鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

あらためて、氷雨に思う「大難は小難に、小難は無難に…」との想い

2015-01-28 21:23:51 | 日記

今からほんの少し前の1月22日、その日はまさに「氷雨」という形容がぴったりなくらいの凍るような雨が降り続けた一日でした。その雨の中、佐助自治会福祉部主宰の「赤十字幼児救急法講習会」に参加してきました。自治会役員さんからのお誘いがあり、また、陶芸教室での不慮の事故の際の応急手当の参考になれば…との思いから受講に至った次第です。

「鎌倉佐助のさんぽ市」のお店仲間でもある鎌倉児童ホームでの講習会は朝9時30分の開講です。佐助町内に住む子育て真っ最中の若いママさんたちをはじめ多くのご婦人方が集まる中、自治会・森本会長さんの講習会開催挨拶からスタート。

総勢20余名の女性陣の中、ご近所のお店仲間・ブンブン紅茶店マスターの小木曽さんを発見した時には「仲間」に出会ったような気がして思わず「ホッ…」。そしてお互い「アイコンタクト」…。

日本赤十字社神奈川県支部の指導員・萩原氏らの指導のもと、幼児救急を取り巻く現状や救急法の解説を受けた後に実技講習へ。

呼吸蘇生や人工呼吸方法からはじまり、AEDや止血の方法まで実際に体験してみると、「これが意外と難しい」というのが実感です。また、今回の講習は「幼児救急法」ということになっていますが、幼児、子供から大人、そして高齢者まで年齢を問わずにいざという時に役に立つ講習であることは間違いありません。

この講習会に際しては、日本赤十字社の小冊子や資料に基づいて進行します。

そして講習会終了後には、名刺サイズの「赤十字幼児安全法短期講習 受講証」が授与されます。

講習は予定どおり午前11時45分に終了。

2時間15分に渡る長丁場でしたが、日本赤十字社神奈川県支部指導員・萩原氏らの手際良い指導のもと、、受講した佐助町内の方々一同、幼児救急法をとおして「日頃の準備」がいかに重要かをあらためて学んだように思えるとても有意義な時間となったように思った次第です。

今回の「赤十字幼児救急法講習会」をはじめ、佐助自治会では住民の方々とともに佐助川清掃活動その他数多くの活動や親睦会をおこなっています。そして、その活動の案内告知、活動報告等を伝えるべく昨年秋に自治会ホームページを開設しています。同ホームページの立上げ、ならびに運営等に際しては微力ながら、ワタシも協力させていただいています。よろしければ、佐助自治会ホームページはこちらから。

講習会を終えて家へ戻る道すがら、「今日 学んだことが役立つような事態が起こらないことが一番大事なんだよね」と思い願っていたのですが、いやはやなんとも…。

「幼児救急法講習会」から数時間後、石油ストーブを自宅リビングから工房へ移動する際にバランスを崩して引き戸のガラスにスローモーションでチカラ弱く「ヘディングシュート」…。「パシっ」と音がして左側のオデコに軽い痛みを感じた瞬間、目の前に迫っていた擦りガラスの表面に放射状の亀裂が広がっていくではありませんか。幸いなことに身体的にはオデコに軽い切り傷を負っただけで済みましたが、引き戸はこんな感じに…。


かねてより同居人さんから「石油ストーブを移動する時には、必ずストーブの火を消してしてくださいね」と言われていたので、ガラスを「ガシャ~ン」とやってしまった瞬間、「あっ、怒られる」と震え上がってしまいました。が、しかし。異常を察して現場にやって来た同居人さんは「ああ、いつかこうなると思ってました。ちゃんと後片付けしてくださいね」と冷酷?に、いえ、冷静に言い放ってくれました。

オデコに負った傷をさすりながら「血が出てる‥」と慌てふためくワタシ、そして、かすかにこみ上げる怒りを抑えつつワタシの傷の心配をしようともしない同居人さん。わが家の二人ともに、いざという時の救命看護には全く不向きだという事だけは確かなようです…。



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Roomから、ボールゲームと地球儀を俯瞰する「大寒」の一日。

2015-01-20 21:53:03 | 日記
本日1月20日は、二十四節気における第24目の「大寒」ということで、暦の上では一年のうちでもっとも寒い頃とされるとか。実際は1月終盤から2月初旬が寒さの底となるようですが、「大寒」という文字を見ただけでもカラダが震えそうになるようにも感じます。

