鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

パリ五輪を目指した若者たちと陶芸の志が集う日々、スキルフルにアクティブに…

2024-09-15 08:12:39 | 日記

今年の夏は、体感的にもそしてさまざまな科学的な検証からも「観測史上最も暑い夏」であることは間違いないようです。そして今、9月も半ばとなりまもなく十五夜、さらには俗に「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるところの秋のお彼岸を迎えようとしていますが灼熱の夏はまだまだしばらく続きそうです。

そのような厳しい暑さに見舞われ続けている日々の中、陶芸教室にかよってきてくれている会員さんや体験陶芸の皆さんの製作意欲はまさに意気軒高…。

会員さん達は作陶の経験を積んでくるにしたがって、じつに多彩でさらに細かい技巧を馳駆した作品を生み出しています。たとえば…

こちらの香炉は40代の女性会員さんの作品。手びねりで作陶後、蓋の削り作業をじつに2年以上の期間をかけて制作した力作です。


月に3回もかよって来てくれている30代の女性会員さんは手びねりだけでなく電動ロクロでの作陶も。削り成形しながら取っ手をつけて、さらにうわぐすりかけも自分で行ないます。

内側の白いうわぐすりと外側の赤いうわぐすりをかけ分ける難易度の高い作業を経ての出来上がりに満足そうでした。内側の表面にうっすら入った貫入(細いヒビ)は金継ぎを施してみました。

男性会員さんも大胆に、そして精密にいろいろ制作しています。

私と同世代の会員さんはかつて海外で仕事していた時に陶芸を学んでいた経験をもとに、長さ40㎝の大作を2枚作製。

このような大きな作品は作陶後の乾燥工程で反り返ることがあり、この作品のように平らに仕上げることが案外難しく、乾燥させている時は日々 私がいろいろ手を加えながら平らなままに乾燥するように注意を払っています。

芸術系大学卒の30代の男性会員さんは食器以外にもさまざまなフィギュアを制作。こちらのカメさんとカエルさんはつい最近仕上がったばかりです。

まもなく、素焼き済みのこの作品にもうわぐすりをかける予定です


そしてつい先ごろ、元気いっぱいの若い人達6名が体験陶芸に来てくれました。彼らはセーリング(ヨット)やウインドサーフィンのマリンスポーツをとおして3年前の東京五輪や今年のパリ五輪出場に向けて頑張ってきたアスリートです。世界の舞台を目指す皆さんが制作した作品はその活動ぶり同様にじつにアクティブ。

前列写真左 カメラを構える関友里恵さん 右・新嶋莉奈さん、中列写真左・山﨑アンナさん 右・外薗潤平さん、後列写真左・中村太陽さん 右・吉岡美帆さん

中でも右奥でピースサインを送る吉岡里帆さんはこの夏のパリ五輪でのセーリング・混合470級レースで銀メダルを獲得したメダリストさん。

皆さんが工房に来た翌日、NHKの報道でも吉岡さんが住む藤沢市から市民栄誉賞が贈られたニュースが報じられていました。レースをともに戦った岡田選手は鎌倉市在住。そのタイミングの良さにあらためてビックリ…

おりしもこの週末の3連休に合わせて、鶴岡八幡宮では神社で最も大切な祭事である例大祭が行なわれています。

ウチの工房&カフェも来訪の予定がそれなりに入って、賑やかな連休となります。

そして来週末も、暑い夏から涼しい秋へと本格的に移ろう秋分の日を伴う3連休が待っています。暦どおり涼しくなるかはさておき、お時間ありましたら秋の鎌倉へようこそ…

 

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祝 駒澤不動産紫門会創立10周年記念式典! 駒沢の街の風に吹かれて…

2024-08-31 10:14:42 | 日記

 

日本の南海上をノロノロと迷走していた台風10号は現在も全国各地で大雨を降らせてさまざまな被害をもたらせています。そして、日常生活やビジネス、レジャーその他、各方面においても多大な影響が生じています。そして思い起こせば私もこの台風10号には少なからず翻弄されました…。

