鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

個展終え、「日々是好日」ありまして。佐助の里の秋模様…。

2013-10-30 21:44:11 | 日記
毎年秋に開催している個展を終えて以来、間もなく1カ月を過ぎようとしています。ご近所の方々、そして友人知人からは「個展、良かったよ。今だけはゆっくりできる時だね。ちょっと休みなよ」なんて具合にねぎらいの言葉をかけていただいています。

されどされど、現実は…。個展終了以来、ゆっくり休めた日は一日もありません。まったくもって、ただただ「忙しい、忙しい」との思いに追いまくられているわが身が「まことに野暮ったい」のひと言に尽きる今日この頃、10月末の水曜日。

毎週水曜日ともなると、ご近所のチビッ子陶芸家さんが学校帰りにランドセルを肩からかついで「ただいま~」の声とともに作陶にやって来ます。本日、チビッ子たちは工房に来るなり「変なカタチの雲が出てるよ」とワタシの手を引いて空を見上げています。

その雲は、こんな感じ。

青い空に浮かぶ太い筋状の雲は、なるほど、なんとも珍しい。じつはこの雲の形状は、とかくにかまびすしく噂される「地震雲」のようにも…。チビッ子たちも「あれはひょっとして…」とその先は多くを語りませんでしたが、秋空に浮かぶ白い筋雲がなんとも気になりながら、いざ陶芸がスタート。

前回のブログにてチラっとお伝えしましたが、ワタシの個展の際にひょんなことからチビッ子たちの作品に注文が舞い込み、この日も「せっせ、せっせ」と絵付けに没頭、の図。


これだけで収まれば、チビッ子陶芸教室の「何てことない一幕」ということになるのですが、そこは「なにかが始まる水曜日」…。

チビッ子陶芸家・ヒロくんは学校で「名誉の負傷」をしたとかで、わが家で急遽、自ら傷口に挟まった石を除去する「手術」?を敢行いたしました。

首尾よく直径5ミリほどもある小石を除去し、居合わせた一同「ホッ」っとため息。そして続いて異口同音に「ヒロくん、医者になれば!?」。すかさず「えー、オイラ、そんなに勉強ばかりしたくないよ~」とヒロくん。わかるわかる、その気持ち。

チビッ子陶芸教室が開催される水曜日は不思議なことに、ウイークデイにもかかわらず、何故か来客の方が多い曜日でもあります。

そして、何故かお客様が大いに反応するのがこのローズマリー。

「あのう、すみませんがこのローズマリー、少しいただけませんでしょうか…?」ということにて、ウチの同居人さんがローズマリーの枝をパシパシと。ご近所の方々も「すみません、少しもらっていきます」とのお言葉とともに枝をチョキチョキと、これぞまさに「鎌倉野菜、ここにあり!」かな…?

陶芸教室が跳ねまして、時は夕暮れ…。ふと気がつけば、ウチの同居人さんが少しばかり張り切って形ばかりの夕餉の時間ということもしばしば。

ワタシ自身の子ども時代をふり返ってみても、少年野球の試合を終えた後に食べさせてもらった熱々のラーメンの味は今でも忘れられません。このチビッ子たちも、「こんな少年時代があったよなぁ」となつかしく思ってくれる日々が来ればなんとなく嬉しいかな…。

チビッ子陶芸教室を終えて後片付けのひととき、「ねえ、カメラ、カメラ」との声の元、チビッ子にカメラを渡すと、とっても抒情的な秋の夕暮れの空を写真に収めてくれました。


思わず、「これは素晴らしい!」と感心したところ、チビッ子はすかさず「あと5秒早ければ、もっと泣けてくる夕焼けが撮れたんだよ」と地団駄を踏んでいます。

そうそう、その意気あれば、この先訪れる幾多のハードルもそこそこ乗り越えられるよ。がんばれ、孫世代!」とちょっぴり「みんなの孫日記」。

日々是好日。

佐助の里の秋模様。えにし交よわせ我が身思わし。 おそまつ…。





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個展に際しましては、ありがとうございました。深まる秋に向け「Room」再開です。

2013-10-17 11:58:14 | 日記
数日前から日本の南海上を北上してきていた台風26号が昨朝がた関東地方をかすめて過ぎ去り、午後からは真夏を思わせる青い空と白い雲が、さながら「追いかけっこ」…。