「大寒」と時を合わせたかのように?、ここ2、3日前からわが家の周りでも野鳥の姿が目立つようになってきました。このヒヨドリ?はわが家の東側の崖沿いの庭ではよく見かけるのですが、昨日あたりから家の西側の木々のあたりを飛び跳ねまわっています。

かなりの至近まで近寄ってみてもなかなか飛び立とうとせず、いつの間にかワタシに慣れてしまったかのような錯覚に陥るほどにも…。

そして本日「大寒」の朝、裏庭の椿にはメジロ?が「チュンチュン…」。「ホーホケキョ!」と綺麗な声で鳴くウグイスがじつは案外とショボい姿なのに比べ、緑色の身体に白い目張りのメジロはいつまで見ていても飽きることがありません。

今朝、ウチの同居人さんがこのメジロの写真を撮った際、「このカメラ、壊れてる?。シャッターがすぐ落ちない。買い換えたほうが良いかも…」とポツリ。そうなんです。ニコンのこのデジカメ自体は気に入っているのですが、いろいろと不具合も出て来たし、レンズもキズでガビガビです。これでカメラも新調の運びとなれば、「ありがとう、メジロさん!」。


そして、「大寒」の朝も早い…、というか、無理やりにでも朝早くから始動しなければ「ダラダラ」と時間を費やしてしまいます。なにしろワタシは基本的に 超怠け者。本日は朝から夕刻まで屋外で、陶芸教室での素焼き済み作品へのうわぐすり掛け。痩せ細った「骨皮筋右衛門」たるわが身にとって、「大寒」の北風吹きすさぶ中でのうわぐすり掛けはまさに「荒行」のようにも感じます。

うわぐすり掛けの手順をイメージしながら、おりしも朝から始まった メルボルンでのテニス全豪オープン錦織圭選手のプレーから勇気をもらいながらの作業。本日、日本が「大寒」ならば、さしずめ「南半球のオーストラリアの今は日本的に言えば夏の最中の『大暑』にあたるのかな…?」などと納得しながら、錦織選手のスマッシュとともにうわぐすりを「プシュッ!」っと吹き付ける時間が続きます。

そういえば先日、ウチの陶芸教室にかよって来ているチビッ子・アンちゃんから「学校の授業で、いろいろなお仕事を調べる宿題があってね。マキロウ先生の陶芸のお仕事を教えて…」ということで熱烈な取材? を受けた時のこと。ウチの工房でアンちゃんからのさまざまな質問に答えつつ、

「陶芸で一番ツラいことは?」と訊かれて、即座に「冬の寒い日に、裏庭でうわぐすりを掛ける作業をしている時…」と答えていましたっけ。ことほど左様に、比較的温暖な当地とはいえ、冬の屋外でのうわぐすり掛けは、なんともツラい…。

その「ツラい」お仕事の一端がこちら。

手前の2点は黄色に、そして奥の2点は水色に焼き上がります。お気に入りのセッケンを自作するご婦人グループの方々の作品で、完成の暁には手作りのセッケンを収めるのだとか。たしかに、意匠が食器とは趣をやや異にしています。これも、「用則美」なればこそ…!?。

錦織選手の勝利から約8時間後、所も同じメルボルンでは、こんな感じの

シーンもありました。

されどされど、日本から遠い西の中東からは、日本にとってかなり深刻なニュースも。

あくまでもどこまでも時間がスローに流れながらも、少しばかり「地球儀を俯瞰する 大寒」の佐助なり…。

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時空を超えて、大切なコトのあり方をあらためて考えた「時の間」。

2015-01-13 23:35:30 | 日記
いつの頃からのことなのか詳しいことはついぞ記憶にありませんが、とにもかくにもウイークエンドと第二月曜の「成人の日」が無理やり掛け合わされて制定された3連休もアッという間に終了…。というか、ある意味 サービス業の一種でもある「陶芸教室」においては、3連休のような時こそ「賑わいの時」となります。今回も、そこそこの「賑わいの日々」を経て、またいつもの「工房風景」‥。

昨年11月頃に「体験陶芸」に来られた方々の作品を乾燥、削り成形して、明日からの素焼きに向けて準備する作業から、「連休明け」がスタ―トです。

「窯入れの朝は早い…」というか、毎朝5時前には目を覚まして新聞を読みながらコソコソと朝食を摂り、8時過ぎからは工房での一日が始まる、ハズでした。ところが今朝は…。8時に呼び鈴が「ピンポ~ン」とリビングに鳴り響き、反射的に「うっ、また、大学時代の悪友が朝から襲来か!?」と、思わず小躍り。されど訪ねてきてくれたのは悪友と同じくらい懐かしい、横浜からのお客さん。今から6年ほど前、わが家を建てる際に外壁や室内の壁を設えてくれた塗装屋さんのご主人でした。

