生まれながら女性ゆえに歌舞伎の舞台に立てなかった寺島しのぶさんが、歌舞伎の世界は血統が優先される…という役回りを絶妙の演技で演じたり、まさに3時間があっという間…。吉沢亮さんが演ずる喜久雄の出自や身に施した意匠、その他、重要無形文化財・人間国宝として認定されるにあたり果たして少々無理があるかなとも思いつつも、映画史に残る名作のひとつだと感嘆。この映画を見た後に横浜の駅前で食した昼食の味がまったく記憶に残っていないほど、心に残った名作です…。

そして、人間国宝というつながりでいえば、今から400年以上前に日本ではじめて磁器が焼かれた佐賀県有田町の名工で人間国宝に認定されていた井上萬二先生がつい先ごろ逝去されました。朝日新聞の訃報欄で知った時、思わず「えっ…」と息を呑んでしまいました。

今から約半世紀前のワタシが大学時代当時に佐賀県有田町で陶芸を始めた折、井上先生からわずか二か月ほどでしたが最初に陶芸の手ほどきを受けた経緯があります。考古学を生業としていた父が大学時代の尊敬する大先輩で東洋史の巨匠たる三上次男さんとともに有田町の天狗谷窯の発掘に携わった経緯から町役場の知り合いをとおして、ワタシが有田で陶芸を学ぶにあたり、井上先生のもとで2か月間期間限定で氏の工房にて陶芸の手ほどきを受けることと相成ったしだいです。

当時、井上先生は自らの工房でお弟子さんとともに作陶、ならびに街の駅近くの丘の上にある窯業試験場で陶芸を志す若者にロクロの技法を教える教官として活動していました。

井上先生の工房での修業は本当に厳しく、そしてある面でとても民主的で、凛とした雰囲気に中にも笑いが満ち溢れるなんとも不思議な空間でした。先生はお弟子さんに「陶芸家などとエバりくさるな。我々は茶碗作りということを忘れないように…」と言っていました。ワタシは2か月間お世話になった間の一か月半は朝8時から夕方6時までもっぱら土コネ、土コネといった具合に肉体作業に明け暮れるばかり。工房の先輩諸氏は「あぁ、3日も持たずに来なくなる…」と思っていたそうですが、なんの因果か一か月以上どうにかこうにか恐怖の土コネに耐え忍ぶことが出来、栄えて電動ロクロの指導をちょっぴり受けることとなりました。

何もわからずに電動ロクロで粘土に翻弄される中、井上先生からは「土コネこそが焼き物の基本。土を捏ねていると、ある瞬間から粘土がキュッと締まるようになり、その手応えを感じることが出来るようになった時こそが陶芸の始まり」「ロクロ作業の時には、水がびちゃびちゃ跳ねないように気をつけて。手の甲を汚さないようにすることが上達の早道」などと説かれましたが、20代前半で陶芸初心者のワタシにはなんとも理解し難いことばかり。その後、次なる窯で修行をはじめて、先生の言わんとすることがおぼろげながら解かるようになり。そして現在、陶芸を生業としてみると、井上先生の短い言葉のひとつひとつがとても素直に、そして実感として手に心に沁みてきます。

ひるがえって、国が認定する重要無形文化財・人間国宝たる陶芸界の巨匠・井上萬二先生逝去に際し、新聞紙上の訃報欄の他にはさしたる報道は見受けられません。そのような状況をもってしてあらためて、重要無形文化財たる人間国宝という存在とは日本という国にとって、そしてこの国に暮らすみんなにとっていかなる存在なのだろうか、となんともモヤモヤした気持ちにつつまれてもいます。

閑話休題。

時あたかも明日にも、関東地方は梅雨明けとか。そしてその18日の夜、ここ鎌倉の地では、材木座と由比ガ浜の海岸を舞台に花火大会が開催されます。さしずめ、この花火大会を機に、フェイズは真夏へ…・

