鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

梅雨明け前に猛暑到来。厳しい夏の日をSoftlyに乗り越えたい…

2022-06-25 14:35:07 | 日記
数日前に「夏至」を迎え、「間もなく梅雨明け。でも、これから少しずつ日が短くなるんだね。なんだか微妙な気分…」でもあります。それでも昨日あたりから北のほうの一部地方を除いて、最高気温39℃の予想も出るほどの猛暑到来。そして、3年前のこの時期に激しい熱中症に見舞われた我が身としては「大好きな夏なのに怖い日々」の始まりです。今年も昼間は麦茶、夜は麦酒で「夏に勝つ!」ことができるかどうか…。

この6月に入って以来、街のそこかしこで紫陽花が咲き誇っています。「夏至」を過ぎたある日、長谷・坂ノ下方面に出かけた折に御霊神社にお参りに向かいました。

私が住む佐助の街の佐助稲荷神社がこの御霊神社と深い繋がりがあることもあり、折に触れてお参りに出かけています。そして御霊神社の禰宜・菊池さんに今夏の「佐助のさんぽ市」中止のお知らせをお伝えした際、「おつかれさまです」との言葉とともに破魔矢をいただきました。ありがたいかぎりです。


さらに、この時期の定番でもある「紫陽花と江ノ電」

一生懸命にカメラを傾ける観光の方々の横で、スマホでパシャ…。観光ではなく、備忘録…な感じです。

長谷・坂ノ下から家に戻る途中、少し回り道して愛車メガーヌで海岸沿いを走ると、浜辺では「海の家」が軒を競って建設作業真っ盛り。コロナの影響を受けて、3年ぶりの「海の家」開設へむけて、海岸全体が活気を取り戻してきているように感じます。浜辺には早くも水着姿の若い人たちの姿も。

一昨年、さらに昨年、「海の家」が無くてすっきりとした夏の浜辺もそれなりに好みだったのですが…。

そしてこの時期の私の恒例行事が今年も…⁉ 常日頃、市内のいろいろな方々とお付き合いさせてもらっていますが、今から半世紀ほど前に私が通っていた東京・下町の高校時代からの女友達もその一人。現在、彼女はこの街で子供の成長を育む仕事に従事していますが、子供と接するスペースに飾る七夕の笹、というか竹を調達するために同僚女性の方々とともに我が家にやって来ました。

いやはやなんとも高校時代から男気
(おとこぎ)あふれる女性でしたが、あれから50年を経てセーラー服の似合う女子高校生は白いTシャツに姿を変えて、鎌倉のチビッ子たちをリードするなんとも頼りになる肝っ玉おばちゃん的な存在なのでしょう、たぶん…。

梅雨明けへ向けて私の通過儀礼のようにもなっているこの「竹取物語」⁉を経て、気分は夏へ向けてまっしぐら。そして、高校野球とシティ・ミュージックがライフワーク的趣味のようになっている私にとって、夏といえば甲子園と山下達郎さんでキマりです。間もなく、甲子園へ向けて地方大会も本格的にスタート。時を合わせて山下達郎さんが約11年ぶりのアルバム「Softly」をリリースしたのは周知のとおりです。

メインのアルバムもさることながら、何故かボーナストラックに収められたアコースティック・ライブに心がビビッと来てしまっています。デジタル全盛の昨今だからこそ、「ヨーイ ドン!」で始まるライブにグッと惹かれてしまうのでしょう。

工房でこのニュー・ディスクについて若い人たちと話す中、「かつて、達郎さんのコンサート会場ではこんなレコードが販売されていたよ」と、そっとみせたのがこちらの「CMソング全集」。

有名な曲とともに、達郎さんがメジャーになる前に制作した「いちじく浣腸」をはじめとするユーモアあふれる迷曲の数々も収められています。

このレコードを見た若い人たちはみんな、「これはお宝モノですね…」と、スマホでパチパチ撮っています。

「達郎さんが大真面目に♪浣腸はいちじく…と歌う声を聴いてみる?」と再生を試みたところ、なんと、レコードプレーヤが動きません。思わず「♪浣腸はいちじく
、完聴はいつの日…」
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時まさに梅雨真っ只中、鎌倉は今「紫陽花と夕焼けが濡れ萌える街角」…