台風が近くに来るたびに、ウチの東側にそびえる竹やぶの斜面が「崩落するかも…」と気を揉むことが常でもあります。現実には、斜面自体は下部をきっちりと擁壁でガードしているので崩落する可能性はないのですが…。それでも元来から気が小さい故、心配で心配でついつい発泡酒の量が増えてしまいます。ともあれ、当地近隣では台風による大きな被害も見当たらず、まずはホッとひと安心。

ひるがえって、このたびの個展に際しましてはお忙しい中、多くの方々にお越しいただきありがとうございました。安堵の気持ちと幾ばくかの充実感を味わいながら、個展終了翌日の土曜日12日から後片付け&陶芸教室といった具合に早くも仕事モードへリセットの日々が続いています。

とはいうものの、個展という「ハレのイベント」を終えたこともあり、ココロはなんとなくゆったりとした側面も…。

12日の土曜日、午後から陶芸教室で作陶にいそしんだご近所のファミリーとともに小町通りのとても居心地のよいお店で「美味しい時間」をご一緒させていただきました。

約2時間ほどたっぷりとイタリアンを堪能した後、同行のファミリーその他約一名の後ろ姿を記念にパチリしてみたのですが、千鳥足でカメラが定まらず撮れた写真はいずれもブレブレ ユレユレの態。

それにつけても個展の前からほぼ毎夜のように友人知人から小町界隈の飲み屋さん街に誘われた結果、今では目をつぶったままでも小町辺りをさまよい歩けるようになってきたような。

「目をつぶったままでも」…。あえて願いが叶うなら「目をつぶったままでも」納得のいく作品が作れたらいいなあ…。

さてさて、陶芸教室、ならびに作陶等の通常営業に向けて、工房内が徐々に片付き始めた13日の日曜日。

奥の部屋に電動ろくろをセットすれば、なんとか「いつもどおり」の工房の姿がよみがえっていくことに。

原状復帰めざして作業が続く中、プラッと来廊してきた友人とともに、懐かしい映像をみながらつかの間の「オリンピック談議」も。今から約50年近く前、1964(昭和39年)に開催された東京オリンピックで金メダルを獲ったバレーボール日本女子チームのアーカイブ番組です。

大松博文監督率いる「東洋の魔女」が念願の金メダルに輝いたこの大会当時、ワタシは小学3年生でしたっけ。友人ともども、あの時のオリンピックの様子をあまりに鮮明に記憶していることにあらためてビックリ。そして、当時のNHKさんの番組作りの緻密さにも驚かされるとても貴重な映像に触れたひと時でした。

そして、この日は続いて…

F-1「日本GP at スズカ」をリアルタイム視聴!、できました。工房の原状復帰作業のかたわらとはいえ、「スズカ」からの生中継を観るのは何年ぶりのことでしょうか。

友人の手助けもあり、ふと気がつけば電動ろくろのセッティングも首尾よく終えていました。「Powerd by SUZUKA」、そして友人のチカラに感謝感謝の午後でした。

通常営業への体制がほぼ整った昨16日午後、陶芸教室で作陶するチビッ子陶芸家ケンちゃんとヒロくんは、いつになく真剣に粘土と対峙しています。

ワタシの個展開催時、この二人が絵付けした作品を何気なく会場内に置いておいたところ、なんと、「この作品が欲しい」というお客様が何人も現れて、ついには注文制作に至った次第です。

これが、ケンヒロコンビの話題作。

長さ約5㎝、骨のカタチをした置き物? 箸置き?。その他、工夫次第で使い方は幾通りにも広がるかわいいアイテムです。

ケンヒロコンビは自ら手がけた作品に注文が来た喜びとともに、同じものを何個も作るのは大変だぁ」と、ため息をつくことも。少しはワタシの苦労を感じてくれたかなぁ。


工房では本日も明日も、原状復帰への整理整頓作業が続きます。ふと気がつけば、工房内の奥の方まで窓越しの日差しが入り込むようになってきました。まもなく秋本番、木々の葉もしだいに
秋色の装いへ向けて移り変わりつつあります。もし秋の鎌倉散策にお越しの際には当工房にもお気軽にお立ち寄りくださいませ。運が良ければ、ケンヒロコンビの作陶の場にも遭遇できるかもしれません。