私は陶芸を生業としていますが、母校・駒澤大学の知り合いの勧めもあって「駒澤不動産紫門会」の会員となっています。同会は駒澤大学で学んだ後に不動産会社や銀行等の不動産関連業に従事する卒業生諸氏が集って情報収集やさまざまな研鑽を磨く組織です。東京6大学や東都大学をはじめ各大学にも同様の組織があり、各大学の不動産会が一堂のもとにまとまって「大学不動産連盟」という組織を構成しています。この「大学不動産連盟」に「駒澤不動産紫門会」が加盟して以来、今年で10年を迎えました。

そして、今から数日前の28日の水曜日に「駒澤不動産紫門会創立10周年記念式典」が開催されることになっていたのですが…。折からの迷走台風による荒天が予想されて「はたして記念式典は予定どおり開催されるのか…」と、気を揉む日々が続きました…。結果、当日は奇跡的に晴れわたり、めでたく記念式典へ。 午後4時半開幕の式典を前に、ひさしぶりに母校周辺を巡ってみました。これまで母校正門に面する駒沢公園通りは愛車メガーヌで何度も走行していましたが、あらためて正門前に立つのは数十年ぶり。

キャンパス奥に進む道の右側には、在学時には無かった学舎が何棟も建っていました。ちょっとした「浦島太郎」気分です…。

 

正門脇にあった日本そば屋さんはなんと、スタバになっていました。学生時代、地理や歴史の研究室では、この地にあったおそば屋さんからたびたびカレーライスとおそばの出前を取って、空腹を満たしていました。懐かしい…。

 コンパクトなスタバはウッディなテイストで、駒沢公園周辺の雰囲気にマッチしています。

 

駒沢公園通りを等々力方面に向かい、ほどなく駒沢公園へ。通りから公園の奥に向かうメインストリートのすぐ左側にはこれまたウッディなカフェが。

 

今から50年近く前の大学生当時、この駒沢公園は大学のキャンパスの一部のような感じで、散歩したりキャッチボールしたり、ビール片手にワイワイ騒いだり、とても楽しいスペースでした。 公園から見える白い建物は大学の図書館。

思い起こすと、この図書館から本を借りた記憶が全くありません。不勉強だったのか、必要な書籍が揃っていなかったのか、どちらでしょうか…

 

在校時とはすっかり変わって、ブティックやカフェが並ぶオサレな街に様変わりした駒沢界隈の横道を東に入ると いきなり「かっぱ」が現れました…。

どうやら、地元の人が集う飲食とお酒のお店のようです。

 

さらに奥に進むと、駒沢球場。

現在の球界のご意見番・張本勲さんが昭和30年代前半に大阪の浪商から東映フライヤーズに入団し、本拠地としてプレーした球場です。現在も高校野球夏の都大会の球場として使われています。久しぶりに見る駒沢球場は往時のコンクリ―トむき出しの外壁から白くすっきりした外観に。

 

公園通りに戻ってさらに等々力方面に向かうとそこにはロイヤルホスト

このお店は大学生当時からあったので、かれこれ50年近く前から現在までこの公園通りの変化を見守り続けてきていることになるみたいです。

 

そして、このロイヤルホストの向かいにある駒澤大学深沢キャンパスで開催される「駒澤不動産紫門会創立10周年記念式典」へ。

 

 

もともとこのスペースには「三越エレガンス」という名前の三越の出店的存在の店舗がありました。現在、「三越エレガンス」だった建物は、会合その他の多目的スペースに姿を変えています。 

 

「駒澤不動産紫門会創立10周年記念式典」は、式典実行委員会の神山優一委員長の開会の言葉から始まり、不動産紫門会・面高裕一郎会長が登壇し

同会を設立した前会長・故永嶋康雄氏の思い出や大学不動産連盟加盟10年間の歩み、これからの活動指針等をとつとつと語ってくれました。おりしもこの日は初代会長・永嶋康雄氏の三回忌の日でもありました。そのようなこともあり、日頃 元気な声で会員を鼓舞する面高会長の控えめな語り口が妙に心に沁みました…。

 

さらに駒澤大学同窓会・大石孝会長の挨拶を経て、大学不動産連盟加盟各校、各地域会からの来賓諸氏の紹介と続き、駒沢大学野球OB会・中畑清会長がビデオレター形式による挨拶と応援のメッセージ。

毎週日曜日の朝8時・TBSテレビ「サンデーモーニング」でのスポーツコーナーで語っていただいている際のユーモアあふれる記念挨拶はまさに「清トーク」全開です!