「今日、鎌倉が現場でね。そう言えばって感じで倉田さんを思い出してね…」という感じで笑顔を見せてくれた塗装屋さんのご主人と会うのは、補修の塗装作業をお頼みして以来、かれこれ4年ぶり。思わず、お互い「お元気ですかぁ!?」。そして、塗装屋さんがいたずらっぽい目をしながらワタシに手渡してくれたのがこのパッケージ。

塗装屋さん自作の白菜のお漬物がぎっしり。以前にもいただいたことがあるのですが、これがまた絶品なのです…。ふり返れば6年前、ウチの室内の白い塗り壁を設えてもらった時にはご苦労おかけしましたっけ。そして自作のお漬物をいただいた時の感激は今でも忘れられません。今回も大事にいただきます。なんとも、幸先の良い「連休明け」…。

朝から「窯積み作業、急がなきゃ」と動きまわる最中、ふとチョイ見したfacebookでは、この連休中に陶芸しにきてくれた会員さんから「大好きな時間と、空間」という感じで昨日の工房の様子をアップしていただいて。

約1年ほど前にママさんになったこの会員さんがウチの工房を訪れるのは、育児の忙しさもあってじつに昨年の夏以来。facebook等のSNSを通じてお互いの日常を見聞きしていることもあり、他の会員さんとともにお話しの盛り上がることといったら…。SNSには積極的ではない身ではありましが、たまには「SNSもイケるかな」なんて気にも…。

そして「大好きな時間と、空間」といえば、この三連休の中日の日曜日、ワタシにとってとてもホッとする場所と時間に。

毎年1月初旬のとある日曜日の朝、東京都江戸川区松島にある日蓮宗秋田県妙倉寺東京布教所で行なわれる正月祭礼に出かけることを常としています。この江戸川区のお寺を守る山田恵大上人とわが家との繋がりの始まりは、今から約3年前のこちらのブログから。ワタシ自身、特に傾倒する宗教は無く、「信仰」ということへの意味すらも良く理解していませんが、この山田恵大上人‥というか、山田さんはまさに心から尊敬に値する人だと思っています。

一昨日の日曜日、この新小岩のお寺にて山田さん門下の信徒さんやワタシのような迷い多き人々総勢100人ほどの正月祭礼の後、これも例年どおり山田さんの段取りに従って、各々 昼食をはさんで千葉県市川市にある日蓮宗中山法華経寺大荒行堂に向いました。

この堂々たる山門のはるか向こうにあるお寺の大荒行堂にて修行中の数十人の若い僧侶さんたちが唱える轟轟たるお経を全身に浴びながらわが身を引き締めるとても貴重な機会を得ることが出来ます。

手元にある資料によれば日蓮宗の荒行とは、
◇11月1日から翌年2月10日までの100日間にわたりこの大本山中山法華経寺大荒行堂にて
◇全国から日蓮宗の僧侶が多数集まって修行
◇毎朝午前2時起床、寒水に身を清める水行を1日7回(3時、6時、9時、12時、15時、18時、23時)行う
◇他の時間は、お堂の中でひたすらお経を読み、写経を続ける
◇食事は修行の合間に朝夕2回、わずかな白粥と梅干し一個だけ
なのだとか。この100日間の修行を経て、「修法師」の辞令が与えられ、全行程が終了となるようです。こうして記述するだけでも、荒行の厳しさがヒシヒシと伝わって来るようでもあります。

ちょうど昨夜、テレビでいろいろな宗派の成り立ちや修行の様子が紹介されていましたが、この日蓮宗の荒行は「世界三大荒修行」のひとつと数えられていました。通常では入ることができない「荒行」という聖域において身を清める機会を作っていただいている山田さんにただただ感謝しつつ、大荒行堂入堂を許される午後3時まで参道にお店を構えるレトロな喫茶店にて。

おりしも近所の中山競馬場では競馬が開催中とあって、クルマの通行が大幅に規制されており、運が悪ければ交通違反という事にも。

100日間の荒行の場からほんの少しばかり離れた所にて、コーヒーの香りに包まれながら交通違反をどうにか掻いくぐったことに安堵するわが身…。極度の緊張の場に身を置く白装束のお坊さんの姿を思い浮かべながら、あらためてわが身を引き締めることとなります。