そして、夕刻ともなれば「私を小町に連れてって」ください…。






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〇と□が織りなす「大人の食卓」の一部、 まだ数日間は展観予定です・・・。

2013-10-11 16:07:02 | 陶芸
暦の上では、秋が深まって草木に霜が宿る頃にあたる「寒露」を経てもなお、夏を思わせる陽気が続く今日このごろ。早いもので、去る10月5日から開催している個展も本日が最終日。

今回の個展に際しては例年の展観に比べて出品数は少々控えめにしながら、意識的にやや大きめの丸皿や荒いタッチの大鉢等をラインアップしてみました。


また、意匠の面においても彩色を施した作品も数多く手掛けてみました。

今回の展観において、多くの方々から「これは今までになかった作風ですね」とのお言葉とともに、感触のよい評価をいただいたのがこの水玉の作品。

個展の開期直前に窯開けして目にした瞬間、「う~ん、これはシックで可愛いかも…」と、思わず遠慮がちに自画自賛してしまった作品です。この先、このシックなトーンの「水玉」は、確実にワタシのラインアップのひとつとなりそうな予感…、がします。

さてさて、5日の個展初日以来、多くのお客様がお見えになり、あんなこと、こんなこと…。

 
初日にサプライズ訪問いただいた文化放送アナウンサー・野村邦丸さんはご長女、ならびにお孫さんとともに「みんなの孫日記」。そして、ウチの近所のチビッ子陶芸家・ケンちゃんはいつもどおりに、ゆったりまったり「陶芸時間」。

個展に際しては、ワタシ、ならびにウチの同居人さんの学生時代の仲間も大勢かけつけてくれましたが、やっぱり、こんな一幕も。

ワタシの高校時代からのオンナ友達にして市内・材木座在住のイッちゃんは展観後の帰り際、「ねえ、ちょっとちょっと。自転車の具合、診てよ‥」とにっこり笑顔で修理を半ば強要してくれます。このちょっぴり若造りのオバサンがわが家に来るたび、ワタシは工具をカシカシ操る職工さんに姿を変えます。そういえばちょっと前には、イッちゃんのバイクを応急修理したっけ…。

とある日の夕刻、「こんにちは、マキロウさん」との言葉とともに来廊してきたこの男性は、つい先ごろアメリカでの撮影旅行を終えて帰国したばかりの写真家・高岡雅之さん。アメリカ・テキサスをこよなく愛するナイスガイで、わたしにとっては野村邦丸氏と並ぶ「心の友」の一人です。

今回の個展にて同時開催の 1989ブダペスト写真展「たおやかな赤の残像」の一枚一枚をしっかりと目を凝らして展観してくれました。

蛇足ながら今この時をもって白状すれば、この写真展の撮影者はじつはウチの同居人さん。今から四半世紀前にヨーロッパを旅した時に撮影してきた写真の集大成のようです。この夏、わが陶芸教室にかよってきている会員さんが秋にハンガリー方面に旅行することとなり、「ハンガリーつながり」で急遽準備したわりには好評で、女性からは街並みの写真が、そして男性からは旧いクルマのシルエットに興味が注がれていました。

「心の友」高岡さんとは、閉廊後に鎌倉・小町あたりの飲み屋さん街を千鳥足したことはいうまでもありません。そしてあえていえば、個展の最中、そして個展の前から、友人知人とともにきっちりと毎夜毎夜、小町あたりをさまよい歩いています。けっしてワタシから誘ったわけではなく、彼ら、そして彼女達がきちんと夕方の時間帯に合わせて来廊してきます。ホント、とっても困った人達ばかりで、とっても嬉しい!。

たとえば昨夜も…
 
昼間の喧騒がウソのようにガラ~ンとした小町通りを勇ましく闊歩する女性陣の後を追って静々と。そしてお店のカウンターの片隅に置かれた「小町通り電線類地中化完成」記念ワインのボトルをサカナにビールをクイクイと…。

本日の個展最終日も、午後5時過ぎにきっちりと、「小町でお酒」目当ての仲間がやってきます。さらにいえば、個展終了後の明日も明後日も明々後日も「夜の小町」をともにそぞろ歩く友が待っている…気配濃厚なり。