2022-06-18 09:22:06 | 日記

現在は梅雨の真っ只中ということで雨模様のことが多いのですが、時に夏を思わせる暑い日もあります。昨日はここ数日来のジメジメ天気が少々回復し、夕刻にはきれいな夕焼けが…。知り合いのFacebookにも、鎌倉の里山の際にそれはそれは美しい茜色に輝く夕空の様子がアップされていました。


時を同じくしてワタシも工房西側の窓の方から差し込む夕焼け色の気配に気が付いて、おもむろに庭先に出て「夕焼け狩り⁉」にトライしたのですが、時すでに数分ほど遅く…

夕焼けは、暮れゆく西の空の藍色のベールに包まれつつありました。

6月も半ばとあって、当地は時まさに「あじさい」「アジサイ」そして「紫陽花」…。街中、どこに行っても鮮やかな花が楽しめます。我が家のリビングからも



気のせいか、今年の花の咲き具合は例年よりも勢いが良いように思われます。

そして「紫陽花」の名所・北鎌倉の明月院へ向かう道も、コロナ禍で控え気味だった「紫陽花観賞」の人出がだいぶ戻ってきています。

ウチの鎌倉スパイスをはじめとする各アイテムも販売させてもらっている「鎌倉いとこ・6月期間限定明月院通り店」さんにも多くのお客さまが立ち寄ってくれます。この先、明月院の紫陽花の青い色が日を追うごとに深まることに歩調を合わせて、明月院通りの人出も増え続けることでしょう。

その一方、たとえ週末であっても鎌倉駅西口界隈の夕暮れ時は、人影が去るのが早いこと早いこと…。夏至真近で陽が暮れるのが遅いにもかかわらず午後6時過ぎには人もクルマもその影はごくわずか。

陽が沈むとともに引き潮の如く姿を消す西口の人の流れのなんとも小気味よい?ことか…。

ひるがえって間もなく夏至を迎え、そしてそのあとには七夕。鎌倉駅東口の若宮大路のあのお店の前には、今年も立派な七夕飾り。

この東口の若宮大路や小町通りを歩くと、2年余に及ぶコロナ禍もだいぶ落ち着きをみせて人々が日を追うごとに躍動的になってきていることをじかに感じます。

また、広く国内の、そして遠く海外へと目を向けるとスポーツをはじめ文化・芸術他の多くのジャンルでコロナに伴う規制が解除されて、自由な活動がトレンドとなってきています。ワタシがこよなく愛するメジャー・リーグやヨーロッパのプロ・サッカーシーンにおいても、もう誰もマスクなどしていません。

そしてモーター・スポーツでは、コロナ禍の過去2年間は夏以降に開催されていたフランスの「ルマン24時間耐久レース」が、今年はめでたく本来の6月半ば、11,12日にかけての開催となりました。やはり、「ルマン」は昼間の時間が長い6月夏至間際が似合います。

今年もトヨタが総合優勝の快挙となり、小林可夢偉が駆るゼッケン⑦のトヨタ車も準優勝…。





当日のレースの様子はネットでちらちら観ていたのですが、優勝後のチームスタッフの「ルマンが6月に戻ってきたことも嬉しい」との言葉こそ、人類がそろそろコロナに討ち勝ちつつあることの一つの証左ともいえるのかも。


その一方、このフランスのルマンから地続きで東へ向かったウクライナでは今も戦火が絶えることはありません。24時間レースが行われたルマンからウクライナの首都キーウへは約1300キロほどとか。1300キロとは、日本に例えると沖縄から北海道の稚内あたりまでの距離となります。「「1300キロもある」と感じるか、「わずか1300キロ」と驚くかと問われれば、多くの人は「わずか1300キロ…」と答えるでしょう。この1300キロあまりの距離を隔てて、ウクライナでは壮絶な戦争、そしてフランスのLe Mansでは年に一度の華やかなモータースポーツイベントが繰りひろげられていたというこの事実。つくづく、この地球に展開されるさまざまな事柄のなんとも矛盾に満ちたことか…。

蛇足ながら、ヨーロッパの地図の中に日本の国土の面積を対比させてみると、意外なことに日本という国の大きさをあらためて認識させてくれます。

かの2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、100余日ほどが経ちました。その間、ワタシは作陶の時、食事の時、語らいの時を問わず、柄にもなく心の片隅には常にウクライナ情勢が、梅雨空の如くうっとうしく広がっています。

間もなく確実に梅雨は明けます。はたして、ワタシの心の中のウクライナをめぐる梅雨空はいつ晴れるのか。そんな気持ちを抱えながら眺める紫陽花の花のなんと鮮やかなことか…。
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今年も北鎌倉・明月院通りで「鎌倉いとこ」さんのお店開店。鎌倉スパイスもよろしくお願いします

2022-06-04 20:48:56 | 日記
ウチの工房&カフェにて先日まで開催していた Naiku Naikuさんのバッグ展と拙作の展観におきまして、お越しいただきました方々、ならびにさまざまなカタチでご声援いただいた皆様方にあらためてお礼申し上げます。そして、今回の展観の中でいただいた有難いお言葉の数々や新たなる作陶へのヒントをふり返りつつ時を過ごしながら、早くも新たなる週末を迎えました。

6月最初の土曜日の本日、北鎌倉・明月院通りでは、今年も「鎌倉いとこ」さんの6月期間限定店舗がオープンしました。これから約1カ月間、「鎌倉いとこ」さん手作りのきんつば各種が、明月院の紫陽花観覧の方々の「鎌倉の思い出」として鎌倉観光に彩りを添えてくれることでしょう。

そしてこの期間限定店舗の一角にて、ウチの同居人さんがブランディングしている「チー坊ノワール」の鎌倉スパイスをはじめ、鎌倉紅茶や鎌倉黒珈琲をはじめとするアイテムも販売しています。

明月院の紫陽花巡りに添えて、「鎌倉いとこ」さんのきんつばとともに、「チー坊ノワール」のスパイス他もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

この「鎌倉いとこ」明月院通り期間限定店舗オープン時には、ワタシも「チー坊ノワール」各アイテムの搬入のお手伝い…、が毎年のルーティンになっています。そしてひとしきりお店のオープンへの準備が整った頃を見計らって、今年も「いざ、明月」!。といっても、境内には入らず、門の外からそっと控えめにまだまだ浅い色付き具合の「明月院ブルー」を愛でることにしました。

コロナ前の喧騒には遠く及びませんが、6月の声とともに明月院通りも久しぶりに賑わい始めているようです。この先、日を追うごとに紫陽花観賞の人出は増していくのでしょう。

梅雨を控えた6月はじめの土曜日の行楽モード溢れる街を愛車メガーヌでプチドライブしながら帰宅の途につく中、ふと、北鎌倉・明月院とともに市内の紫陽花の名所として知られる長谷寺にも足を延ばしてみました。

明月院同様に、紫陽花めぐりの人の数はまだまだ落ち着いた風情で、参道もノンビリとした雰囲気が漂っています。長谷界隈もこれから日を追うごとに賑わいを増していくことでしょう。

昼前にあわただしく工房に戻ると、庭先に吹く風は何となく潮の香りが…。

青葉薫る五月を経て、時はまさに紫陽花の候。そして日々、陽光は輝きを増し、吹き来る南風は辺り一面を海街に変えていきます。

今まさに、この街は一年のうちで最も美しい時と言っても良いでしょう。お時間ありましたら、ぜひ当地におでかけくださいませ。ウチの工房も、皆様の「ふらりと立ち寄り」を心よりお待ちしています…。
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