 

続いては、駒大野球部と西武ライオンズの全盛期時代に活躍した森繁和氏と石毛宏典氏の記念公演。

森氏と2学年下の石毛氏はともにドラフト指名を受けたロッテに対し「本拠地を確立せずに川崎や仙台を渡り歩くジプシー球団はいや」と拒否したという裏話や、大谷翔平選手の素晴らしさ、その他 野球の将来へ向けての想いを語り続ける熱い姿が印象的でした。

 

記念式典のお開き後、深沢キャンパス内の大ホールに場所を変えて懇親会へ。

 

 

記念式典と懇親会の司会進行はテレビ朝日の藤井暁さんと、元山梨放送アナウンサーで現在はフリーで活動している加藤響子さん。

ともに駒澤大学卒であることは言うまでもありません。 

 

懇親会は当然のごとく、大盛況。

 

面高会長はユニフォームに身を包み、息子さんと友人で結成したお笑いコンビ「香呑(かのん)」を従えて、余興の場を盛り上げてくれます。

中央の赤い衣装をまとった青年が、面高会長の息子さん。みんな、声大きい…!です。

 

創設10周年記念式典と懇親会の時間、ともにお相手していただいたのは、野球部重鎮の深澤康治さん。

昭和40年代後半に太田誠監督が就任した時に入学して野球部の歴史を監督とともに築いてきた大先輩です。中畑清氏と同期で「キヨシ」と親しげに言葉をかわしています。

 

野球部全盛期を支えた森繁和さん(右)、石毛宏典さん(左)とともに記念の一枚。

かつて野球記者だった当時はプロ野球選手と同じ場にいるのは当たり前のことでしたが、今、時を経て再び往年の名選手と肩と肩が触れる時をすごすとは、なんとも不思議な感覚です。

 

記念式典と懇親会を経て、自由が丘で二次会をたっぷり楽しみ、神奈川の自宅に帰宅した時はなんと日付変更線間際…。

5月に高校のクラス会、そしてこのたびは大学同窓の集いをとおして、あらためて自らのたどってきた道の思い出が、ひたひたとよみがえってきました。時はまもなく 長月・9月。この秋、心に残る楽しいひとときがやって来ますように…

 

 

 

 

 

 

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お盆休みスタート。夏の日のつかの間備忘録PartⅡ…

2024-08-10 16:03:58 | 日記

 

世の中は本日から、帰省や行楽を満喫する「夏休み」モード一色です。今朝5時前、都心から各地に向かう高速道路は大渋滞! かと思ったのですが、クルマの流れは意外にも一部の箇所を除いてスムーズなようです。

例年ならば、この時間は渋滞を示す赤い帯が表示されていたのですが…。
 
それでも2時間後の7時には、それなりに渋滞が始まっています。
この先、来週末まで、ラジオの「夏休み交通情報」は日本中の渋滞情報を伝え続けてくれることでしょう。
 
それにつけても、ここ10日間ほどの世の中のあわただしさといったら、まさに目がまわるくらいでした。パリ五輪開催中とあってただでさえ情報があふれていたのですが、経済面では5日の月曜日に東京株式市場が大きく値を下げて
見出しには「暴落」の文字が…。
 
その翌日はうって変わって
「上げ幅最大」です。その後も昨日の金曜日まで荒っぽい値動きが続いています。かつて1987年10月16日の月曜日に発生した世界的な株価暴落の「ブラックマンデー」と言われましたが、今回の月曜日の大暴落においては「今回のブラックマンデー」という言い方はどこからも聞かれません。株や為替が昔以上に投機の対象となってしまった今の世の中においては、暴落とは想定内のことなのでしょうか。
 