大荒行堂にて修行する大勢のお坊さんが唱えるお経を身に浴びて、向かった先はこちらの「瑞門」。

荒行に臨むお坊さんは、必ずこの門を通って大荒行堂に入るのだとか。あえていえば、この門こそが世俗と聖地を隔てる「関所」というような位置づけになるのでしょうか。ちなみに、古くからあるこの瑞門がこの姿をとどめるのは今月まで。来月からは新たなる門へと改装工事が始まると聞いています。。その奥の堂々たる建物「聖教殿」には日蓮大聖人の御真筆や立正安国論をはじめとする重要文化財64点その他が収納されているとか。貴重な資料を盗難や火災から守るために堅固に作られたその姿が印象的です。

大荒行堂での「非日常」を経て、初春の夕暮れ迫る中山法華経寺は人影もまばら。夕陽に照らされた五重塔の朱塗りの天守が暮れゆく呉須色の空に輝いていました。


「大好きな時間と、空間」に身をゆだね、あらためてわが身にもお越しくださる方々にとってもわが工房が「大切な時間と、空間たれ」と切に願った3連休なり…。
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あたりまえの平和の尊さ、サザンの歌に託して

2015-01-09 00:00:31 | 日記
それは2日前の朝のこと。朝日新聞にて、サザンオールスターズが昨年大晦日にNHK「紅白歌合戦」で歌った「ピースとハイライト」の歌詞の解釈をめぐってさまざまな意見が巻き起こっているという記事が掲載されていました。


今のこの国の最高責任者であるあの方に対して、「ピースとハイライト」の歌詞は果たして何らかのメッセージを発信しているのか。はたまた、その意図は…、というようなことを問いかけているような記事でした。見出しは以下のような感じ、です…。


たしかに歌詞の中の「♪都合の良い大義名分(解釈)で裸の王様が牛耳る世は…狂気」をはじめとする数々のセンテンスは挑戦的でもあります。なんとも、微妙な感じもします。また、ワタシ自身は政治信条的には不偏不党の立場にあると思っていますが、一昨年の夏に「ピースとハイライト」の歌詞に関してはコチラのようなブログを発信した記憶があります。

歌詞の本意がどこにあるのかは、桑田さんのみぞ知る。そして「今から40年くらい前の学生時代の若い頃 吸っていたタバコはピースでもハイライトでもなく、セブンスターだったなぁ」と妙に懐かしく思ってみたり。サザンが手がけるどの曲もダイレクトに心に沁みるのも、すべて桑田さんとビッタリ同世代なればこそ…。

昨年大晦日のこの「年越しライブ」の最後に桑田さんは「みんな、死ぬなよ~!」と叫んでいました。その声は、自らに向かって発信しているようにも思えました。

そしてこのライブの最中、桑田さんはある都市のファンに向けて「60歳になったら引退してそっちに住むからね!」と宣言していたのですが、あんまり話題になっていないみたいです。その、ある意味でとても革新的な気風のある街は、私にとってもとびきりお気に入りの街のひとつ。好みが合ったようで、とても嬉しい大晦日の夜でもありましたっけ。

大晦日の夜の時の流れをゆっくりとめぐり起こすことができるのも、平和であればこそ。

三が日、そして仕事始めを経て、「七草粥」の朝。

あらためて、この国は平和です。今年もなんとか年が明けるまで生きながらえてきたことに感謝?しつつ、朝食の七草粥。80歳をとうに超えた母が作るお粥をいただくというこの状況、はたして親孝行というべきか、親不幸と反省すべきか、初春の悩みは尽きません…。

その母の「今日は松飾りと鏡餅を…」との言葉に従って、松飾とお供え餅を納めるのですが、

松飾りはともかく、鏡餅に関しては納める日や納め方が尋ねる人によって意見がバラバラ…。なんとも如何ともしがたく、現在のわが家には、ウチの工房とリビング、そして母が住む部屋の計3体の鏡餅が所在無げに鎮座しています。その1体の傍らに鎮座する黒い招き猫の姿が妙にマッチ。これも穏やかな「松の明け」の午後なればこそ…。

そして本日8日は、地元・佐助自治会主催「新年お楽しみ会」にて、地元のチビッ子達にふるまうカレー作りのお手伝い。自治会会長さん主導のもと、カレー鍋を煮炊きする釜焚きの役を遂せつかりました。ワタシの生業が陶芸ということもあり、ルンルン気分の釜焚きです。

午前10時から約2時間ほど、超強力な薪の炎で煮焚き上げられたカレーを美味しそうに食べるチビッ子たちの笑顔こそ、なによりも優る「平和の象徴」。


おりしもこの午後わが家に訪れたお客様から「えっ、こんな平日の昼、この街では大人と子供が集まってカレーパーティ!?」と驚かれてしまいましたが、ここ佐助は「それもあり」の街…。

カレー鍋 沸き立つ向こう、跳ねる子ら…。今、平穏の時にTimes Go Round!






