今からほんの少し前の1月22日、その日はまさに「氷雨」という形容がぴったりなくらいの凍るような雨が降り続けた一日でした。その雨の中、佐助自治会福祉部主宰の「赤十字幼児救急法講習会」に参加してきました。自治会役員さんからのお誘いがあり、また、陶芸教室での不慮の事故の際の応急手当の参考になれば…との思いから受講に至った次第です。
「鎌倉佐助のさんぽ市」のお店仲間でもある鎌倉児童ホームでの講習会は朝9時30分の開講です。佐助町内に住む子育て真っ最中の若いママさんたちをはじめ多くのご婦人方が集まる中、自治会・森本会長さんの講習会開催挨拶からスタート。

総勢20余名の女性陣の中、ご近所のお店仲間・ブンブン紅茶店マスターの小木曽さんを発見した時には「仲間」に出会ったような気がして思わず「ホッ…」。そしてお互い「アイコンタクト」…。
日本赤十字社神奈川県支部の指導員・萩原氏らの指導のもと、幼児救急を取り巻く現状や救急法の解説を受けた後に実技講習へ。


呼吸蘇生や人工呼吸方法からはじまり、AEDや止血の方法まで実際に体験してみると、「これが意外と難しい」というのが実感です。また、今回の講習は「幼児救急法」ということになっていますが、幼児、子供から大人、そして高齢者まで年齢を問わずにいざという時に役に立つ講習であることは間違いありません。
この講習会に際しては、日本赤十字社の小冊子や資料に基づいて進行します。

そして講習会終了後には、名刺サイズの「赤十字幼児安全法短期講習 受講証」が授与されます。
講習は予定どおり午前11時45分に終了。

2時間15分に渡る長丁場でしたが、日本赤十字社神奈川県支部指導員・萩原氏らの手際良い指導のもと、、受講した佐助町内の方々一同、幼児救急法をとおして「日頃の準備」がいかに重要かをあらためて学んだように思えるとても有意義な時間となったように思った次第です。
今回の「赤十字幼児救急法講習会」をはじめ、佐助自治会では住民の方々とともに佐助川清掃活動その他数多くの活動や親睦会をおこなっています。そして、その活動の案内告知、活動報告等を伝えるべく昨年秋に自治会ホームページを開設しています。同ホームページの立上げ、ならびに運営等に際しては微力ながら、ワタシも協力させていただいています。よろしければ、佐助自治会ホームページはこちらから。
講習会を終えて家へ戻る道すがら、「今日 学んだことが役立つような事態が起こらないことが一番大事なんだよね」と思い願っていたのですが、いやはやなんとも…。
「幼児救急法講習会」から数時間後、石油ストーブを自宅リビングから工房へ移動する際にバランスを崩して引き戸のガラスにスローモーションでチカラ弱く「ヘディングシュート」…。「パシっ」と音がして左側のオデコに軽い痛みを感じた瞬間、目の前に迫っていた擦りガラスの表面に放射状の亀裂が広がっていくではありませんか。幸いなことに身体的にはオデコに軽い切り傷を負っただけで済みましたが、引き戸はこんな感じに…。

かねてより同居人さんから「石油ストーブを移動する時には、必ずストーブの火を消してしてくださいね」と言われていたので、ガラスを「ガシャ~ン」とやってしまった瞬間、「あっ、怒られる」と震え上がってしまいました。が、しかし。異常を察して現場にやって来た同居人さんは「ああ、いつかこうなると思ってました。ちゃんと後片付けしてくださいね」と冷酷?に、いえ、冷静に言い放ってくれました。
オデコに負った傷をさすりながら「血が出てる‥」と慌てふためくワタシ、そして、かすかにこみ上げる怒りを抑えつつワタシの傷の心配をしようともしない同居人さん。わが家の二人ともに、いざという時の救命看護には全く不向きだという事だけは確かなようです…。