閑話休題。

個展終了まであと数時間。ふと気がつけばウチのクロネコ・チー坊がリビングのチェストの上でワタシの作品の一部と化している!? ような…。


個展の会期中はずーっとおとなしくリビングの片隅に身を寄せてくれていたチー坊に敬意を表し、今夜あたり、このクロいヤツも一緒に小町に連れて行ってあげたいな…。

最後になりますが、今回も個展開催に際しまして多くの方々からご協力いただきましたこと、あらためまして感謝いたします。ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。







 

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陶芸展開幕しました。サプライズな出会いもありまして・・・

2013-10-06 19:01:44 | 陶芸
「一年の計は元旦にあり」とはよく言われますが、ワタシにとっては「一年の計は秋の個展の初日にあり」という感も…。すべてはこの日のために、そしてこの日からまた新たなる構想と創造がスタートします。というか、現実は個展に向けて地味にポツポツと作陶を続け、会期においてはお越しの皆さまに作品を展観していただき、そして笑顔で語り合うことを楽しみにしながら個展初日を迎えることとなります。

早いもので、この地に移り住んできて約4年半。そして今回で4回目の個展です。昨日10月5日(土)の初日はお天気がやや心配でしたが、開期時間の午前11時頃にはチラっと薄陽も差し、まずは静々と7日間のスタートとなりました。


昨年に引き続いて初日はご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」さんと「ブンブン紅茶店」さんにご協力いただき、お越しの皆さんにささやかながらの「お・も・て・な・し」。
 
「こまめ」さんからは名物の黒かんや白玉をはじめとする甘味をミニクリアカップに収めて、そして「ブンブン」さんからはさわやかなチーズの風味たっぷりのアメリカンカップケーキをケータリングしていただきました。

そしてわが家のキッチンでは早朝からテンペのフライとキビごはんが準備され、オープニングの時間を迎えます。「こまめ」さんの甘味と「ブンブン」さんケーキの上の色とりどりのトッピングが、不思議なことに今回のワタシの作品の意匠と「うりふたつ」!?。なんとも嬉しい偶然です。
 

事前の打ち合わせにて「ブンブン」さんのマスター・小木曽さんが「個展のテーマが『〇と□が織りなす…』だから、丸いカタチと四角にあしらった食べ物が出せたら面白いね」とのアイデアをいただき、「こまめ」さんには特例で丸や四角の寒天を作ってもらったり…。あらためて、ご近所のお店仲間に感謝感謝の連続です。

一日目の展観を通じて、「今回はいつもよりもポップな感じの作品が目をひきますね…」との声を幾度かお聞きしました。お越しのお客さまは上の写真の水玉の作品とともに、このカップ&ソーサーに手を伸ばしていることが多いように思いました。

制作前に思い描いていた「ポップな意匠ながらも色合いはあくまでもシブさを残しつつ」との意向をほぼ実現できた作品でもあります。

そして今回、新たに少々生意気にも「大人の食卓」にもアプローチしてみました。

こちらもしっかりと「〇と□が織りなす」カタチにしてみたつもりですが、はたしてどうなんでしょうか…。

同時開催のプチ写真展 1989ブダペスト「たおやかな赤の残像」はこのようなカタチで。

東欧の国ハンガリーはブダペストのシックな街並みと旧いスタイリングのクルマは、それだけで懐かしい感じが伝わってきます。撮影者のワンさんは会期中は常駐していますので、もし興味がありましたら詳しい話はいつでも聞いてみてくださいませ。

初日、お越しいただいたそれぞれ見ず知らずのお客さまが、ウチの同居人さんの「皆さん、一緒に撮りましょう!」との提案のもと、揃って記念写真をパチリ。


写真中央・緑色のウインドブレーカーに身を包んだちょびっと太めのとっても気さくなご同輩が抜群の存在感を見せています。。この男性の正体はといえば、ワタシが毎朝 作陶の際にいつも「お耳の友」としているAMラジオ・文化放送は「くにまるジャパン」のメインパーソナリティ・野村邦丸さんであります。

時々、ワタシが番組にリスナーメール等を送ったり、また、ご当人に携帯メールを送ったりしていることもあり、昨日の個展初日に邦丸さんはご長女とお孫さん二人を連れてサプライズ訪問してくれた次第です。ワタシ自身、邦丸さんに対しては自分勝手に「心の友」なんて思ったりもしています。