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佐助ヶ谷の空から、今年もよろしくお願いいたします。

2015-01-03 21:46:18 | 日記
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

もれ伝え聞くところによれば、東京方面にて9年ぶりの雪の年明けとなった元日を経て、昨2日の朝、

窓の外に残雪が残る街の光景を眺めながらの お雑煮と御節をつつきながら、「そういえば、去年2月の大雪の時、この窓の向こうは一面の銀世界だったね…」と、懐かしむ一幕も。

とにもかくにもこの三が日は陶芸教室もつかの間の小休止ということで、ひさびさにゆるりゆるりと過ごさせていただきました。

「小休止モード」がそれとなく伝わったのでしょうか、ふと気がつけばさっきまで読書していたはずの同居人さんがソファでうたた寝を決め込んでいます。

と思った瞬間、「クッ」っという自らの軽いイビキにびっくりして「八ッ!」と目を覚まし二ガ笑いする同居人さん。まったくもって、苦笑いしたいのはコチラの方です…。

読書、うたた寝、賀状の整理、駅伝観戦、友とのメール…。意味があるような無いような微妙な午後の時間を経たあとは、今年最初の「半径100mのプチ散歩」。ご近所のお店仲間さんにそっとご挨拶に…なんて思ってみても、一軒目の「甘味処 こまめ」さんでビールを所望してしまった瞬間に「プチ散歩」はジ・エンド。

「甘いもの屋さんでビールばっかり飲んでるのは如何なものか…」と自問自答しながら、「こまめ」のかえさんとともに8か月後の「さんぽ市」の話をしていると、あっという間にビールが2杯、3杯何てなとに。窓の外を見ると、あたりはすっかり夜の帷(とばり)が落ちています。

「今年もよろしくお願いします!」との声とともに見送ってくれたかえさんは…

思いっきりの笑顔をプレゼントしてくれました。こいつは春から縁起が良い…、かも!?

この三が日、前から収録してあったサッカー関係のテレビ番組の数々を再度視聴してみました。

ともに日本代表チーム監督を務めた岡田氏とザックさんの対談を観ながら、二人の話が「フィジカルとともに、次に起こることを察知するチカラ」の重要性に触れた時、「焼きものにも、なんとなく共通するんだよなぁ。そして、今この時にも何かが起こることにも備えてね…」などと思っていたところ、ほんの少しして、近くに住む若者達から「お座敷」へのお呼びがかかりました。何となく察知していたのでしょうか、きわめてスムーズに「お座敷」へ出発です…。

道すがら、御成通りも由比ガ浜通りも、人の姿や行き交うクルマも無く、さながらゴーストタウンのような様相を呈していました。

たぶんこの頃、市内の神社仏閣、小町通りあたりは、鈴なりの人々で溢れていたのでしょう。対照的にこの静かな風情こそが、なんとも心地よい三が日雑感…、でもあります。

わが家から徒歩10分、由比ガ浜の住宅地の中にその「お座敷」はありました。いわゆる「古民家」ではなく、見事なまでに昭和の「小民家」の一室に集まったのはこの若者達。地元ケーブルテレビの看板キャスターや編集者、カメラマンからはじまり名刹のお坊さんまで、いろいろな分野で活動する若い人達との「お座敷」です。

その若者の中には「アナンさんのカレー粉」創始者のご子息・バラッツ青年の姿も。このカレー粉は、市内各所のお店をはじめネットでも販売されていて、カレー好きの方々の間では知らぬ者はないほどのアイテムとして定評があります。「食」にあまり詳しくないワタシでさえ知っているほどです。

ともあれ、この地に移り住んで以来、今年で6年目となります。喫緊の仕事の予定が入らずに過ごした三が日は今年が初めて…。明日4日からは、「佐助Room114」の「仕事始め」ということになります。今年も「佐助Room114」ならびに当ブログをよろしくお願いいたします。

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