それにつけても暑い日々が続く中、私の夏の体力維持の強い味方は一杯のビールとともに味わうこちらの一品。
作陶や陶芸教室を終えた夕刻、麺を茹でる前にビールを飲みながらきゅうりやハムを細切りに仕上げ、さらに錦糸卵をこしらえる時間はまさに至極のひととき。この夏、冷やし中華を何回作ったことでしょうか。女房どのも「あなたが作る冷やし中華の繊細な仕上がりはなかなか見事かも…」と、珍しく褒めてくれました…。
 
とにもかくにもせっかくの夏休みの時期にもかかわらず、旅行にも行かず、さらに楽しいイベントの予定もなく、工房で日がな過ごすわが身を少々憂いながら、この夏の備忘録PartⅡ。
 
昼間は麦茶、夜は冷やし中華をはじめとする涼しい食事とビールで熱中症予防に努めて過ごす中、7日には「立秋」を迎え、暦の上では秋を迎えました。それ故にということではないのでしょうが、庭には早くもアブラゼミの亡骸が。
 
そしてこの「立秋」の7日、私にとってはパリ五輪よりも何倍も関心がある高校野球・夏の甲子園大会の開幕です。大会初日の第一試合は私がかつて陶芸を学んでいた佐賀県有田町の有田工業高校と滋賀学園の対戦。始球式のマウンドには私と同学年で今年69歳を迎えた江川卓さんの姿がありました。
今から約50年前、栃木県代表・作新学院のエースで「怪物」と称された当時の江川さんの甲子園での姿は、今もはっきり覚えています。
50年前の甲子園で剛速球を武器に三振の山を築いていた江川さんがこの日の始球式で投じた山なりの投球が、時の流れの長さを示しているようでした。
 
 
 
そして「立秋」を迎えるほんの少し前、ひさしぶりに江ノ電に乗ってお出かけする機会があり、先頭車両に乗車した際、運よく運転席後方のポールポジションに座る幸運にめぐまれました
ほんの20分ほどではありましたが「気分はすっかり運転士」。
 
江ノ島駅で下車して境川を渡り、数年前にリニューアルした小田急線片瀬江ノ島駅前へ。
従来の意匠をほぼ踏襲した竜宮造りの駅舎を眺めているだけでたっぷり旅気分。
 
かたや、生業である陶芸と陶芸教室の日々は暑い最中も粛々と活動が続いています。そのような中、釣り具の上州屋さんで気分転換!?

このお店に来ると反射的に「釣りバカ日誌」の浜ちゃんを演ずる西田敏行さんの笑顔が浮かんできてしまいますが、お店に来た目的は、陶芸に使用する釉薬を保存する容器の購入です。通常、諸々の資材はAmazonが価格的にもリーズナブルに購入できることが多いのですが、この「コマセバケツ」は何故か上州屋さんが最安!

30年近く前から使用してきた容器はフタがボロボロになり順次買い替えてきていましたが、今回買った容器の取っ手が私好みのグレーからブルーに変わっています。細かいことですが、慣れ親しんできたアイテムの仕様がどんどん変更されていき、それがまた、私の思う方向とは異なることが多く、なんとも悩ましい今日この頃です…。

この容器に「いぶし」と呼ばれる釉薬を移し収め、明日は陶芸教室で数少ない若い男性会員さんが手がけたこちらの作品にいよいようわぐすりかけ。

天気予報によると明日も35℃を越える暑さになりそうです。陶芸では作陶から削り成型、素焼き、うわぐすりかけ、そして本焼きに至るまでの工程があります。その中でもうわぐすりかけは夏の暑さ、真冬の凍てつく寒さとの闘いが伴う最も過酷な工程でもあります

明日午後1時、昭和チックに炎暑と我慢比べのうわぐすりかけがスタートします。ハードワークに自ら進んでチャレンジしてくれる若い男性会員さんの作業が上手くいきますように…。
 
 
 
 
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8月の声を聞き、炎暑の中にかすかながらも秋の気配がそこここに…

2024-08-02 13:17:06 | 日記

 