梅雨明けを機に我が家のフェイズも真夏仕様に向けて、玄関先の「おはらひさん」も夏仕様にチェンジ・ザ・フェイズ…

いたしましょう…


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早いもので今年も一年の半分が終わり、鎌倉の夏もいよいよ本番…

2025-06-30 06:01:59 | 日記
それは一か月ほど前、「まだ梅雨にもなっていないのに、暑い、暑い…」と、日々顔をしかめていたと思っていたら、本日で6月も終了。鶴岡八幡宮では半年に一度の「大祓式」が執り行われます。早朝、式の舞台となる八幡宮境内は連日の日中の暑さとはうって変わって、新緑萌える若葉の頃を思わせる爽やかな風が吹いていました。


すでにニュース番組等で報道されていましたが、本日の6月末を迎える2日前の土曜日深夜、鎌倉市東部の浄明寺・竹寺で有名な報国寺にほど近い道路に埋設されていた水道管が破砕して未明から午後まで市内東部から鎌倉駅周辺の小町、雪ノ下をはじめとする旧市街が断水してしまいました。

そのなんとも息が詰まるような緊急事態の折、ワタシの大学の野球部OB会重鎮ご夫妻が鎌倉にお越しになりランチに…という運びになっていました。「たぶん、あのお店も断水で、閉店だろうな…」との思いとともにお店に問い合わせると、なんと奇跡的に水道が通水していて、「なんとか、営業出来ています」との嬉しいお言葉。

大先輩夫妻とともに、つい先ごろの東都大学野球1,2部入れ替え戦で1部最下位の日大に勝利して1部復帰を果たした野球部の話題をはじめさまざまな思い出話とともに、絶品のお料理とワインを堪能するひと時。




ランチを済ませて小町通りに向かう道すがら、レストランやカフェの入口には「本日は断水のため、休業いたします」との張り紙が貼られていました…。

小町通りで


向かった先は、鎌倉きんつばで有名な「鎌倉いとこ」さん。


大先輩夫妻は鎌倉のお土産として、きんつば各種をたっぷりお買い上げてとても満足そうでした。


未明の断水事件から始まり、大学のレジェンド大先輩とのランチを経て帰宅した頃、時は早や有夕刻を迎え、ふと気がつくと午後9時のテレビ東京「アド街ック天国」極楽寺・稲村ケ崎編がスタートしています…。

番組では、ウチの女房どのがブランディングしている「鎌倉スパイス」を製造してもらっているバッラツ青年

とともに、活動の拠点としている趣きあふれる和風住宅のアナン邸

はもとより、バラッツさんのお父さんであるアナンさんの在りし日の姿も。

街で出会った時、「くらぁたさ~ん、げんきです~か?」と明るく声をかけてくれたアナンさんの在りし日の姿を思い出します…。

さらには、極楽寺駅前のお気に入りのパン屋さん

もしっかり放映され、「身近な人やお店だけど、やっぱりみんないい感じ…」と、ただただ納得。

そして、今回の「アド街・極楽寺 稲村ケ崎」編での極めつけのスポットは第3位にランク付けされた稲村ケ崎の和食処「つきやま」さん。

ご主人が手がけるお料理はそのいづれも「ただただ素晴らしい」のひと言に尽きます。昨今流行りのインスタ映えとは対極をなす 華美にならずきっちりとした設えのお料理はいつもオナカとココロを満タンにしてくれます。


女将さんのお料理を運んで来てくれるタイミングもこれまた絶妙。

ちなみに、こちらのお店でも鎌倉スパイスをお求めいただけますので、よろしくお願いいたします。

まさに先の週末、誰も予期せぬ「断水事件」から始まり、大学のレジェンド大先輩夫妻との「弾水?」、そして稲村の谷戸の段々を登りつめた地に位置するお忍びスポットに至る一日は、松任谷由実さんの楽曲「DANG DANG」 の歌詞になぞらえれば