邦丸さんと会うのは今回で3回目。他のお客さまとの会話の合間合間、邦丸さんとはラジオや陶芸にまつわるお互いのお仕事から始まって、落語に音楽、防衛、外交、原発の話でしばし「二人の世界」の様相も。さらにはともに配偶者の名前が「ミツコ」さんということにつき、家庭内の力関係を披歴し合ったのですがどうにもこうにもワタシも邦丸さんもともに「やや旗色悪し」ということを再確認してチカラ無く意気投合ということにも相成ったような、成らなかったような。

ともあれ、昨日の小雨混じりの初日、そして本日も多くの方々がお越しいただき、ただただ感謝するばかりです。10月11日最終日まであと5日。もしお時間がありましたらウイークデイの鎌倉散策がてら、お気軽に来てくださいませ。みなさまのお越しを心よりお待ちしています。









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〇と□が織りなす「大人の食卓」のカタチ 間もなく展観いたします。

2013-10-03 21:09:15 | 陶芸
時のうつろいとはまさに正直なもので、あの鬼のような暑い日々は今は昔…。作陶の折にも額に汗することはめっきり少なくなり、また、夕刻ともなれば夜のトバリが降りてくる時間も急速に早まってきました。

ふと気がつけば、神無月。世の中の神様はみ~んな出雲の地に赴いてしまうのですね。ひるがえってこの日常に暮らすワタシ達を小田和正さん流になぞれば、「さりげなく…」「ありふれた…」、そして「かけがえのない」大事な時間が営々と続く、のかな…。

本格的に深まりつつある秋の気配を感じつつ、ワタシの生業たる陶芸、ならびに個展の準備もおおむね「着々と進展」、そしてある部分においては「遅々として進まず…」といった状況です。

たとえばつい先ごろ、いろいろと新しい趣向を凝らした作品が、ほぼ思いのとおり焼き上がり

ホッと胸を撫でおろしたり…。

そして、つい先日の夕刻にようやく下絵つけを終えた作品の仕上がり具合にあらためて目を凝らし

焼き上がったあかつきの出来栄えに思いをはせ…。

いわゆる、「侘び寂び」のテイスト溢れるうわぐすりをまとった素焼きの作品の窯入れ前、

「どうか、ほどほどに枯れ、それなりに華やぎの香りの仕上がりを」と祈りつつ…。

最後の最後まで、そこそこに建設的な「悪あがき」が続きます。


この先、開期まであとわずか2日ほどになったところですが、個展へ向けての「MUST」な事柄は満載の状況でもあります。はたして、個展が首尾よく開催に間に合うかどうか、我ながら「興味津々」…。

さてさて、このたび鎌倉ケーブルテレビさんから取材を受けたことは、当ブログにてお伝えいたしておりました。いやはや、「人の世」とはまことに素晴らしいもので、市内や東京、横浜方面にお住まいの方々からは「画面をとおして工房の雰囲気がとても良く伝わってきました」との、お誉めのお言葉を数多くいただきました。

それとともに、関東地域以外に住む友人知人達からも「おう、個展の情報が鎌倉のケーブルテレビで放映されているらしいね。でも、どうやったら観れるの?」との問い合わせを多々いただきました。

それらのやり取りのなかで「よくわからないけど、マキロウのブログからリンクして観ることは出来ないの?」という建設的な提案も。そして「それは名案…」ということで、超アナログなスキルを馳駆ししながら、どうにかこうにかこちらから、鎌倉ケーブルテレビさんでのオンエアの模様をアップさせていただきました。

それにつけても、映像に移ったワタシの姿には我ながらビックリ!? とってもスリム、というか、とっても痩せて見えます。ウチの同居人さんは「これじゃあ、ワタシがアナタに食事をなんにも作ってあげていないように思われちゃうかも…」と、二ガ笑いの態でもありました。

いえいえ、ワタシ自身、しっかり食べて、しっかり飲んでいるのですが、カラダがちっとも成長しません…。

ともあれ明後日から、この地にて四度目の個展の幕開けです。



お時間がありましたら、秋の鎌倉散策かたがたお立ち寄りいただければ幸いです。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。
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