夏を迎える前、「今年の夏は、過去に経験のないくらい暑い夏になるのでは…」と予想されていました。その予想を聞いた時、「毎年、そんなことを言ってるような気がするなぁ…」と思っていたのですが、いやはやなんとも、この夏の暑さは「史上最強…」そして「命にかかわる」ことは間違いない感じです。特に7月の暑さに関してはお会いする方々が一様に「こんなに暑い夏ははじめて」と、うんざりした表情を浮かべています。そして8月を迎え、相変わらず暑い日々が続きそうな気配です。

日々、工房では朝9時スタートのラジオ局・文化放送「くにまる食堂」のMCを務める我が心の友・野村邦丸さんの声を聴きながら作陶が始まります。邦丸さんも毎朝、番組をとおして「今日も暑いですね。リスナーの皆さん、お身体に気をつけてくださいね」と暑さへの注意喚起しています。


それでも、季節は確実に秋に向けて少しずつ歩を進めているようにも思われます。8月最初の日の新聞の見出しは、日銀の利上げと混沌とする中東情勢を伝えていました。その傍ら、ともに添えられているタブロイド紙「鎌倉朝日」紙面には市内の二階堂に位置する名刹・覚園寺で10日に行なわれる盆供養・黒地蔵縁日の紹介が掲載されていました。



鎌倉の夏の代表的な風物詩でもある鶴岡八幡宮の「ぼんぼり祭り」も8月6日から9日まで開催されます。おりしも7日の水曜日は暦の上で秋を告げる「立秋」です。時を同じくして甲子園の高校野球、そしてお盆の帰省ラッシュ…といった具合に、暑く熱い日々はまだまだ続きます。

お盆といえば、お墓参り…。ワタシ自身は東京生まれの東京育ちですが、家のルーツは遙か昔は岡山、そして江戸時代からは福島県会津の喜多方市郊外に遡ります。お盆を前にひと足先にこの喜多方市郊外の熱塩加納という集落に佇む我が家の菩提寺・曹洞宗示現寺にお墓参りに向かいました。

明け方に愛車メガーヌで神奈川の家を出発し、約4時間半かけて会津の地へ。会津磐梯山の頂は雲に覆われて



凛とした山の姿を望むことは出来ませんでした。

猪苗代湖沿いの道を進むと、湖畔に浮かぶペダルボートが旅情を誘います。



海のような大きな湖面が広がる猪苗代湖の大きさを捉えるにも、一枚の写真では限りなく難しく



ただただ水田と屋敷林、そして湖のむこうにそびえる山々を捉えることで精一杯。メガーヌの車窓からの撮影ではやはり限界があります…。

頂上が見えない磐梯山を横目で見ながら、ほどなく喜多方市郊外・熱塩加納の示現寺へ。先祖の墓石が並ぶお墓を掃き清めて焼香し



作陶する際のうわぐすりの材料となる杉の葉をたっぷり集めて、お墓参りは無事終了。


女房どのはお墓参りを済ませた安堵感ゆえか、少しばかり足どり軽く下山の途を。



お寺に着いた時に降り始めた雨は、お墓参りを終えた頃にはすっかり上がり、薄日が差していました。


メガーヌを駆って帰途につく途中、女房どのに喜多方市や会津若松市近郊の地誌を軽く説明する中、女房どのが収めたワンシーン



会津若松から喜多方方面を結ぶ磐越西線の線路が うねうねとたわんで見えます!?


ふと気がつくとお昼をとっくに過ぎて、二人のお腹も空腹ですっかりたわんでいました。お墓参りのお清めを兼ねて、猪苗代湖沿いの国道に位置するステーキのお店「白鳥」で豪華ランチ!?