♪断々と弾々、段々と果てに砕け散って…

な感じです。

とにもかくにも6月の1カ月間、北鎌倉明月院通りでの「鎌倉いとこ期間限定店舗」さんでの鎌倉スパイス販売も終了し、週明けからいつものように平穏な陶芸の日々が戻ってくると思っていたところ、なんと今年3月に鎌倉の裏小町の「バルカ」さんで手作りカレー試食会でカレーをいただいたラサール石井さんが

間もなく行なわれる参議院議員選挙に社民党比例区公認候補として出馬するという報が入ってきました。

ただでさえ暑さ厳しきこの夏、世の中では暴君トランプの乱行、中東情勢や米騒動をはじめとする難題山積みの中、ラサール石井さんの参議院選挙出馬によって、ワタシのココロの真夏日はいつまでも続く…のかなぁ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏至迎え、いよいよ夏本番、緊迫の世界情勢を横目に佐助の暑い日々これから…

2025-06-23 10:58:14 | 日記

ふと気がつくと今から2日前、一年のうちで昼間の時間が最も長いとされる「夏至」を迎えていました。その日は土曜日で陶芸教室が始まる前に市内・腰越で用事を済ませて帰途に。途中、愛車メガーヌの車外温度計はなんと40℃を越えています…。


かのとても有名になった江ノ電・鎌倉高校前駅前の踏切は今やすっかり見慣れた光景の如く、インバウンドの若い人達で溢れかえっていました。


バックミラー越しに見る江ノ島も、夏の様相を呈しています。


鎌倉高校前駅から渋滞のネックとなっている行合橋交差点までの数百mを通過するまでになんと30分を要するとは…。

海開きまであと1週間ほどあるのですが、里山の杜も海街も気分はすっかり夏本番…。

陶芸教室でも、数年ほど前から伊藤園のミネラル麦茶やオレンジジュースが必需品となっています⁉


陶芸教室での作陶指導とともに教室の会員さんとの間では、お互いの近況や世情の話で盛り上がること常で、夏至のこの日は数日前の新聞第1面が話題に。

緊迫の度を増す中東情勢とともに日米関税問題等の硬いニュースとともに、大谷選手の投打二刀流という嬉しい話題満載の紙面を会員さんに見ていただきながら、約2時間の陶芸とお話タイムはあっという間に過ぎてゆきます。

真夏へ向けてまっしぐらモードのかたわら、気になっていた中東情勢が昨日、アメリカがイランの核関連施設を攻撃するというショッキングな展開を迎えてしまいました。


トランプ大統領がイラン空爆成功を表明する会見のまさに同じ時、メジャーリーグは何事もなかったかのように試合が続けられていました。

この状況をもってしてアメリカのおおらかさと捉えるか、はたまた大雑把さの象徴と感じるか、なんとも微妙な感もあります。

アメリカのイラン攻撃の報を受け、テレビやラジオのニュース番組では状況の推移や今後の情勢の分析を報道しています。そのような中、日曜夕刻のBS-テレ朝「田原総一郎 激論」では、一昨日土曜日に収録した「イスラエル・イランの今後、アメリカのイラン攻撃はあるか…」という番組を放映していました。

かつてなら、番組の企画テーマに関する状況が急変した際には番組構成を変更して現状に即応した報道態勢を構えることが常だったように思います。田原総一郎さん、今頃 無念の思いでアタマを抱え込んでいるのでは…と心配になってきます。

と言いつつも時間が過ぎて現在6月23日の午前5時過ぎ、海の向こうのドジャースタジアムでは大谷選手が今季2度目の投打二刀流に挑んでいます。



ちなみに、バックネット前のフェンスに描かれたスポンサーは日本のDAISOとANA。かつてのチカラが落ちたとはいえ、日本企業の底力はまだまだ健在…と、少しばかりながら嬉しくなります。

緊迫する世界情勢を気にしながらもメジャーリーグのプレーに釘付け…。自らの興味に浸ってしまう我が身の軽さをしばし反省しつつ、夏の暑さと戦う新たな週明け。今年の夏は例年以上に暑く、激動の波に揺れる日々が続くことになりそうです。
 
くれぐれも熱中症には気をつけなければ…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする