鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

黒猫マルシェ「春のきらきら」明日4月1日からスタートします。

2016-03-30 22:06:28 | 日記
時あたかも日本全国 年度末。そして国を挙げて「サクラ咲く!」といった塩梅にソメイヨシノの話題で「満開」です。おりしも30日の水曜日は「若宮大路段葛 改装竣工日」ということで、サクラ好きのワタシとしてはあの大路とサクラの景色が気になって気になって。しかしながらウチの同居人さんが主宰する「黒猫マルシェ」の開幕間際で工房中が大忙しということもあり、「段葛のサクラを見に行きたい…」などとは、とても言い出せるような気配ではありません。なにしろ、ちょうど一カ月前に右肩を「ボキッ」と痛めて未だにギプスを装着している同居人さんが「黒猫マルシェ」のディスプレイに苦闘しているのですから…。

一計を案じて「黒猫マルシェの資材調達でホームセンターに…」と怖るおそる申し出て、どうにかこうにか サクラの街に「脱出!」です。

「若宮大路段葛 改装竣工記念式典」直前のサクラ並木は、五分咲きといったところでしょうか。

一昨年11月に改装工事が始まって以来、約1年半を経てこの30日から段葛を通行することが可能になりました。この週末、まだ若木とはいえほぼ満開となったサクラ並木が若宮大路にひときわ華やかな賑わいを添えてくれることでしょう。

そして4月1日に始まる「黒猫マルシェ」へ向けて、工房では出展者の方々の作品搬入作業がひっきりなし。

徐々に「マルシェ」の装いが整っていきます。

立体、平面、縫製、植栽…。


今回もさまざまなカテゴリーの「黒猫」が集いました。

ふとテーブルの片隅に目を向けると、ここにも「黒猫」。

「黒猫マルシェ」にて、このテープは販売されているのでしょうか。ワタシ的には、是非とも欲しい一品です…。

午後のひととき、庭先に見慣れぬ黄色い花が…。

「マルシェ」出展者でもある庭師・大熊さんが搬入の合間をみて、素早くアレンジしてくれました。数次にわたるワタシの個展や「黒猫展」のたび、大熊さんはわが家の小さな庭をさりげなくアレンジしてくれます。今回の「マルシェ」にお越しいただきました際には、是非、庭の植栽も愛でていただければ、とも思っている次第です。

いつもならわが家を遠巻きにしている地元の黒猫も「黒猫マルシェ」を知ってか知らずか、グッと近くに寄ってきています。

カメラを向けた瞬間、くるりと首を返して後姿に早変わり。ワタシと仲良くなることを照れているのか、拒絶しているのか。その心の内は、猫の森奥深くに入り込まねば解明できません…。

とにもかくにも、闘い済んで日が暮れて。「黒猫マルシェ」作品搬入の方々とともに夕食に向かったお馴染みのお店「六弥太」さんでは、旧知の仲間 スタジオ・カルティベイトの相原夫妻とバッタリ。さらに昨年このお店で知り合ったインド在住のオランダ人・ディルクと感動!?的な再々々…の再会です。


ディルクと偶然「六弥太」で知り合ったのは昨年4月のこと。春、夏、秋、冬、彼がインドから日本にやって来るたびにワタシの陶芸教室で作陶したり、プチコンサートを一緒に鑑賞したり、限りなく精力的に「日蘭友好」を深めてきています。

ディルクからは「4月二ナッタラ日本へ行キマス」とメールをもらってはいましたが今回も再会を果たした際、「マキロウ~」との声とともに強く抱きしめられ、感動のあまり!? 思わず「クラッ」と気を失いかけたワタシがいました。なにしろ身長180センチの西洋人の剛腕ハグは、言葉にできないくらい情熱的です。これから先、ディルクが日本に滞在している約3週間、またつかの間の「日蘭友好交流」がはじまります。この夜に続いてまずは4月1日からの「黒猫マルシェ」から「ディルクとの日々」がスタートの予感…。

そして…。4月1日の 黒猫マルシェ「春のきらきら」開幕と歩調を合わせるように、当地のサクラも満開を迎えそうな気配です。3月31日午前9時現在、新装なった若宮大路のソメイヨシノは八分咲きというところまで花開いています。


満開のサクラと黒猫マルシェ。「春のきらきら」輝くひとときはいかがですか。4月1日からの3日間、皆様のお越しを心よりお待ちしています。よろしくお願いいたします。




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サクラの開花に誘われて、4月の空は「春のきらきら」から…

2016-03-26 23:41:11 | 日記

つい先日のこと、センバツ高校野球をテレビ観戦すると同時にAMラジオのお気楽なトーク番組を聴取しながら作陶に励んでいた際、「ソメイヨシノはクローンだから一斉に開花するけど、サクラの他の品種は一本一本の遺伝子がみんな別々だから咲く時期も異なる」というような内容の話がラジオから流れていました。なにぶんにもバタバタと作業しつつの「ながら聴き」なので正確に把握しているかどうか甚だ「?」がつくのですが、なるほど確かに、ソメイヨシノは一斉に満開を迎えます。でも、奈良の吉野山の山桜も一斉に開花するし…。サクラにまつわる話は、いつまで経っても散り際が見つかりません。

ふと気がつくと、わが家の桜の「標準木」も、どうやら満開のようです。

この「満開」の後、例年の「サクラ方程式」に従えば、4、5日後に若宮大路・段葛のソメイヨシノが見頃となります。今年に限っていえば、段葛のソメイヨシノは若木に植え替えられたこともあり、その開花の具合がより気になります。明日あたりから、折をみて、段葛のソメイヨシノを自分勝手にパトロール…、かな。

サクラ前線の北上とともに、北の大地と首都圏との大動脈が開通の運びとなりました。

思えば昨年のこの時期、北陸新幹線が開通して富山、金沢方面への旅が一躍「この世の春」を迎えましたっけ。北の大地がグ~ンと近くなったように感じられ、ふと、5月のゴールデンウイークに北の地の少々色濃いソメイヨシノを愛でたいな、とも。

それにつけても、去る3月初めにウチの同居人さんが近所の歩道でコケて右肩を「ポキッ」と痛めて以来、1か月近く経ちました。傷病当初の苛烈な痛みは癒えたようですが、完治へ向けての道半ばという状況にして、同居人さんの心持ちは少々「フツウツ感」に包まれているような風情がそこここに。

このところ、ワタシのルーティンとしては日々の食事を作り、そして同居人さんの包帯の巻き替え等をつつがなく担当していますが、包帯巻きのスキルが名人芸の域に達した感があります。これをして「ケガの功名」ならぬ「ケガの巧妙」というべきか。

ケガに見舞われた同居人さんの「ウツウツ感」がビビッと影響したのでしょうか、このところ、我が家の生活必須アイテムがやたらトラブルに見舞われています。

この現象、題して「春のもやもや」とでも言えばよいのでしょうか…。

たとえば、購入以来約10年ほどの液晶テレビが、画面作動不良ということで黒い画面になってしまっています。慌ただしく、物置からアナログテレビを引っ張り出して来て、なんとか昭和チックな画面で視聴成功。

ところが…。夜が明けて土曜朝を迎えると、壊れたハズのテレビでも何もなかったように午前5時半からの「皇室アルバム」がしっかり映っています。う~ん、何がなんだか「春のもやもや」…。

そして、ワタシの作品にも「もやもや」の影響が…。夕食後の後片付けの際、つい手を滑らせて拙作の小皿を床に落としてしまいました。「パリッ」という乾いた音とともに、青白色のお皿は見事なまでに真っ二つ!

「あらら、残念。でも、金継ぎにうってつけの割れ方。ぜひ、金継ぎしましょう」という同居人さんの励ましは、妙に冷静というか、絶妙というか…。

割れた断面を仔細に点検すると、底部の削り加工の具合が「なかなか上手い」と少々自画自賛。拙作の断面を細かく検証する機会にもなったので、「もやもや」もちょっぴり解消…の一幕でもありました。

他にもデジカメ、パソコン、タブレット…、まるで「伝言ゲーム」のように家中の機器が「もやもや」を訴えて、自己流の処方に追われる日々が続いています。

工房に目を転じれば、間もなく開催の「黒猫マルシェ」に向けて「最後の追い込み」という段階にあります。

春の午後、工房にて暖かい日差しを背に受けて作業していると、「ポカポカ」「ぬくぬく」そして終いには「うとうと」と春眠の一歩手前まで。いつのまにか、ここ数日来続いていた「もやもや」もどこかに吹き飛んでいきます。

突然ですが、ここで最新の「サクラ情報」。

3月27日 朝8時現在 鎌倉・若宮大路のソメイヨシノは三分咲きという状況です。今週半ば以降、週末くらいが「満開かな」とのことです。


おりしも週末の4月1日から3日まで、当工房にて 黒猫マルシェ「春のきらきら」が開催されます。サクラとマルシェの一日をお楽しみいただければ幸いです。心よりお待ちしています。





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やわらかな陽ざしと桜花に誘われて、チー坊とともに「春のきらきら」…

2016-03-20 22:27:32 | 日記


暑さ寒さも彼岸まで…、ということで、ガリガリの我が身にとってツラかったこの冬の日々もようやく遠い彼方に過ぎ去りつつあります。お彼岸の3連休、地元・佐助界隈も銭洗弁財天や佐助稲荷神社へ向かう方々で賑わっているらしい…、です。ワタシ自身、連休のたびに陶芸教室に「引きこもり」状態になるため、街の様子はさっぱりわかりません。

そしてこのお彼岸、大好きな高校野球の春本番「センバツ甲子園」が開幕しました。陶芸教室が開講していたこともあり、開幕日の試合はテレビ観戦できませんでしたが、対戦組み合わせ表に「赤線」を引く行為だけでも胸がワクワクしてきます。

2日目の21日は第2試合で高知・明徳義塾と京都・龍谷大平安の強豪同士の対戦となっています。リアルタイムで観ることはできませんが、夕刻から麒麟淡麗グリーンを傍らにじっくり観戦するのもまた一興です。

そしてこの時期のとある夜、佐助のお店仲間さんが一堂に会して、お酒も飲まずに「ゆるゆる」「ごそごそ」ヒソヒソ話…!?

毎年夏に開催される「鎌倉 佐助のさんぽ市」へ向けて、参加店舗一同 一年をとおしてボチボチと「佐助の夏」に思いを凝らしています…。

そろそろ、福岡あたりから「桜が開花」という便りが伝わってきました。当地でも、大改装中だった若宮大路の工事用防御壁が撤去され、桜がちらほらと開花していました。


二の鳥居方面から鶴岡八幡宮に至るまで、若い桜と真新しい石灯篭が凛とした姿を見せてます。

鎌倉商店街の重鎮参から洩れ伝え聞いた「桜守は『若宮大路の桜は、意地でもこの春に咲かせる!』と言ってたよ」との言葉は、どうやらまことのものとなったようです。この先、若い桜が育っていくサマを陰ながら見守っていきたいと思います。

ひるがえってウチの同居人さんは、3月初めに右肩を負傷して以来 4月の「黒猫マルシェ」に向けて文字通り 手さぐり状態 でゆるりゆるりと準備を進めています。右肩をギプスで固定されて右腕の所作がままならないため、少なからず「困ったなぁ」と思案げな日々を送っていました。そのような折、かねてより山梨のワイナリーにオーダーしていたワイン「春のきらきら」がわが家に届きました。


ラベルはこんな、感じに仕上がりました。昨夏、天国に行った享年12歳のメスの黒猫・チー坊がうっすらと差し込む陽の中に佇む姿をラべリングしてみました。

蛇足ながら、右側の白い額のモノクロ写真に写っている猫 オルカ は、ウチの同居人さん曰く「私と一身同体」の存在だったとか。そのオルカが10歳くらいの時、幼いチー坊がわが家に拾われてきました。以来 オルカは亡くなるまで年下のチー坊を傍らでそっと見守ってくれていたように思います。

チー坊が繋いでくれたさまざまなご縁から生まれたワイン「春のきらきら」は、4月1日から当工房で開催される 黒猫マルシェ「春のきらきら」にて、お披露目されます。よろしくお願いいたします。

あらためまして 黒猫マルシェ「春のきらきら」のご案内
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よろしくお願いいたします。













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来たるべき「黒猫マルシェ」にかこつけて、美女と「東京ランデヴー」!?

2016-03-15 21:42:14 | 日記
 

毎年毎年、2月半ばから「今回こそ早めにサクッと済まそう…」と思いながら、今年も「ルーティン」どおり締め切り間際の昨14日にどうにかこうにか 確定申告 の手続きを終えることができました、ホッ…。税務署はワタシが住まう佐助町内、そして、ご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」の真正面。さらには時あたかも午後5時を過ぎたところとあって「こまめ」にてささやかにビールで「乾杯!」となるのは当然の成り行きです。

窓の外に広がる夜の冷たい雨を眺めつつ、4月初めに開催する「黒猫マルシェ」にて特製の甘味を提供していただく「こまめ」店長・かえさんとの打ち合わせは、ついついビールが進んでしまいます。そして話しているうちに15日の火曜日はお互いに東京に出かける予定になっていたことを知ることになり、「ならば、東京で一緒に資材を調達しましょう」と話が決まり、またビールをもう一杯。

そして本日。ワタシは東京に陶芸材料を仕入れに、そして、かえさんはお店の買い物を済ませて、この街

下町の合羽橋問屋街にてお昼前に待ち合わせて、いざ 怒涛の「黒猫マルシェとお店の資材調達ツアー」と相成りました。

合羽橋問屋街周辺には下町の寺町が広がっていることもあり、風情のある家並みもそこここに残っています。

この建物は、カフェとして営業しています。問屋街の慌ただしい雰囲気とは一線を画するゆったりとした空気が流れていました。

怒涛の「資材調達ツアー」を経て、ランチは秋葉原に古くからお店を構える「肉の万世」へ。店内からは、かつての万世橋駅の朽ちたプラットホームと煉瓦の壁が望めます。

現在、この旧駅は「マーチエキュート神田万世橋」という商業施設に姿を変えていますが、ワタシにとっては「いつまでも旧万世橋駅」であり続けます…。

美味しいお肉が売り物のお店ですから、ワタシもかえさんも心ゆくまでヘビーなランチを堪能。普段の食卓ではもっぱらウスターソース派なのですが、このお店に限ってはちょっぴり甘めの中濃ソースもOKです。

ランチしながら窓の外には、日々変わりゆくアキバが「リアルタイム」で展開しています。今から約45年近く前の中学高校生当時、純然たる電気街だった秋葉原で電気製品を買った後、「肉の万世」はお昼ご飯のお約束の場でした。ふと、当時のオーディオにちょっぴり凝り始めていた頃を思い出していました。

ガンバレ秋葉原電気街、ガンバレ 肉の万世。アキバに負けるな!…。

それにつけても、前々から知ってはいましたが「こまめ」のかえさんは、東京がとってもお気に入りのようです。佐助への帰路、合羽橋から都心を愛車メガーヌで流していると「あっ、日本橋三越! コレド室町、行きました?」「あ~、東京に来るとちょっぴりワクワクする…」といった感じで身も心も「東京人」になってます。

そして「マキロウさん、ホントに道をよく知ってますねぇ…」と、お褒めの言葉までいただいてしまいました。たぶん、お世辞かなぁ…。ともあれ、メガーヌのハンドルを握る私はさながら「はとバス」運転手さんの態、といったところでしょうか

首都高横浜湾岸線を走行する車窓に広がる東京湾を眺めるかえさんの「あ~、海…」というつぶやきを聞きながら、「はとバス」メガーヌは、程なく佐助の「こまめ」横に帰還。

メガーヌのラゲッジスペースには、合羽橋ツアーの収穫がギッシリ。

「おつかれさまでした」との言葉とともに、「明日から、そして、4月の黒猫マルシェにフレフレ!」と誓い合って、買い物ツアーは首尾よく ジ・エンド。ふと気がつけば、「こまめ」の向こう側、確定申告最終日の税務署に行き交う方々の人並みは絶え間なく続いていました。

おりしも東京からの帰途、鎌倉市内の若宮大路は大改装もほぼ終了し、徐々に新たなる姿をチラチラと開放しはじめています。

まだまだ細い桜も、間もなく咲き誇る予定となっています。そして鎌倉駅から江ノ電で約10分ほどの長谷・鎌倉大仏もこの春、装いを新たに。

春本番へ向けてお時間がありましたら、当地の観光、ならびにワタシどもの工房での「黒猫マルシェ」にお越しいただければ幸いです。

あらためまして「黒猫マルシェ」、ならびにチー坊ノワールをよろしくお願いいたします。
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人それぞれの3.11。「かの地」に思いを馳せながら「黒猫」は歩を進める・・・

2016-03-11 00:36:24 | 日記


本日3月11日を迎えるにあたり、この国に暮らすほとんどの方々が今から5年前の「あの日」を思い返し、そしてあらためてあのような惨禍が二度と起こらぬように…と祈ることでしょう。かの震災から5年を経過しマスコミ等を通じて、被災各所が徐々に復興しつつあるやに聞かされています。されど、現状はいかがなものなのでしょうか。東北地方に住むワタシの友人知人達との会話からは異口同音に「本当の意味で、復興なんてまだまだ先のこと」という声ばかりです。

かの地の復興へ向けて積極的に支援出来ずにいる我が身としては、東北地方で生産される農魚産品や工業産品を購入するように心掛けています。派手な復興イベントに肩入れするのではなく、限りなく細い糸のようなカタチであっても支援を末長く続けられたら…との想いを込めて。

思えば、あの日。

朝から参議院決算委員会の様子を伝えるNHKのテレビ放送を観ながら作陶していた午後2時45分頃、テレビ音声からいきなり「ピリピリ・・・・」という警告音が響いてきました。思わずテレビ画面に目を移すと

ごくたまに流れる「速報」でした。テレビにてこの「速報」テロップが流れた時、当時の菅総理や閣僚、そして意並ぶ議員さんは「地震」の「地」すら知ることもなく、ダラダラと予算委員会審議していました。テレビの映像を観ていたワタシ達たち平民は「地震が来るの?」と身構えていたのですが。なんだか「これって変!?」と思った記憶があります。

「あ~、ひょっとしてちょっと大きめの地震がくるのかなぁ」という認識とともに引き続き国会中継を観ていたところ、数秒後に国会内が大きく揺れる映像が…。画面を観ながら「えっ、えっ?」と思っているうちに、10秒ほど遅れて当地にも大地を揺るがす大きな揺れが襲ってきましたっけ。そして「東北三陸沿岸地方に10m超の大津波警報」発表に愕然、。ワタシ、大学で地理学を専攻していた故、かの地が大津波に襲われた場合の状況はおおおむね予測がつきます。。「10m超の津波」は壊滅的被害必至…、です。さらに追い打ちをかけるように勃発した福島第一原発の壊滅的被害…。東北から距離のある当地においても、今もって「あの数日間」のことがはっきりと思い出されます。心より、東北地方の街、そして被災地に暮らす方々の「復興」を願って止みません。

かの地への支援のカタチの一つとして、わが家の友人であるバラッツ青年が宮城県女川を舞台にささやかなアプローチしています。おりしも昨日10日 夕刻、NHKテレビにて、バラッツ青年が生業たるスパイス商の一環として「女川カレー」を考案して「被災地復興」へチャレンジしている様子が紹介されていました。


番組の中でバラッツ青年は「(女川から)離れて鎌倉にいると、日々のことに追われて忘れがちになるけど、定期的に(女川に)来ると(惨禍)をふり返ることができる」と、東北の地に想いを寄せていました。

ひるがえって、私どもでブランディングした「チー坊ノワール」においても、「鎌倉スパイス」の調合をはじめとしてバラッツ青年とはいろいろと「協動歩調」をとらせてもらっています。4月初めに我が工房にて開催される「黒猫マルシェ」においては「鎌倉スパイス」を使った「オリジナルチー坊カレー」を提供させていただく予定です。

「黒猫マルシェ」の概要は以下のとおりとなっています。

そして、「チー坊ノワール」のブランドストーリー、その他はこちらから。

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私どもの工房 「佐助Room114 」の陶芸教室においては、作陶とともに「楽しいこと」「うれしいこと」、そして「ちょっぴり気になる今の私のこと」とともに、「震災、その後…」も、折にふれて語り合っています。

桜花爛漫の4月はじめ,「黒猫マルシェ」を通して「春のきらきら」を感じていただければ、と思います。「鎌倉スパイス」のピリッと効いたエスプリとともに…。

追伸 かの被害を受けた友人知人、そしてかの地に住む方々が一日も早く平穏な日々を送ることができることを心より祈念いたします。

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「たかが ひな祭り、されど ひな祭り…」、弥生の風と灯のうるむ頃に想うあれこれ

2016-03-03 23:20:17 | 日記




いやはや、なんとも…。この冬は「暖冬」気味だったとはいえ、やはり2月までは「寒い、寒い」が口癖だったように思います。そしてふと気がつけば、まさに「待ちに待った」弥生三月がやってきました。「弥生」という響きを耳にするたびに「もう、ここまで来れば、寒さとの我慢くらべも何とかなる…」といった感じにウキウキしてきます。

弥生三月の始めの日。一日のお仕事を終えて朝日新聞夕刊に目をやると、「オトコの別腹」というコーナーにて芥川賞作家・堀江敏幸さんがワタシの知り合いのお店を紹介していました。弥生とは、まさに粋なことをしてくれます…。

記事の中で堀江さんは「まず、餡がとてもおいしい。小豆の粒が混ざったやわらかい餡も甘み、多すぎずすくなすぎない量もバランスがいい」と評しています。また 縁あって、店内奥の茶房ではお客様にお出しする甘味を私の作品に盛り付けてお出ししていただいています。オーナー夫妻のやさしい人柄がそのままお店の雰囲気と味に反映されているお店です。お近くにお出かけの際には是非お立ち寄りくださいませ。

閑話休題。

過日2月末に「ONE hour Sense」という番組にちょこっと露出した余波、いまだ冷めやらず…といか、今もって友人知人、ご近所の方々からいろいろな言葉をいただいています。日頃、粘土を配送してくれる顔なじみの宅配便屋さんからも「観ましたよ~!。あの番組、大好きで。顔がバッチリ映ってましたね!」と、我が事のように喜んでくれて。

お互い「カラダが資本」の身同士、格別の親近感を感じるひとときでもあります。

それにつけても、暖かい一日。愛車メガーヌの外気温度計は「17℃」と表示していました。

ちなみに、ダッシュボードの縁の黒い部分に光る白い点々は塵や埃ではありません。表面の塗装が剥がれてなんとも醜い状況になりつつあります。ルノーに限らず、あっちのクルマはある部分は限りなく「大ざっぱ」で、日々、アタマを抱えこんでしまいます…。「トラブルはある種のトラベル!?」と考えることが寛容です…。

気温17℃を超えようかという陽気のもと、所用で街をメガーヌで廻ると、ご近所のお店仲間「人力車 遊風亭飛車」清水さんが窓ガラスをトントンと。

この人は真冬でも半袖で一日中 鎌倉の街中を走りまくっています。和風タンクトップへの衣替えも秒読みの風情満々です。

おりしも本日は ひな祭り。わが家の母のリビングも七段飾りが占拠しています。


今年のひな祭りも80ン歳の母がいろいろ準備して、市内・名越の「登茂ゑ寿司」さんのちらし寿司もごちそうになってしまいました‥。本来ならば、ワタシがひな祭りの宴を主宰しなければいけないところなのでしょう。美味しいお寿司を味わいながら、少々複雑な心境でもあります。ホントにちょっとだけ…。


そして今年のひな祭り、なぜか左手に持ったフォークでちらし寿司を食するその人は ウチの同居人さん。

この場ではじめてカミングアウトしますが、あの人は弥生三月始めの日に町内の歩道で転倒して右肩を強打。全治1カ月の加療が必要なのだとか。

腫れあがった右肩を動かすたびに「イタタっ…」とうめき声をあげながら、4月開催予定の 黒猫マルシェの準備に追われる様子を見るに及び、 ワタシが食事を担当する決意を固めました!?。思えば、結婚当初からその後約10余年ほど、ほぼ毎日炊事をこなしていましたっけ。「かつてとった杵柄」というか…、弥生の空のもと、どうにかこうにか食事当番の役回りを演じています。作陶とは異なり、ちょっとくらい失敗してもなんとか食事のカタチにはなるので、調理の面白さがよみがえってくる今日この頃…、でもあります。

それにつけても、わが家のお雛様の沿革をひもとくべくこちらのブログを呼び起こすと、アララ…。

今から4年前のひな祭りに際しても、ウチの同居人さんは体調すぐれず、「桃の節句」ならぬ「桃の絶句…!?」の状態でした。ことほど左様に、あの人はひな祭りが似合いません。まさに「オンナのオジサン、面目躍如」…!?
















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