200グラムのサーロインステーキのお値段は2,200円と比較的リーズナブルですが、甘さを抑えたタレと相まってまさに「絶品!」。お墓参りに来た時にはリピートしたい、心に残るお店となりました。


我が家への帰路、栃木の山あいの向こうにゆっくりと陽が落ち始めています。



晴れていたら西陽を真正面から浴びてとても疲れるドライブになるのですが、曇り空ゆえに疲労を感じることもなくあっという間に埼玉、東京を抜けて夕刻の横浜ベイブリッジ

暗くなる前に帰宅して、鎌倉・喜多方往復約800kmの日帰りドライブは無事終了。常日頃、体力にはあまり自信がないのですが、ドライビングシートに身を沈めてステアリングを握ると人が変わって元気いっぱいになります。日帰り800kmくらいはまだまだ「余裕」でこなせます!
 
お墓参りから戻ると、パリ五輪は今まさにたけなわ。今宵はこちらに目が離せません。
オリンピックの種目の中で特に関心を寄せているサッカーの決勝トーナメント初戦の相手は強豪のスペイン。つい先ごろまでドイツで開催されたEAURO2024で優勝したスペイン代表チームの弟分との対決です。「余裕」を持って観戦とまではいきませんが、日本の五輪代表イレブンの余裕たっぷりのプレースタイルは、目を見張るばかり。ひょっとすると、立秋後の決勝戦まで行けるかも…⁉

おりしも甲子園も開幕するし、暑さや作陶とも相対さなければならないし。ゆったり「余裕」の時間を実感できるのは、愛車メガーヌを駆っている時だけ⁉の夏の日々…
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鎌倉の夏休め!? 陶芸の傍ら、チマチマ動いた7月半ばの絵日記風 備忘録

2024-07-23 08:37:12 | 日記

 

梅雨も明け連日、厳しい暑さが続いています。かつては「夏、大好き!」で暑さをものともせず、むしろエアコンが苦手な体質でした。しかしながら今から5年前の夏に熱中症で2回もダウンして以来、夏の暑さに対してやたらに神経質になってしまいました。それでも今年は昨年までの夏と比べてみると、暑熱順化が上手く出来たようで暑さに対処できるようになってきたように感じます。

とはいうものの、油断は禁物。水分を適宜に摂ることはもちろん、食事面では栄養価の高いメニューを女房殿に作ってもらいつつ、自らも

をはじめ、冷たくさっぱりとした料理を作って暑さと闘う日々を過ごしています。

そしてお客様にお出ししているお菓子の中でもっとも評判の良かったのが、虎屋さんのこのお菓子。

ほのかな透明感と清涼感溢れるお菓子を前に、皆さん一様に「うわぁ、涼しげ…」と口ずさみながら、しばし眺めているようでした。

 

おりしもつい先日、学校の夏休みがスタートし、さらに22日は二十四節気の第12で、夏の暑さが本格的になる頃という「大暑」を迎えました。学校で学んでいた当時の夏休みを思い出しながら、7月某日からの「夏休め!? 絵日記風備忘録」をまとめてみました。

中旬の土曜日。今から半年前に横浜で挙式した女性会員さん夫妻に誘われて、葉山に佇むかつて一世を風靡したあのお店で

ランチのひと時を過ごしました。ふりかえってみると、陶芸教室ばかりの週末にウチの二人で揃って出かけるのはひさしぶりです。

 

ドアには今から47年前の1977(昭和52)年にオープンしたことが記されています。

 

ワタシがこの店にはじめて来たのは今から40年以上前の1980年頃でしょうか。まだ20代で東京からクルマではるばるやって来ていたことを思い出し、今はすぐ近くで暮らしていることが何とも不思議な感覚です。当時は東京大好き人間で、このあたりに住むとは想像だにしていませんでした。

 

4人それぞれにランチを選び、ワタシがチョイスしたのは、穴子と夏野菜のパスタランチ。

これが期待以上の美味しさで、みんなもそれぞれ選んだランチに満足げな表情を浮かべていました。お値段もリーズナブルで、この夏のうちに是非とももう一度…。

 

新婚の女性会員さんカップルとともに「場所を移してお茶を…」ということで、向かった先は葉山から南方向にクルマで約30分ほどの三浦市初声(はっせ)にあるリバイバルカフェ。

かつて、ワタシが住む佐助の街のお店仲間「ブンブン紅茶店」さんのマスター・小木曽さんに連れられて訪れて以来、何度か立ち寄っているお気に入りのお店です。クルマ好き「ブンブン」の小木曽さんと同じようにクルマを愛する人たちがそれぞれの愛車を駆って集まってきます。ポルシェやメルセデスといったクルマといにしえ感いっぱいの蔵のお店が織り成す風情は、来るたびにワクワクします。

 

店内もクルマのグッズや書籍、雑誌でいっぱい。

ワタシが大好きなトヨタ2000GTの写真も飾られています。

 

お店の帰り際、カフェに来ていたお客様達から「メガーヌのワゴンに乗ってるんですね。今、ほとんど見かけませんよね。いつまでも乗り続けてくださいね…」と声をかけられました。佐助の街の人達からも「あのメガネ? 乗り続けてね」と言われているので、乗り続けます。そのために、昨年の秋以来、莫大な修理代をかけて修理の日々を過ごしてきました、トホホ…。

 

新婚の女性会員さんカップルとの楽しい週末を過ごした翌日、海の向こうのアメリカ合衆国では、かのトランプ氏が銃撃されて「奇跡の1センチ…」

銃撃されながらも星条旗をバックに拳を掲げるトランプ氏の姿を捉えたこの写真は、ある意味、良くも悪くも現在のアメリカの全てを現わしているようです。バイデン大統領が次期大統領選挙で民主党代表を辞退し、混沌とした状況は続いていますが、「もしトラ」はさらに現実のものとなりそうな気配で、なんだかなぁ…。

 

この数日後、テキサス州アーリントンでメジャーリーグのオールスター・ゲームが開催されました。大統領候補が銃撃されても、メジャーリーグの大イベントは当たり前のように挙行されます。アメリカという国は「不屈」というか、「ノー天気」と評すべきか、なんとも奥が深い!?ドジャースの大谷選手がホームランを放ち

メジャーリーグのオールスター・ゲーム史上はじめて「勝利投手と本塁打」を記録したプレーヤーとなりました。大谷選手、これまたメジャーはじめての出来事、まったく訳が分かりません…。

 

スポーツ面においては、時をほぼ同じくしてサッカーEURO2024ドイツ大会決勝が行われ、ウチの黒猫ノワールがキックオフの午前4時間際に起こしに来てくれて、その後、とっとと2階に姿を消し

 

いささか寝ぼけながら観始めた決勝戦はスペインが4度目のヨーロッパ王座。

大会後、さまざまな方面から「今大会は退屈だった…」との声も伝わってきています。しかしながらワタシにとっては、ノワールに起こされながら早朝のサッカー観戦に明け暮れた日々はまさに充実の1カ月。間もなくパリ五輪が開幕しますが、今度はサッカー日本五輪チームに目が離せません。

7月も後半を過ぎた先週半ば、地元ではかのコロナ禍以来5年ぶりの鎌倉花火大会が開催されました。我が家の庭先からも

そこそこに花火を観賞できます。

そして花火大会終了後、鎌倉駅周辺は横須賀線で家路につく人達でごった返していましたが、駅からほんの200mほどの市役所前の人通りはまさに数えるほど。

普段でも、鎌倉散策でごった返している街は午後5時前にはまさに潮が引いたように静まり返ります。なんとも不思議な街です。

そして「大暑」の昨日、ウチの二人の常備薬「ういらう」が底をついてしまったので、急遽、小田原にあるお城のようなお店に向かいました。

 

自宅から小田原へ向かう往復の道は、国道134号線と西湘バイパス。

 

テレビ神奈川「クルマでいこう」ではこの西湘バイパスでクルマの試乗レポートを放映しています。したがって愛車メガーヌを駆って西湘バイパス通るたびに番組MCと試乗レポートを担当している岡崎五朗氏になったような気分になります、ホントに単純です。

とにもかくにも、7月半ばの10日間が怒涛のように過ぎ、これからも危険な暑さの日々が続きそうな気配です。豪華な国内旅行や海外の旅とは甚だ無縁ですが、陶芸とそれなりに楽しい街なかコンテンツにお呼ばれしながらの夏の日が過ぎて行きそうな今日この頃…。

 

 

 

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